「まさかお前が…!?」 セダンやクーペから「“SUV”に変身していた」意外な国産車3選
くるまのニュース / 2024年6月24日 12時50分
自動車のトレンドとともに、セダンやクーペがSUVへと形を変えて販売するケースが増加しています。今回はSUVに生まれ変わった国産車を3台紹介します。
■突如SUVへと生まれ変わったクルマとは?
近年、自動車のトレンドは大きく変わり、従来ではセダンやクーペとして発売されていたクルマが、突如SUVへと姿形を変えて発売されるパターンが増えています。
セダンやクーペの頃の魅力を受け継ぎながら、SUVの利便性と多用途性を融合させたこれらのモデルは、多くのユーザーに新たな選択肢を提供しています。
今回は、セダンやクーペからSUV化された意外な国産車を3台紹介します。
●三菱「エクリプス クロス」
過去に三菱では「エクリプス」の車名で2ドアクーペをリリースしており、初代は1989年にアメリカでデビュー。
日本では3代目の2006年まで、アメリカでは4代目の2012年まで販売され、22年の歴史に幕を閉じました。
そして2018年3月に「エクリプス クロス」の名を冠し、コンパクトSUVとしてデビュー。
また2020年10月にはマイナーチェンジが施され、当時、新たな三菱デザインの第1弾としてエクステリアデザインが刷新されたほか、前後オーバーハングを140mm延長し、よりクーペSUVらしい伸びやかなフォルムへと進化しています。
インテリアは、8インチディスプレイをセンターに備えたほか、シートバリエーションにライトグレーの本革シートや、スエード調素材と合成皮革のコンビネーションシートなどを設定し、幅広いユーザーの嗜好に応える仕様となっています。
全長4545mm×全幅1805mm×全高1685mmのボディを誇り、パワートレインには1.5リッター直列4気筒エンジンのガソリンモデルと、2.4リッター直列4気筒ガソリンにモーターを組み合わせたPHEVモデルを設定。
これらに8速ATが組み合わされ、駆動方式はガソリンモデルはFFと4WD、PHEVモデルは4WDのみが選択できます。
価格(消費税込、以下同)は、277万3100円から465万800円です。
●トヨタ「カローラ クロス」
カローラは、1966年に2ドアセダンの初代が誕生して以来、ユーザーや時代が求めるニーズ以上の価値を提供する「プラスα」の思想をもとに、常に進化を続けています。
これまでセダンやクーペ、バン、ワゴン、ハッチバックなど多彩なモデルのカローラが誕生しましたが、2021年9月にシリーズ初のSUV「カローラ クロス」がデビューしました。
エクステリアは「アーバン・アクティブ」をコンセプトとして、SUVらしいダイナミックで洗練されたデザインを採用。
インテリアでは、見晴らしの良い視界の高さを確保したほか、頭上空間にもゆとりを設けることで、街乗りからロングドライブまで快適に過ごせる室内空間を実現しています。
またラゲッジ容量は、5人乗車時でもクラストップレベルの487リットルとなり、さらに後席を倒すとより広いスペースを確保でき、ロードバイクの搭載が可能です。
パワートレインは、2.0リッター直列4気筒エンジンのガソリンモデルと、1.8リッター直列4気筒エンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドモデルを設定。
ハイブリッドモデルではクラストップレベルのWLTCモード燃費26.2km/Lを達成しています。
また駆動方式について、ガソリンモデルはFF、ハイブリッドモデルはFFと4WDから選択可能です。
価格は218万4000円から345万9000円です。
●日産「スカイライン クロスオーバー」
スカイラインは1957年の初代モデル誕生以来、60年以上にわたり続く日産の老舗ブランドであり、日本を代表するクルマの1つです。
その歴史のなかで、2009年に初めてクロスオーバーSUV「スカイライン クロスオーバー」がデビューしました。
スカイラインクロスオーバーは、当時販売されていたセダンタイプの12代目スカイラインと共通のフロントマスクに加え、後方に向かって低くなるクーペスタイルのルーフラインを特徴とし、全長4635mm×全幅1805mm×全高1575-1600mmのボディサイズを有しています。
パワートレインには、最高出力330ps・最大トルク361Nmを発揮する3.7リッターV型6気筒エンジンを搭載し、7速ATと組み合わせられ、駆動方式はFRもしくは4WDを選択可能でした。
セダン、クーペ、SUVの3つのボディタイプの魅力を高度に融合させたスカイラインクロスオーバーは、FRベースという個性的なキャラクターを持っていましたが、当時はまだSUVブームが始まる前であり、販売面では苦戦。
また同年代に同じ日産内で競合するSUV「ムラーノ」が存在したうえ、エンジンが高排気量の3.7リッターのみという設定が仇となり、2016年に生産終了。
1世代限りで姿を消しました。
外部リンク
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