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対向車が「謎のパッシング」! 一体どんな意味があるの!? 運転の状況や“シチュエーション”から考えられる「さまざまな意味」とは

くるまのニュース / 2024年6月30日 14時10分

時々、運転中に対向車から「パッシング」を受けることがありますが、その意味が分からない場面も。対向車からのパッシングには、一体どのような意味があるのでしょうか。

■対向車からの「パッシング」の意味とは!

 クルマを運転中に、対向車から、ヘッドライトのハイビームを素早く点滅させる合図「パッシング」を受けたという経験のある人は少なくないでしょう。
 
 しかし困ったことに、なぜパッシングされたのか分からないということも。
 
 実は対向車からのパッシングには、シチュエーションに応じた「さまざまな意味」があるのです。

 パッシングをよく見かける一例が、「自分が右折待ちをしているときに対向車がパッシングしてくる」というケース。

 これは基本的に「お先にどうぞ」や「行ってもいいよ」という合図とされています。

 反対に、こちらが右折待ちのクルマに道を譲った際には、「ありがとう」の意味で右折待ちのクルマからパッシングされることもあります。

 また同様の使い方として、路地や駐車場から混んだ道路へと合流する際に譲り合うシーンでもパッシングが見られます。

 このような場面で対向車などからパッシングされたら、身振りや会釈などで相手に感謝の意を伝えてから曲がりますが、注意も必要。

「譲ってくれた相手を待たせないように」と考えて慌てて曲がってしまうのは厳禁です。

 このようなシーンでは、譲ってくれたクルマの脇からバイクや自転車、歩行者が飛び出してきて衝突する、いわゆる「サンキュー事故」を起こす可能性があります。

 通常の運転どおり安全を第一に、周囲を確認しながら慎重に曲がるようにしましょう。

 また、「注意」をうながす意味で対向車がパッシングをするケースがあります。

 代表的なのが、「スピード違反の取り締まり(いわゆる“ネズミ捕り”)」をしていることを伝えるパッシングでしょう。

 これは取り締まりを見かけた対向車が、周りのクルマにスピード違反で捕まらないようにと暗に伝えてくれる行為です

 このパッシングによる合図は、ひと昔前からクルマの運転を職業とするドライバーの間で広まり、次第に一般車でも行うようになったといわれています。

 現在では、以前よりは「スピード取り締まり警告パッシング」をする人は少なくなりましたが、郊外では今でも見掛ける機会がありますので、知っておいて損はないでしょう。

■まだまだある!「パッシング」の伝える意味とは

 そのほか、「ライトがハイビームになっているよ」という意味で、対向車がパッシングしてくることもあります。

「ハイビームの戻し忘れ」を教えてくれることも「ハイビームの戻し忘れ」を教えてくれることも

 最近では自動でロービームとハイビームを切り替える機能を搭載したクルマが増えつつあるものの、手動切り替え式のクルマもまだまだ多く、何かの拍子にレバーに手が当たったり戻し忘れたことでハイビームのまま走行してしまう場面も。

 これは対向車からすると非常にまぶしいため、注意する目的でパッシングをするのです。

 ハイビームの戻し忘れは自分だと意外と気付かないものですので、もし夜間に対向車からすれ違いざまにパッシングされたら、ハイビームになっていないか確認してみましょう。

 またこれと同様の使い方では、「昼間なのにヘッドライトが点けっぱなしだよ」と教える意味で使用されるパッシングもあり、主にトンネルの多い山間部などで見られましたが、近年では昼間もライトが自動で点灯するクルマも登場しているため、次第に消えていく合図なのかもしれません。

※ ※ ※

 このように、対向車からパッシングには合図や注意を促すさまざまな意味があります。

 自分からする機会がないとしても、こうしたパッシングの意味を覚えておくことで、いざという時に困らずに済むかもしれません。

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