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ホンダ「ライフ」復活!? 軽から小型車で「既視感ある見た目」 手動サイドも採用!? 現状は? 中国で展開

くるまのニュース / 2024年7月17日 12時10分

ホンダが2014年に販売を終了した軽自動車「ライフ」。ですが、中国ではライフが姿を変え、今も販売されています。

「ライフ」と言えば、ホンダが2014年に販売を終了した軽自動車が有名です。

 ですが、中国ではライフが姿を変え、今も販売されています。

ライフは1971年、ホンダ初の量産大衆車「N360」の後継車種として誕生しました。

 ですが、翌年の「シビック」発売にともない、わずか3年でライフはその販売をいったん終えることになります。

 1997年には軽規格のトールワゴンとして復活し、主に女性をターゲットとした使いやすいクルマとして人気を博しました。

 日本における最後の世代となる5代目ライフは2008年に登場、約6年にも及ぶ販売期間を経て、「Nシリーズ」の「N-WGN」へとバトンタッチをおこないました。

 それからしばらくは姿を消していたライフですが、実は2020年に中国で新たな「ライフ」が誕生したことは、あまり知られていません。

 2020年10月、湖北省武漢市で開催された武漢モーターショー2020にてホンダは中国向け「ライフ」を発表しました。

 ライフは「フィット」の姉妹車として中国で販売されており、基本的なボディ設計は同一となります。

 ですが、フロントバンパー下部の黒く塗られたグリルがライフでは小さかったり、またフォグランプ周りのシルバー加飾の意匠が異なったりと、細かい差別化が図られています。

 ホンダやトヨタなどの中国に複数の合弁会社を持っている自動車メーカーは、ひとつのモデルに異なるデザインと車名を与え、姉妹車としてそれぞれの合弁会社からリリースすることが一般的です。

 ライフの場合、製造と販売を担当するのは東風汽車との「東風ホンダ」で、そのベースであるフィットは広州汽車との「広汽ホンダ」が担当しています。

 ホンダは「フィット/ライフ」以外に、中国市場で「インテグラ/シビック」、「アコード/インスパイア」、「クライダー/エンヴィクス」、「ヴェゼル/XR-V」、「ZR-V/HR-V」。

「ブリーズ/CR-V」、「アヴァンシア/UR-V」、「オデッセイ/エリシオン」、「e:NP1/e:NS1」、「e:NP2/e:NS2」などをそれぞれ広汽ホンダと東風ホンダから展開しています。

 東風ホンダが手がけるライフはパワートレインのフィットと同一で、L15C型1.5リッター直列4気筒i-VTECエンジンとCVTを組み合わせています。

 日本ではハイブリッドモデル「e:HEV」が設定されていますが、一方で中国ではフィットとライフ双方ともに純ガソリン・前輪駆動のみとなります。

 また、装備面でも日本仕様と細かな違いが存在します。

 日本仕様では後輪ブレーキが全グレードでディスク式となりますが、中国仕様ではドラム式となります。

 これに加え、パーキングブレーキはレバーを上に引き上げる手動方式で、コストカットが図られています。

 日本仕様のフィットは2024年7月現在、「BASIC」「HOME」「CROSSTAR」「LUXE」「RS」の主に5グレードで展開されています。

 それに対し、中国仕様のフィットとライフは基本的に「SPORT」と「CROSSTAR」の2グレードに絞られている形です。

 これに加え、2024年3月にはフィットに専用エアロパーツを装着した「無限」モデルも発売されました。

 東風ホンダのラインナップは広汽ホンダと比較し、全体的にスポーティで若々しい印象を演出しています。

 事実、ライフでも若者をターゲットとした広告展開がなされており、保守的なフィットに対して、ライフではビビッドで楽しい雰囲気を強調しています。

 ライフの販売台数は発売初月で約6000台を記録、その後落ち着くも3000台前後を記録し続けていました。

 ですが、2022年に入るとその台数は激減し、2000台以下の月が目立つようになります。

 現在では月間200台を割ることも珍しくなく、東風ホンダの車種ではランキング最下位の常連となっています。

 対して、フィットの販売台数はライフほど低迷していません。

 より安価でかつ電気自動車(BEV)の中国勢が台頭してきているおかげで全盛期よりは台数を落としていますが、それでも現在は月間2000台前後に落ち着いている状況です。

 フィットは2007年1月に中国で発売され、中国国内における歴史もネームバリューも一定数あります。

 一方でライフは登場から日が浅く、また価格帯もフィットより1万元(約22万円)高いので、フィットほどの人気を得ることは難しいでしょう。

 中国市場におけるコンパクトカーの販売台数ランキングを見ると、上位5車種はどれも中国メーカーのBEVとなっています。

 特に、首位の座に輝くBYDの「シーガル(海鴎)」は2023年5月の発売以来、毎月4万台前後を販売しており、乗用車全体のランキングでもトップ3の常連です。

 ホンダの中国市場における売れ筋はアコードやCR-Vといったミドルサイズ車種である一方、EV(含PHEV・BEV)市場では中国勢に押されている状況が続いています。

 中国市場における起始回生を図るためにも、ホンダは計10モデルのBEVを2027年までに中国に投入し、2035年のEV販売比率100%達成を目指しています。

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