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“鏡”タイプの「ルームミラー」は時代遅れ!? カメラで後方を映す「デジタルミラー」なぜ人気なのか? 理由と装着時の「注意点」とは

くるまのニュース / 2024年6月25日 20時10分

リアカメラの映像をミラー型モニターに映し出す「デジタルインナーミラー」は、後席に座った人や荷物に影響されずに後方を視認できる優れモノとして人気です。自分で取り付けるのは難しいのでしょうか。現役整備士に聞いてみました。

■ルームミラーがデジタル化! なぜ人気?

 リアカメラの映像を車内のバックミラー型モニターに映し出す「デジタルインナーミラー」の普及が進んでいるようです。
 
 鏡を使用したルームミラーとは異なり、後部座席に人が座っていても、荷物を満載していても、車外に装着されたカメラからの映像をミラー部分に映して後方確認できるのが最大のメリット。

 通常のミラーでは見えにくい車両後方の視界を確保できるのは、安全面からも嬉しい装備だといえます。

 さまざまなタイプのデジタルインナーミラーが存在していますが、最近は「ドライブレコーダー一体型」が人気になっているとのこと。

 どうせドライブレコーダーも装着するならと、走行中に映し出された後方映像を同時に録画できるデジタルインナーミラーを選ぶ人が増えているそうです。

 デジタルインナーミラーの取り付けも手掛ける現役整備士のH氏は次のようにいいます。

「最近ミニバンはもちろん、ピックアップトラックの『ハイラックス』などのお客様からのデジタルインナーミラー装着依頼が増えています。

 スポーツカーやSUVなどと比べて、ミニバンは多人数乗車や荷物を積載しての移動が多いからでしょう。

 ピックアップトラックも後方が荷台なので通常のルームミラーでは見えない部分があり、カメラで確認した方が安全性がさらに高まることから、装着する人が増えています」

 デジタルインナーミラーの価格は、自動車メーカーの純正品は7万円前後と少々値が張るのですが、一方で、通販サイトで検索すると2万円前後のお手頃な商品も存在します。

 これくらいの価格帯なら装着してみたいという人もいるでしょう。DIYでも取り付けられそうですが、その場合どのような点に注意したら良いのでしょうか。

 デジタルインナーミラーの取り付けは、リアカメラをドライブレコーダーと併用するのか、それとも別々のリアカメラを装着するのかで難易度がかなり変わってくそうです。

「デジタルインナーミラー自体はDVDなどの外部用入力端子を備えていますが、原則として映像入力端子のみなので、ある程度の知識があれば取り付け自体はそれほど難しくありません。

 ただし、社外品の多くが12Vソケットからの給電を前提にしており、車内空間に配線がむき出しになってしまうことがあります。

 これをうまく処理するには内張りの一部を外してから通すといった作業も必要になります」(現役整備士H氏)

 取り付け自体はできても、デジタルインナーミラーから配線が垂れ下がってきては見栄えも悪いですし、運転中の視界が妨げられて危険ですらあります。

 自分で配線処理なども上手できるのであればDIYで取り付けるのもアリですが、自信がなければプロに依頼して上手に配線処理をしてもらったほうが良いでしょう。

「デジタルインナーミラー本体の電源だけでなく、リアカメラとの接続やバックギアと連動させるなどの調整も専門知識が必要になります。

 自分で取り付けるが難しければ、プロにお任せしたほうが良いと思います」(現役整備士H氏)

※ ※ ※

 ちなみに、デジタルインナーミラーの取り付け工賃は1万5000円から2万円程。

本体価格が2万円前後の機種を選べば、総額4万円くらいでデジタルインナーミラーが使えます。

 安くはありませんが、ドライブレコーダー機能も付いていると思えば、決して高い買い物でもないでしょう。

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