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本格「雨シーズン」到来 愛車の「雨への備え」大丈夫? 事故予防には「視界確保」が重要! 突然の大雨にどう備える?

くるまのニュース / 2024年6月20日 9時10分

今年の梅雨は例年より遅い傾向にあります。しかし、例年梅雨時期になると記録的な豪雨が見舞われることがあるほか、梅雨が開けると台風や線状降水帯、ゲリラ豪雨もしばしば発生します。こうした本格的な雨の季節の前に、クルマではどのような準備が必要なのでしょうか。

■本格的な「雨シーズン」 到来前に準備しておくことは?

 2024年の梅雨は平年より遅く、中国地方から東北地方にかけては6月18日現在、まだ梅雨入りの発表はされていません。
 
 一方で例年、梅雨になると記録的な大雨に見舞われることがあり、また梅雨が開けて本格的な夏が始まった後も、台風や線状降水帯の影響で、局地的な豪雨となることもあります。
 
 そうしたなか、雨に備えてクルマではどのような準備をしておけばよいのでしょうか。

 雨の日は、晴れている日と比較しても事故件数が増えることがわかっています。首都高速道路によると、雨の日の事故件数はそれ以外の日よりも4倍に増えるとしています。

 雨のなかで起こる事故原因のひとつが「視界不良」です。

 そのため、運転中に雨が降り始めたらワイパーを適切に動かして、視界を確保することが大切です。

 特に、ゲリラ豪雨のように局地的に激しい雨が降り始めると、運転を危険に感じるほど視界が悪くなることがあります。

 ゲリラ豪雨の場合、数十分から1時間程度で雨雲が過ぎる可能性が高いため、運転に危険や恐怖を感じた時には、無理せず安全な場所に停車して雨が弱くなるまで待つ判断も大切です。

 ほかにも、雨の日の視界不良対策として、梅雨前に備えておきたいクルマのメンテナンスのひとつが「ワイパーブレード」の交換です。

 ワイパーブレードとは、ワイパーのゴムを支えてフロントガラスに密着させる部品のことで、ワイパーゴムのみの交換も可能ですが、ワイパーブレードが劣化するとフロントガラスへの密着力が弱くなるため、状況によってはワイパーブレードごと交換するほうがいいかもしれません。

 カー用品店スタッフは以下のように話します。

「本格的な梅雨入りの前に、まずはワイパーの性能が落ちていないか確認しておくことをおすすめします。

 もしワイパーを使ってもフロントガラスに雨が残るなど、水がはけにくく見づらいなと感じるならワイパーの交換時期ですので早めにご相談ください」

 ワイパーゴムは、半年〜1年に1回程度、ワイパーブレードは1〜2年に1回程度の交換が推奨されていますが、ワイパーのゴムの劣化により拭き取りが不十分になるほか、割れたり裂けたりするとフロントガラスに雨の筋が残るなど視界に影響が出るため、性能の低下を感じたら早めに交換しましょう。

 また、ワイパーブレードはカー用品点やインターネット通販で1000円程度から高いものでも5000円ほどで購入でき、交換には特別な工具が必要ないため、自分で交換することが可能です。

 ただし、クルマによってサイズや形状などが異なるため、取扱説明書などで自分のクルマに適合するサイズの確認が必要です。

 さらに、カー用品店では店舗で購入すれば、交換の作業工賃は無料または数百円程度で対応してもらえるため、確認してみるといいでしょう。

 ほかにも、フロントガラスに撥水コーティングをすることで、走行中の風圧でフロントガラスの水滴が吹き飛ばされ、雨の日の視界の確保が容易になります。

「フロントガラスの撥水コーティングを含むカーコーティングは雨の日の視界確保にも効果が高いので、雨の多くなる前のこの時期に施工しておくといいでしょう。

 コーティング専門店以外にも、カー用品店でも実施している店舗が多く、梅雨入り前のコーティング作業を希望されるお客様からのご予約が既に複数件入っています。

 もちろんご自身でコーティング剤を購入して施工されても一定の効果がありますが、業者に依頼することで効果の高い薬剤を一定の品質で施工できる点は大きなメリットです」(先出のカー用品店スタッフ)

 大手カーコーティング専門店では、トヨタ「プリウス」などMサイズのクルマの場合、フロントガラスのみの超撥水ウインドウコーティングの施工にかかる費用は3000円程度、ガラス全面では8000円程度で、一度コーティングを行えば3〜6ヶ月程度の撥水効果があるようです。

 また、市販の撥水コーティング剤を使えば自身でも安価に施工可能で、コーティング剤には塗って乾かして拭き取るタイプや、スプレーするだけのタイプなど色々なタイプがあり、数百〜数千円と幅広い価格で販売されています。

 自分に合ったタイプのコーティング剤を見つけて、洗車のついでに施工してみるのもいいかもしれません。

※ ※ ※

 雨の日の運転にはいつも以上の注意が必要です。こうした事前の準備に加え、ライトの点灯やスピードを抑えた慎重な運転、車間距離の確保が事故の予防に繋がります。

 大雨になって慌てないためにも、梅雨入り前にチェックしておくといいでしょう。

 また、豪雨で避難指示が出されている場合、クルマでの避難は立ち往生などの危険性があるため原則的にNGです。クルマを置いて近くの高い場所に避難することも検討しましょう。

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