トヨタ“次期型”「GR86」どうなる!? 「トヨタの“3気筒”エンジン」搭載も!? 期待の「スポーツコンパクト」はどう進化するのか
くるまのニュース / 2024年7月22日 22時10分
トヨタは2024年7月、スポーツカー「GR86」の一部改良を実施しました。そんななかで、すでに次期型(3代目)GR86の開発も進んでいるとのうわさも聞かれます。果たしてどのようなクルマになるのでしょうか。
■2代目一部改良モデルが登場するなか…すでに「“3代目”GR86」の開発もスタート!?
2021年に登場したトヨタ「GR86」(2代目)はトヨタとスバルによる共同開発車であり、スバル「BRZ」とクルマのベースを共有した兄弟車です。登場から3年、ウワサによるとすでに次期型の開発が始まっているとのこと。
はたして次期“3代目”GR86はどのようなモデルになるのでしょうか。
ドライバーの意のままに操れる「手の内感」や、キビキビした走りなどによって、小型FRスポーツファンからの絶大な支持を得ているGR86。
ファンの期待に応えるべく、トヨタは頻繁にGR86の商品改良を行っています。
直近では、2024年7月12日に一部改良を実施したばかりです。
GR86でレースに参戦しているモータースポーツドライバーからのフィードバックを生かし、アブソーバー減衰特性やEPS制御の改良したほか、スロットル特性を変更(MT車)し、ダウンシフト操作時における許容領域も拡大(AT車)するなどし、接地感や操舵レスポンス、リニア感を向上させました。
また200台限定の特別仕様車「RZ“リッジグリーンリミテッド”」の抽選受付も開始し、2024年10月に発売の予定となっています。新色や限定パーツ搭載ということもあり、人気殺到となるのは必至でしょう。
では、次期GR86はどういったモデルになるのでしょうか。
現行型GR86は、年を追うごとに厳しくなるクルマの衝突安全性基準に対応し、先進運転支援機能なども搭載してきた結果、以前よりも強靭かつ安全になりましたが、そのぶん重量が増してしまいました。
初代86(1210~1270kg)と比べると、GR86(1260~1290kg)は20~50kgほど重たくなっています。
安全性能向上のためのボディ補強に加え、パフォーマンスアップのために水平対向直列4気筒エンジンを2リッターから2.4リッターに変更したことも要因といえます。
軽さこそが正義であるスポーツカーにとって、決していい方向ではありません。
そのためできれば次期型でも、ボディサイズは現行GR86とほぼ同じ4265mm×1775mm×1310mm、ホイールベース2575mmは死守したいところ。
ちなみに現行モデルも、初代86(4240mm×1775mm×1320mm、WB=2570mm)と比べて、全長が25mm伸びた程度で、サイズアップはしていません。
そのうえで、もっとも重たいエンジンはどう進化するのでしょう。
SNSなどでは、現行のスバル製水平対向エンジンがトヨタ製のスポーツエンジンに換装される可能性もあるといった噂まで聞かれますが、真偽のほどは定かではありません。
もしウワサ通りにトヨタ製であるならば、最大出力300ps級とハイスペックな「GRヤリス」や「GRカローラ」の1.6リッター直列3気筒ターボの搭載を期待したいところ。
これを縦置きレイアウトに換装し駆動方式はもちろんFR(後輪駆動)を継承。8速ATのほか6速MTもこれまで通り採用されることを望みます。
さらに2024年5月、トヨタ、スバル、マツダの3社が共同で行った「マルチパスウェイワークショップ」においてトヨタが発表した、今後新開発される1.5リッターのNAとターボ、2.0リッターターボエンジンの搭載も期待できます。
エンジンのショートストローク化によって、エンジン本体の全高を10%低減し体積も10%低減することで、低フードによる空気抵抗低減(燃費向上)だけでなく、軽量化にも貢献するでしょう。
特に2リッターターボエンジンは、「2.4リッターターボ並みの出力を発揮する、モータースポーツ向けのエンジン」であることが明かされており、このフレーズは、まさに現行GR86の2.4リッターを示唆しているかのよう。
トヨタはさらに、400ps/500Nmバージョンと300ps/400Nmのバージョンの2リッターターボエンジンも公開しており、この新型2リッターエンジンを搭載したものが次期GR86となる、というシナリオも大いに考えられます。
この新型エンジンは、ショートストローク化によってエンジンの回転数限界をあげることができるため、400psや500psといったさらなる出力追求もできるといいます。
つまりは次期GR86だけでなく、その上の次期「GRスープラ」にも搭載される可能性があり、将来が非常に楽しみなパワーユニットといえそうです。
※ ※ ※
初代そして2代目と、GR86とBRZはスバルが主体となって車両開発がなされてきましたが、その役割分担が今後も続くとは限りません。
最高出力や最大トルクだけでなく、環境性能も含めてよりよいパワートレインを実現できるならばそちらを選択すると思われ、そう考えるとここまでご紹介してきたように、次期GR86は(BRZとの兄弟車関係はさておき)少なくともトヨタ主体となるのではないかと筆者(自動車ジャーナリスト 吉川 賢一)は考えます。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
トヨタ「爆速スポーツワゴン」再臨か!? “激アツ”高性能ターボ×4WDの「GT-FOUR」に待望の声! 次期「カルディナ」復活では“GRブランド”導入の可能性も!?
くるまのニュース / 2024年7月20日 11時10分
-
トヨタが新型「FRスポーツカー」発表! 特別な「グリーン×タン内装」がカッコいい! めちゃ上品な「“緑”ハチロク」特別モデルで復活!
くるまのニュース / 2024年7月19日 20時10分
-
6MTのみ! 超硬派なトヨタ「新型スポーツカー」発売! 後輪駆動に「専用ロールケージ」採用した本気の「走り仕様」は約350万円!
くるまのニュース / 2024年7月16日 20時10分
-
スバル新型「2ドアスポーツクーペ」発表に反響多数!?「黄金ホイールすごい」「素晴らしい車」 爆速2代目の“最終限定版”「BRZ」独に登場
くるまのニュース / 2024年7月9日 16時40分
-
「えっ…!」ライバル同士ではない? 一緒にクルマを作り上げた「共同開発車」3選
くるまのニュース / 2024年7月5日 12時50分
ランキング
-
1終電間際、乗客同士のトラブルで車内は「まさに“地獄絵図”」泥酔サラリーマンが限界突破して…
日刊SPA! / 2024年7月22日 8時54分
-
2まるで夜空か海か宇宙。「青」が美しすぎる寒天菓子「空ノムコウ」【実食ルポ&インタビュー】
イエモネ / 2021年5月8日 12時30分
-
3「健診でお馴染み」でも、絶対に"放置NG"の数値 自覚症状がなくても「命に直結する」と心得て
東洋経済オンライン / 2024年7月21日 17時0分
-
412気筒+モーター「EV前夜」のランボルギーニ 6600万円の値札をつけて「レヴエルト」が発売
東洋経済オンライン / 2024年7月22日 12時0分
-
5【マック】ナゲットの持ち方で性格診断できるだと?SNS大盛り上がり「お上品ナゲットタイプだった」「確実に神経質ナゲットタイプ」
東京バーゲンマニア / 2024年7月22日 17時16分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)