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危険すぎる「ショートカット右折」に対向車は大迷惑! 交差点での“正しい運転方法”とは?

くるまのニュース / 2024年7月26日 21時10分

交差点を曲がる際に、「ショートカット右折」と呼ばれる危険運転をするドライバーが存在するようですが、一体どのような運転方法なのでしょうか。

■対向車は予測不可能!? 「ショートカット右折」とは?

 クルマを運転してきたなかで、誰しもが一度は危険な運転をするクルマに遭遇したことがあるでしょう。
 
 その一例として、交差点における「ショートカット右折」という危険な運転方法が挙げられます。
 
 これは交差点で右折をする際に交差点の中心へ寄らず、最短距離で曲がる行為を指しますが、一体どのような危険を及ぼすのでしょうか。

 ショートカット右折は、他のドライバーが予測しづらく、事故を引き起こす可能性が高まります。

 例えば、交差点で右折をする際に中心を避けて曲がると、右折先で信号待ちをしている対向車線の車両に接触する危険性が高いです。

 大分県警の実験データによれば、危険を感じてからブレーキを踏むまでの時間は最短で0.6秒、通常は1.5秒ほどかかるとのこと。

 仮に時速20kmで走行している場合、1.5秒間に約8.3メートル進むことになります。

 この制動距離は速度が上がればさらに長くなり、危険度も増すことは明らかです。

 道路交通法第34条では、左折および右折の運転方法について規定されており、右折に関しては、第2項で「右折するときは、あらかじめその前からできる限り道路の中央に寄り、かつ、交差点の中心の直近の内側を徐行しなければならない」と定められています。

 違反した場合「交差点右左折方法違反」となり、違反点数は1点、普通車の場合は4000円の反則金が科されます。

 また警察庁の資料「令和5年中の違反種別ごとの交通違反取締り状況」によると、右左折方法違反の取り締まりは4万4365件に上り、全体の違反件数に占める割合は0.9%と、決して少ない数字ではありません。

 そのほか、他の交通違反も併せて成立することがあります。

 例えば、対向車が来ているにもかかわらず強引にショートカット右折を行えば「交差点優先車妨害違反」になる可能性があり、ショートカット右折の先に横断歩道があり、渡ろうとしている歩行者を妨げた場合は「横断歩行者等妨害等違反」が成立する可能性もあります。

 ではどのように交差点を曲がると安全なのでしょうか。

 クルマの速度が上がるほど視野が狭くなるとともに死角が増えるため、まずは右折前にブレーキをしっかり踏み、減速します。

 そして交差点の中央に寄ってゆっくり曲がるのが正しい交差点の右折方法です。

 これにより、横断歩道を渡る歩行者にも十分注意を払うことができ、万が一の時にもすぐに停止できます。

 もし前のクルマが進んだからといって、すぐに続くのは避けるべきです。

 後ろにクルマがたくさん並んでいる場合も、しっかりと周囲を確認してから焦らずに曲がるようにしましょう。

 また、信号が青から黄に変わりそうな状況では、無理に交差点に入らず、次の機会を待つことも重要です。

 このようにショートカット右折は事故の原因となるだけでなく、交通違反で検挙される可能性も高いです。

 交差点で右折する際は心に余裕を持ち、周囲を十分に確認して安全に運転することが求められます。

 交通ルールを守ることで自分自身だけでなく、周囲の人々の安全も守ることができるのです。

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