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高速のSA・PAで「車中泊」してもいいの?「法令違反」の可能性も?! 「これは仮眠ですから!」主張は許されるのか

くるまのニュース / 2024年6月15日 7時40分

近年、需要が高まっている車中泊ですが、どのような場所で行うのが適切でしょうか。

■高速道路で「ひと眠り」したくなったら?

 新たな旅行スタイルとして「車中泊」の人気が高まるなか、様々な車中泊用アイテムも登場しており、自動車メーカーもその需要に応える車を開発しています。
 
 では、車中泊はどのような場所で行うのが適切でしょうか。
 
 特に気になるのが、サービスエリアやパーキングエリアでの車中泊です。

 NEXCO中日本の担当者は次のように述べています。

「NEXCO中日本では、サービスエリアやパーキングエリアを多くのお客様に安全で快適にご利用いただくため、休憩やお食事、お買い物などの目的以外で長時間駐車することはご遠慮いただいております。

 弊社では仮眠と車中泊の違いを明確に定義していませんが、『宿泊を目的とした駐車』は『ご遠慮』いただいております。」

 つまり、高速道路のサービスエリアやパーキングエリアは休憩や仮眠のための場所であり、明確な法律違反の行為ではないとはいえ、車中泊をするのは避けるべきです。

 仮眠と車中泊の境界線は、管理者からも明言されていないものの、あくまでモラルに従って行動することが求められます。

 そういったモラルやマナーを無視して、駐車場の持ち主(NEXCOなど)がドライバーに対し「長時間駐車はやめてください。そろそろ出発してください」と要請しても「うるせえ!」と拒否した場合は、持ち主の通報によって、いよいよ刑法第130条の「不退去罪」に問われる場合もあります。

 あくまで管理者の円滑な運営の迷惑にならないよう、配慮して行動しましょう。

 さて一方で、高速道路上では駐車場での仮眠だけでなく、きちんと「車中泊をするために作られた施設」というのもあります。

 先ほどのNEXCO中日本の担当者によると、どうしても高速道路を利用中に一夜をゆっくり過ごしたい場合、「新名神高速道路 鈴鹿パーキングエリア(上り)では、駐車場に直結する全国初の車中泊スポット『RVステーション鈴鹿PA』を営業中ですので、ぜひご利用ください」とのことです。

 このように、一部では車中泊が可能な場所も提供されています。

 そのほかにも、全国各地には高速道路を降りずに宿泊できる「ハイウェイホテル」が存在します。これらはサービスエリアやパーキングエリア内にある宿泊施設です。

 例えば、名神高速道路のEXPASA多賀サービスエリア内にある「レストイン多賀」では6時間2500円で利用可能です。

 また、東名高速道路の上郷SAにある「ファーストラウンジ上郷」では、1泊3000円から宿泊できます。

 このような施設は徐々に増えており、移動の途中で宿泊を希望する場合は利用する価値があるかもしれません。

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