日産「“次期型”エルグランド」いつ登場? 「今後3年間」で全面刷新か!? デビュー14年で「元祖キングオブミニバン」デビューの可能性はあるのか
くるまのニュース / 2024年6月26日 14時50分
日産「エルグランド」がまもなく15年を迎えようとしています。次期モデルはどうなるのでしょうか。
■「エルグランド」“次期型”はいつ登場するのか
大人数が快適に移動できるミニバンのなかでも、押し出しの強いエクステリアや豪華な設えの「フラッグシップミニバン」は特に人気です。
しかし、そんなフラッグシップミニバンの“火付け役”とも言える、日産「エルグランド」は登場から14年以上を迎えてもなお、モデルチェンジのアナウンスはありません。次期型は登場するのでしょうか。
エルグランドは1997年に登場。メッキパーツなどを用いた存在感のあるエクステリアや豪華で広々としたインテリア、ハイパワーなユニットを採用した余裕の走りなどが高級ミニバンという新たなジャンルを開拓しました。
エルグランドの現行モデルは3代目で、2010年8月に発売。
「キング・オブ・ミニバン」をうたい、堂々としたデザインや豪華なインテリアはそのままに、低重心プラットフォームや85mm下げた全高、スポーティなサスペンションを採用するなど、スポーティなモデルへと路線変更を図っています。
モデルライフでは、幾度もの改良が実施されており、2014年には新デザイン採用などのビッグマイナーチェンジを実施。さらに2020年にもデザイン変更や先進運転支援システムの強化などが行われています。
そうした長いモデルライフを送る中、高級ミニバン市場も変化します。
競合車種となるトヨタ「アルファード」と「ヴェルファイア」の台頭に加え、従来のミニバンらしい「大家族の移動」という目的に留まらず、新たにVIPや重役などを乗せるショーファーモデルとしての役割も担うようになっています。
そのため、さらに存在感のあるスタイリングや最新の快適装備や先進装備などを多く取り込み、ミニバンとしてフラッグシップから、各ブランドのフラッグシップという重要なポジションを獲得していきました。
2023年6月には、トヨタ「アルファード/ヴェルファイア」が全面刷新し、正統な進化を遂げたことに加え、レクサスが海外専用車として展開していたフラッグシップMPV「LM」を2023年12月下旬に日本に導入されています。
一方のエルグランドは、法規対応に伴う小改良が2024年3月に実施された程度で、デザインだけでなく、機能面でも設計の古さが目立つようになってきました。日産独自の先進運転支援「プロパイロット」も搭載されておらず、また電動車の設定もありません。
多くのユーザーからも早急な刷新が求められているエルグランドですが、15年目を迎えようとする2024年6月現在も、日産からのアナウンスは全くありません。
ところが、次期エルグランドの“手がかり”になりそうなモデルはいくつか登場しています。
2023年10月の「ジャパンモビリティショー2023」では、大型ミニバンのコンセプトモデル「ニッサン ハイパーツアラー」が登場。
ハイパワーツアラーについて日産は、「日本ならではのおもてなしの精神や上質さ、そして自動運転をはじめとする数々の先進技術を融合したプレミアムEVミニバン」と説明しています。
パワートレインには、全固体電池と電動4輪制御「e-4ORCE」を組み合わせ、さらには完全自動運転も可能としたほか、内外装デザインは存在感のある、日本的な美意識と先進感を織り交ぜた仕上がりです。
このハイパワーツアラーが「次期エルグランドである」と明言はされなかったものの、プレミアムミニバンであることや、現行型エルグランドとも共通性を感じさせるデザインから、次期エルグランドを示すモデルなのではないかと大きな話題になりました。
さらに、2024年3月に発表された日産の中期経営計画「The Arc」では、2026年度までに計30車種の新型車投入計画と、日本での乗用車ラインナップの80%刷新、5車種の新型車投入を予告。
このときに、投入予定の新型車とみられるモデルが走行するイメージ動画も公開されました。
動画で登場するモデルは車名が不明であるものの、シルエットとテールランプ形状を強調して示しているように見受けられ、「伏線」として何らかの予告を含んでいるものと見られます。
そのひとつに、ニッサン ハイパーツアラーにも類似する、大型ボディを持つミニバンが存在します。
このThe Arcでも、次期エルグランドに関する明確な予定は示さなかったものの、新型車の投入が確約されていることで、今後3年間での登場に少しばかりの期待が持てそうです。
とはいえ、現在はアルファード/ヴェルファイアがシェアを独占しているといっても過言ではなく、この市場に飛び込んでいくにはハードルは高いことが予想されますが、10数年を経た大刷新モデルへますます期待が高まります。
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