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「道路の白線」って何メートル? 実は一般道路と高速道路で長さが違う! 納得の理由とは?

くるまのニュース / 2024年7月21日 21時10分

よく見かける道路の白線には実線と破線が存在します。そのうち破線の長さに関しては、一般道路と高速道路で異なる長さで引かれているのです。一体なぜなのでしょうか。

■破線の長さは一般道路と高速道路で違う! その理由とは?

 道路にはクルマが走行する車線を区分する区画線が引かれており、白い線やオレンジ色の線、実線や破線(点線上に引かれている線)などの様々な種類があります。
 
 なかでも日常的に見かけることが多い白い破線ですが、実は引く線の長さや間隔は法律で定められており、しかも一般道路と高速道路でその長さは異なっているのです。
 
 一体、道路に引かれている破線は何メートルなのでしょうか。

 道路に引かれている区画線は、交通の流れをスムーズに誘導するために引かれているもので、事故を防ぐのに大きく貢献しています。

 区画線のメインカラーに白が選ばれているのは、道路の色がグレーや黒に近い色をしているのに対して、白色だと目立ちやすく運転手が視認しやすいからだといいます。

 また単純な白色だけで線が引かれているだけでなく、反射材としてガラスビーズが混入されていることから、夜間でも白線が見やすくなっているのが特徴です。

 そんな白色の区画線ですが、切れ目なく引かれている実線と、等しい間隔で切れ目を入れた破線の大きく2種類が存在。

 実線と破線は道路の道幅によって使い分けられており、道幅が6m以上ある場合には実線、6m未満なら破線が引かれています。

 区画線の破線の長さは実はきちんと決まっており、適当に線が引かれているわけではありません。

 一般的に道路の標識や線に関しては、国土交通省による「道路標識、区画線及び道路標示に関する命令」に従って定められています。

 ただし、一般道路と高速道路では線の長さや間隔が異なっているのです。

 一般道路の場合は、白線の破線である車線境界線の長さは5m、白線と白線の間の間隔も5mと決まっています。

 そのため、線と間隔が同じ長さで規則正しく並んでいます。

 一方、高速道路の場合は白線の破線である車線境界線の長さは8mに対して、白線と白線の間の間隔は12mと、線の長さと間隔の長さが異なっているのです。

 つまり、白線や間隔の長さは全ての道路で統一されているというわけではなく、一般道路よりも高速道路の方が白線が長く引かれているのです。

 しかし、なぜ一般道路と高速道路では破線の長さが違うのでしょうか。

 その理由としては各道路の法定速度が関係しているとのことです。

 一般道路の法定速度は60キロなのに対して、高速道路は100キロと定められています。

 人間は速度が高まるほど動体視力が低下する傾向を示しますが、高速道路でも破線を視認できるようにする必要があります。

 そのため一般道路よりも長い線、長い間隔を設けることで、走行中に破線を視認しやすいように工夫されているのです。

 このように街に溢れている何気ない区画線にも、法律や人間の動作原理に基づいて考えて引かれていることが分かりました。

 また、区画線はそれぞれルールが決められており、破線なら追い越しが可能ですが、実線が引かれている場合ははみだしができません。

 そのほか街中で気になる線と出会ったら、都度ルールなどを確認して、安全運転を心がけるようにしましょう。

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