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「しなやかさ」と「しっかりさ」を両立! グッドイヤーのSUV専用新タイヤ「ASSURANCE MAXGUARD SUV」をスバルクロストレックに装着して試乗

くるまのニュース / 2024年8月2日 21時25分

グッドイヤーから、SUV専用の新タイヤ「ASSURANCE MAXGUARD SUV(アシュアランス マックスガード SUV)」が発売されました。このタイヤはどのような特徴を持つのか、筆者(岡本幸一郎)が試乗してそのフィーリングを確かめてみました。

■満を持して「EfficientGrip SUV HP01」の後継タイヤ発売

 グッドイヤーから、SUV専用の新タイヤ「ASSURANCE MAXGUARD SUV(以下、アシュアランス マックスガード SUV)」が発売されました。このタイヤはどのような特徴を持つのか、筆者(岡本幸一郎)が試乗してそのフィーリングを確かめてみました。

 グッドイヤーには、都会派のSUV用サマータイヤとして、フラッグシップモデルの「EAGLE F1 ASYMMETRIC 3 SUV(イーグル エフワン アシメトリック スリー エスユーブイ)」や、ハイパフォーマンスコンフォートタイヤの「Efficientgrip 2 SUV(エフィシェントグリップ ツー エスユーブイ)」もありますが、今回登場した新SUVタイヤ「アシュアランス マックスガード SUV」は、スタンダードタイヤとして約10年にわたり現役をつとめた「EfficientGrip SUV HP01(エフィシェントグリップ エスユーブイ エイチピーゼロワン)」の後継という位置づけです。

 アシュアランス マックスガード SUVは万人向けの性格のタイヤとされていて、静粛性能、ウエットグリップ性能、耐久性に注力したことが特徴として挙げられます。JATMA(日本自動車タイヤ協会)のラベリングにおいても、SUV用ながら発売時の15~19インチ全27サイズで「B-b(転がり抵抗性能、ウエットグリップ性能)」を実現していることも強調しておきます。

 ウエット性能については、トレッドパターンを工夫し、エッジを増やすとともに、最適に配置したマルチバイティングエッジ効果により水の層を効果的に切ることに加え、シリカを配合したActiveGrip(アクティブグリップ)キャップコンパウンドの特性により、ぬれた状態でも路面を効果的にグリップさせることで、ウエットブレーキ性能の向上を実現しています。

■「アシュアランス マックスガード SUV」の基本スペックをおさらい

 耐久性については、強力なスチールベルトパッケージを用いた丈夫な2層構造のSUV専用設計が、しっかりと重い車体のSUVの荷重を支え、優れた操縦安定性を確保するとともに、トレッド溝の深さやスクエアなプロファイル形状の最適化により摩耗を均一化し、偏摩耗を抑制して優れた摩耗性能を実現しています。

 静粛性能については、トレッドパターンを工夫し、角度を付けたブロックやノイズ低減リブにより衝撃ノイズを低減し、空気の放射を防いで溝の共鳴音を低減するとともに、より幅の狭い溝を採用することでノイズの低減を図っています。従来品であるEfficientGrip SUV HP01と比べて、パターンノイズは27%、ロードノイズは30%も低減しているといいます。

アシュアランス マックスガード SUVは工夫されたトレッドパターンにより静粛性が高いアシュアランス マックスガード SUVは工夫されたトレッドパターンにより静粛性が高い

 ゲリラ豪雨のようなときでも安心して運転できて、快適に楽しく走れて、長く使えるコストパフォーマンスにも優れるタイヤを、SUVを愛用するユーザーのためにSUVの特性に合わせて開発した最新版が、アシュアランス マックスガード SUVというわけです。

 今回、新アシュアランス マックスガード SUVを装着した車両に試乗する機会がありましたので、その様子もこの後、お伝えいたします。

■クロストレックの車格でSUV専用タイヤは実際どうなの?

 今回アシュアランス マックスガード SUVを装着した試乗車はスバル「クロストレック」です。

 クロストレックのような高すぎず、低すぎない車格だと、SUV用のタイヤを装着するのか普通の乗用車用にするのか迷うところで、車格に見合わないタイヤを装着してしまうと乗り心地が悪化するはずです。

アシュアランス マックスガード SUVは素直なハンドリングが特徴でニュートラルな印象を受けたアシュアランス マックスガード SUVは素直なハンドリングが特徴でニュートラルな印象を受けた

 そのあたりが気になる点ではありましたが、一般道でしばらく走ってみても、乗り心地に大きな不満は感じませんでした。ハンドリングにもクセがなく、操舵(そうだ)したとおり素直に曲がります。応答遅れを意識させられることもなく、鈍くも過敏でもなくちょうどよい感じでした。

■高速道路で感じた適応性の高さ

 高速道路走行でもその良い印象は変わりません。静かで、路面への当たりにやわらかさを感じさせながらも、サイドウォールが強化されていてケース剛性が高いおかげで、高速巡行時にもしっかり感があります。直進性も十分に確保されています。

 継ぎ目や段差を乗り越えたときの突き上げもマイルドで、衝撃音も小さく、すぐに収束しするために車内には響いてきません。その感覚は何か特別なことをやっているわけでもないのに、スポンジでも貼ったかのようで静かでした。

 ケース剛性が高くてたわみが小さいのにしなやかさもあり、しっかり走れる剛性感がありながら乗り心地には硬さを感じさせないという、相反する要素をうまく両立していると感じました。最新の技術をもってすれば、こんなことも可能なのかと驚かずにいられないほどです。

高速道路のような速度域の高いシチュエーションではタイヤの良しあしがはっきりわかるが、しなやかさとしっかりさを両立させたタイヤだった高速道路のような速度域の高いシチュエーションではタイヤの良しあしがはっきりわかるが、しなやかさとしっかりさを両立させたタイヤだった

 従来品EfficientGrip SUV HP01に対して、ドライブレーキとハンドリングが上がっている要因としては、やはりケース剛性の高さが大きいといいます。さらにはウエット性能を向上させるためコンパウンドに用いた技術がドライにも効いたようで、音についてもケース剛性が高まったことで多少収まりがよくなっているとのことです。

 今回は晴天に恵まれて、ウエット性能については試すことができませんでしたが、巧みなシリカの配合により柔軟性に優れ、ぬれた路面の凹凸にしなやかに追従し、ウエットブレーキ性能は従来タイヤ比で6%向上と伝えられているので、ここは期待してよさそうです。

 このように、新アシュアランス マックスガード SUVはクセもなく乗りやすくて静かで、しっかり走れるタイヤでした。

 クロストレックとの相性もよく、乗り心地や静粛性もとても優れていたので、そのあたりが気になっているオーナーや、より高い快適性を求めるオーナーは検討する価値があるかと思います。

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