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道路の真ん中にある謎の「斜めシマシマ模様」法律上の意味は? 走ると逮捕されるの!? 意外と知らない意味と「落とし穴」とは

くるまのニュース / 2024年7月30日 19時10分

道路には白いストライプ模様の「ゼブラゾーン」を見かけることがありますが、これは何のために設置されているのでしょうか。ゼブラゾーンの上を走行するクルマを見かけることもありますが、違反になってしまうのでしょうか。

■シマシマ模様の「ゼブラゾーン」とは

 道路には白いストライプ模様の「ゼブラゾーン」を見かけることがありますが、これは何のために設置されているのでしょうか。
 
 ゼブラゾーンの上を走行するクルマを見かけることもありますが、違反になってしまうのでしょうか。

 道路上に設けられた白のストライプ模様の部分はゼブラゾーンと呼ばれていますが、正式には「導流帯」といいます。

 導流帯は「車両の安全かつ円滑な走行を誘導する必要がある場所」に設置されることになっており、右折レーンが始まる手前の部分や、道路の左端で広くなっている部分に多く見られます。

 車線数の増減する場所などには設置されていることが比較的多いため、ドライバーにとっては馴染みがある存在です。

 しかし、運転しているとゼブラゾーンを走行して右折レーンに進入するクルマや、ゼブラゾーンの上で右折待ちをしているクルマを見かけることがあります。

 ゼブラゾーンにいるクルマを見かけた時に「違反ではないか」と思う人もいるかもしれませんが、実はゼブラゾーンを通行することは禁止されていないため、交通違反にはなりません。

 一方で、ゼブラゾーンを走行すると危険になってしまう場合もあるため注意が必要です。

 例えば、右折レーンの始まる手前にゼブラゾーンが広く設けられている場所では、車線に沿って右折レーンに進入しようとするクルマと、手前からゼブラゾーン内を走行してきたクルマが接触事故を起こしてしまう危険があります。

 他にも、中央分離帯のない道路でゼブラゾーンがある場合、上下線のクルマがお互いに何も考えずにゼブラゾーンを走行してしまうと、正面衝突事故に繋がる恐れもあります。

 ゼブラゾーンは通常クルマが走行する車線内と異なり、細かな砂や石、ゴミなどが溜まって滑りやすくなっている可能性があるほか、釘などの落下物が原因でパンクしてしまうかもしれません。

 通行することで直接的に違反になることはないものの、このように必ずしも安全に通行できるとは限りません。また、事故が起きた場合、過失割合などで不利になる可能性もあります。積極的にゼブラゾーンに進入することは控え、やむを得ず進入する際も、周囲のクルマの動きや路面状況などをよく確認するといいでしょう。

 もちろん、道路の左端にゼブラゾーンがある場合で「駐車禁止」や「駐停車禁止」の道路標識がある時は、その規制が適用されるため、明確に違反となります。

 また、ゼブラゾーンによく似たストライプ模様の標示に「停止禁止部分」がありますが、これは消防署や警察署の前など緊急車両の出入口に設置されることがあるもので、ゼブラゾーンとは異なるものです。

 停止禁止部分ではクルマの通行は可能ですが、信号待ちなどの短時間であっても停止することはできません。さらに、ゼブラゾーンのようなストライプ模様の周囲が黄色のラインで囲われている場合は「立ち入り禁止部分」となり、駐停車だけではなく通行することも禁止です。

※ ※ ※

 ゼブラゾーンはクルマの安全で円滑な走行のために設置されているため、通行すること自体は問題ありませんが、さまざまなリスクもあることを認識しておくことが大切です。

 場合によってはゼブラゾーンを通行したほうが安全ということも考えられるため、周囲の状況をよく確認しながら活用するといいでしょう。

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