約200万円! イチバン“安い”「国産ミニバン」に反響多数!? 「コスパいい」「これで十分」 国産車で「ダントツの安さ」を誇る「めちゃお買い得車」とは
くるまのニュース / 2024年7月29日 15時10分
国産車のうち、新車で買える最安のミニバンについて、SNSなどではさまざまなコメントが投稿されています。
■乗り出しでも「220万円程度」 お手頃ミニバンに「十分」の声
新車の車両本体価格が高騰するなか、必要最小限の装備を備える安価なモデルに注目が集まっています。
なかでも、国産ミニバンの「最安モデル」について、SNSなどを中心にさまざまなコメントが寄せられています。
ここ10年ほどで、新車の車両本体価格は大幅に上昇しました。単に原材料費や輸送コストの上昇といったことに加え、低燃費・低排出ガスを目指したことによる電動化や先進機能の標準化など、クルマ自体が高機能化しているためです。
なかでもミニバンは、スライドドアと3列シートを備え、広い室内空間で大人数が移動でき利便性も高いことから人気のジャンルですが、現在ではミディアムサイズでは300万円から400万円と非常に高価になっています。
そんななかでも、トヨタのコンパクトミニバン「シエンタ」は手の届きやすい価格帯を維持しています。
シエンタは2003年に登場。取り回しやすいコンパクトなボディに両側スライドドアを採用。使い勝手の良い3列目座席など、高い利便性が支持されています。
現行型は3代目で2022年8月に発売。モダンで親しみやすいデザインに一新したほか、TNGAプラットフォームや最新のハイブリッドシステムの採用による走行性能の向上、先進運転支援「トヨタセーフティセンス」の機能熟成などの刷新を図っています。
ラインナップは1.5リッター3気筒ガソリンと同エンジン+モーターのハイブリッドモデルを用意し、駆動方式は2WD(FF)とハイブリッドモデルのみ4WDを設定しています。
このうち、最廉価モデル「X」の1.5リッターガソリン車で車両本体価格(消費税込)203万5200円。7人以上が乗車できる国産ミニバンとしては最安となり、各種税金などを含めても220万円程度で乗り出すことができます。
装備などの面では必要なものに絞られている傾向にあり、ヘッドライトやテールライトがシンプルなデザインに変更され、グリル周囲の金属調加飾やアルミホイールなどは省略。ボディカラーも4色のみに限られています。
機能装備ではスライドドアが助手席側のみ電動で、運転席側は手動です。エアコンも簡素なダイヤル式のマニュアルエアコンとなり、オーディオは省略されました。
インテリアも、インパネやドアアームレストなどにプラスチック材がむき出しとなり、メーターも4.2インチの液晶とアナログ指針を組み合わせたものを装着。カラーもブラック1色の用意です。
しかし、これ以外の部分では、トヨタセーフティセンスをはじめ、LEDヘッドランプやパーキングサポートブレーキ、サイド・カーテンエアバッグなどは標準装備。安全性能では上級タイプとあまり遜色なく、必要にして十分とも言えます。
ちなみに、シエンタではハイブリッド車の7人乗りXグレードは243万円からとなっており、ハイブリッドミニバンとしてはこちらも国内のモデルでは最安です。
そんなシエンタの最安モデルについて、「コスパ良いですね」「シンプルなのでいい」「ベースグレードで十分やわ」など、必要最小限のものでよいとする意見が多数見られました。
また、「最近の新車高すぎる…」「軽でもいろいろ付けたら300万円だし、もっとこういうモデルが増えたらいいのに」と近年の新車高騰を嘆く人も多くいるようです。
その一方で、「安くはない」「初代シエンタはもっと安かった」と、さらなる廉価モデルを求める声や、「Zのハイブリッド、5人乗りの4駆でOP付けたら普通に400万超えた」と、同じシエンタでもグレードによって価格にばらつきがあることを指摘するコメントも見られます。
※ ※ ※
なお、シエンタは2024年5月に、メーカーオプション設定の変更や装備の充実化などの改良が実施されました。
Xではオプションとして用意されていたスマートキーが全車標準装備化し、4万円ほど値上がりに。これにより、従来では199万円台となっていましたが、改良により200万円切りではなくなっています。
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