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2024年上半期「“日本一”売れたクルマ」はナニ? 「軽・SUV」人気変わらず!? 「納期長すぎ問題」は解決も「不正」で順位も変動… 販売台数発表

くるまのニュース / 2024年7月4日 19時40分

2024年上半期の車名別販売台数ランキングが発表されました。登録車と軽自動車で販売トップ10にランクインしたのはどのクルマなのでしょうか。

■2024年上半期終了 どのクルマが売れた?

 日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)は2024年7月4日、2024年上半期(1月~6月)の車名別販売台数ランキングを発表しました。

 自販連は登録車(5ナンバー/3ナンバー)ランキング、全軽自協は軽乗用車のランキングをそれぞれ発表しています。

 発表されたランキングは通称名別です。例えば登録車のトヨタ「ヤリス」には、コンパクトカー「ヤリス」、コンパクトSUV「ヤリスクロス」、コンパクトスポーツ「GRヤリス」が含まれます。

 軽自動車のスズキ「ワゴンR」には、「ワゴンR」「ワゴンR カスタム」「ワゴンR スティングレー」「ワゴンR スマイル」が含まれるなど、同名シリーズ全体が合算されています。

●2024年上半期 登録車ベスト10

 ・1位:トヨタ「カローラ」(8万5201台)
 ・2位:トヨタ「ヤリス」(8万1715台)
 ・3位:トヨタ「シエンタ」(5万5649台)
 ・4位:日産「ノート」(5万2857台)
 ・5位:ホンダ「ヴェゼル」(4万4164台)
 ・6位:日産「セレナ」(4万169台)
 ・7位:ホンダ「フリード」(3万8429台)
 ・8位:トヨタ「アルファード」(3万7385台)
 ・9位:トヨタ「プリウス」(3万6790台)
 ・10位:トヨタ「ハリアー」(3万5294台)

●2024年上半期 軽乗用車ベスト10

 ・1位:ホンダ「N-BOX」(10万680台)
 ・2位:スズキ「スペーシア」(8万4368台)
 ・3位:スズキ「ハスラー」(4万8979台)
 ・4位:スズキ「ワゴンR」(4万2415台)
 ・5位:スズキ「アルト」(3万6756台)
 ・6位:日産「ルークス」(3万5620台)
 ・7位:三菱「デリカミニ/eK」(3万1289台)
 ・8位:ダイハツ「タント」(2万7767台)
 ・9位:日産「デイズ」(2万7722台)
 ・10位:スズキ「ジムニー」(2万416台)

 2024年上半期の新車(登録車)販売台数ランキングは、トヨタ「カローラ」(販売台数8万5201台)が1位を獲得。続いて2位がトヨタ「ヤリス」、3位がトヨタ「シエンタ」と上位をトヨタが占めています。

 4位は日産「ノート」です。ノートは2023年12月にマイナーチェンジを実施し、上級モデル「ノートオーラ」も6月13日に発売されました。マイナーチェンジ効果もあり、好調な売れ行きを継続しています。

 5位はホンダ「ヴェゼル」が獲得しました。2代目の現行型は、登場当初から人気を博していますが、一部グレードで長期の納車待ちが生じていました。

 2024年4月には、ヴェゼルがマイナーチェンジを実施。デザイン変更やラインナップ整理を図るとともに、納期の大幅な短縮を実現。以後、順調に推移しています。

 また、7位のホンダ「フリード」は2024年6月28日に3代目となった新型が発売。

 上半期のランキングにはまだ反映されていないものの、人気モデルということもありすでに多くの予約受注を受けていることから、今後ランキングに変化が生じるとみられます。

 軽自動車のランキングでは、ホンダ「N-BOX」(販売台数10万680台)が1位を獲得。

 N-BOXは2023年10月にフルモデルチェンジ。内外装デザインはキープコンセプトとし、快適性能や先進機能を一新しました。

 しかし5月には単月でスズキ「スペーシア」に首位を奪われ、「日本一売れているクルマ」の称号を2年ぶりに交代する運びとなりましたが、6月では1位を取り戻し、上半期でも良い成績を残すこととなりました。唯一の10万台超えも同時に記録しています。

 スペーシアは2023年11月に現行の3代目が発売。デザインの一新に加え、安全性能や快適装備も大幅に刷新。発売当初から人気を獲得し、N-BOXとは強力なライバル関係にあります。

 3位のスズキ「ハスラー」は2024年5月に改良を実施。機能の拡充や新タイプ「タフワイルド」の設定で、売れ行きを伸ばしています。

 一方で、認証不正によりダイハツは「タント」などの生産・受注が停止されていましたが、4月に再開。タントは上半期では8位でしたが、6月の単月では3位のポジションを取り戻しています。

※ ※ ※

 登録車(普通車)と軽自動車をすべて含んだ2024年上半期の総合ランキングは以下の通りです。

●2024年上半期 乗用車ベスト10

 ・1位:ホンダ「N-BOX」(10万680台)
 ・2位:トヨタ「カローラ」(8万5201台)
 ・3位:スズキ「スペーシア」(8万4368台)
 ・4位:トヨタ「ヤリス」(8万1715台)
 ・5位:トヨタ「シエンタ」(5万5649台)
 ・6位:日産「ノート」(5万2857台)
 ・7位:スズキ「ハスラー」(4万8979台)
 ・8位:ホンダ「ヴェゼル」(4万4164台)
 ・9位:スズキ「ワゴンR」(4万2415台)
 ・10位:日産「セレナ」(4万169台)

 全体の傾向では、2020年から2023年にかけて発生した世界的な半導体不足に伴う部品供給の不透明性によって、長期の納車待ちが発生していました。

 2023年の後半からは状況の大幅な改善が見られたことで納車が進み、長納期となっていた人気モデルを中心に販売台数を増やしています。

 加えて、各社においても部品供給の見直しなどを進めたことで、半導体不足による影響は少なくなりました。

 また、2023年度ではダイハツの認証不正問題が発覚し、ダイハツ車やダイハツからのOEM供給を受けるモデルの販売が停止されていましたが、現在は多くのモデルで生産・販売が再開し、ランキングにも現れはじめています。

 その一方で、一部モデルでは大規模リコールや新たな認証不正の発覚などによって受注停止しているものもあるため、引き続きランキングに変動が生じる可能性があります。

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