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突然!? 「ゴールド免許」剥奪? 事故違反ナシでも「ブルー免許」強制格下げの理由は? 何が問題? 金色免許を継続する方法とは

くるまのニュース / 2024年7月1日 9時10分

無事故・無違反の象徴ともいえるゴールド免許ですが、実は事故や交通違反を全くしていないドライバーでもブルー免許になってしまうことがあります。

■免許証の色はどうやって決まる? ゴールド免許からブルー免許になる条件とは

 ゴールド免許を取得するには無事故・無違反が基本ですが、この条件を満たしていてもゴールド免許にならない場合があります。

 では、一体どのようなケースなのでしょうか。

 運転免許証は、その帯の色からゴールド免許、ブルー免許、グリーン免許などと呼ばれます。

 実はこの帯の色は基本的に免許更新年の誕生日の41日前を起算日とした過去5年間に、交通違反や怪我のある事故(人身事故)を起こしたかどうかによって決まり、次の5つの免許区分に分けられます。

ーーー
 1.優良運転者(ゴールド免許)
 継続して免許を受けている期間が5年以上で、なおかつ交通違反や人身事故を起こしていない人が対象、有効期間は5年

 2.一般運転者(ブルー免許)
 継続して免許を受けている期間が5年以上で、なおかつ違反点数3点以下の軽微な違反が1回のみの人が対象、有効期間は通常の場合5年

 3.違反運転者(ブルー免許)
 上記の5年間に複数回の違反をしているか、または人身事故を起こした人が対象、有効期間は3年

 4.初回更新者(ブルー免許)
 継続して免許を受けている期間が5年未満、なおかつ無違反または軽微な違反が1回のみで人身事故を起こしていない人が対象、有効期間は3年

 5.新規取得者(グリーン免許)
 初めて運転免許を受ける人が対象、有効期間は3年
ーーー

 これらの中でも特にゴールド免許は、免許更新時の講習時間が他の免許区分と比べて短く手数料も安くなるほか、自動車の保険料が割引されるといった様々なメリットがあります。

 そのため、ゴールド免許を目指している人も少なくありません。

 このようにゴールド免許を取得するには無事故・無違反を継続することが基本ですが、この条件を満たしていてもゴールド免許が取得できず、ブルー免許に格下げされてしまう場合があります。

 では、一体どのようなケースなのでしょうか。

 それは、やむを得ない理由がないのに免許更新をせず、免許証の有効期間が切れてしまう「うっかり失効」をしたときです。

 仮に無事故・無違反を継続していても、うっかり失効後はゴールド免許が引き継がれない仕組みとなっており、その後すぐに手続きをおこなったとしてもブルー免許へと変わります。

 やむを得ない理由とは海外旅行や入院、被災したなどの事情をいい、「仕事が忙しかった」「免許更新のハガキを見ていなかった」などはやむを得ない理由に当たりません。

■これが「ブルー免許」になる条件! どんな内容?

 また、たとえ「うっかり」による失効であっても、免許証の再取得の手続きが完了するまでは無免許状態となるため、失効後に運転をしないよう注意する必要があります。

 なお、うっかり失効後の手続きは「免許の失効後6か月以内」と「免許の失効後6か月を超え1年以内」の2パターンに分けられます。

 失効後6か月以内に手続きをおこなう場合は学科試験と技能試験が免除され、適性試験(視力検査など)をパスすれば免許を再取得できます。

 次に失効後6か月を超え1年以内の手続きの場合、本免許の取得はできませんが、適性試験に合格すればもともと持っていた免許に応じた仮免許の取得が可能です。

 ただし、仮免許取得後は本免許試験(学科・技能・適性)を受けなければ免許の再取得はできません。

 そして、うっかり失効後1年を超えた場合には試験の免除といった優遇は一切なく、イチから免許を取り直さなければならないため、失効期間には十分気をつけましょう。

忘れちゃいけないコトは? 免許の更新!忘れちゃいけないコトは? 免許の更新!

 このうっかり失効に関してはSNS上で「住所変更を忘れていた結果、更新ハガキが来なくて失効してしまった」という声が複数寄せられたほか、「平成36年が今年だと思っていなくて、うっかり失効させるところだった!」など和暦表記によって更新年を勘違いする人もみられました。

 ちなみに現在はそのような誤りを防止するため、運転免許証には「2024年(令和6年)○月○日まで有効」というように西暦と和暦が併記されています。

※ ※ ※

 転居した際に免許証の住所変更手続きをせず、また郵便物の転送サービスを利用していない場合には免許の更新ハガキが自宅に届きません。

 うっかり失効を防止するため、それらの手続きを確実におこなうほか、定期的に免許証の有効期間を確認しておくことが大切です。

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