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高速道路の大渋滞「空いてる車線に移動」「同じ車線をキープ」どっちが早く進む? “渋滞にハマらない”方法とは

くるまのニュース / 2024年8月9日 14時50分

お盆休みなどの連休は「高速道路の渋滞」が毎年話題になります。大渋滞の高速道路は、どう走るべきなのでしょうか。

■「空いてる車線に移動」vs「同じ車線をキープ」どっちが早い?

 日本では、ゴールデンウィークやお盆休み、年末年始といった大型連休に、高速道路が大渋滞します。
 
 もはや恒例行事ともいえる高速道路の渋滞ですが、できる限りスムーズに走る方法はあるのでしょうか。

 2024年のお盆休みは、土日や祝日を挟み、8月10日(土)から17日(土)まで9連休になる人もいるでしょう。

 NEXCO各社は渋滞予測を発表しており、たとえばNEXCO東日本管内では、下り方面は8月10日(土)、11日(日)が要注意、最大の渋滞は10日(土)8時をピークとし、東北道 矢板北PA付近を先頭に45kmの渋滞を予測しています。

 上り方面は、12日(月)から14日(水)に渋滞が多く発生。12日(月)16時をピークとし、関越道 高坂SA付近を先頭に40kmの渋滞が最大になるといいます。

 NEXCO東日本のウェブサイトによると、渋滞発生原因の73%は「交通集中」だといいます。

その時期に利用客が集中し混雑するのは致しかたないのかもしれませんが、帰省や旅行を計画されている人は、大渋滞が予想される日に移動せず、別の日に行動することで渋滞にハマる可能性を少し減らすことができそうです。

 また、下り方面は午前中、上り方面は夕方から夜にかけて渋滞が発生する傾向があり、この時間帯を避けて移動することも渋滞対策として有効だといえるでしょう。

 渋滞が発生しやすいポイントは、勾配やインターチェンジなどの合流地点、トンネル、料金所付近など。特に、勾配が下り坂から上り坂へ切り替わる「サグ」部分で渋滞が発生しやすいことが指摘されています。

 そして高速道路が混雑してくると、ドライバーは心理的に「少しでも早く進みたい」と考え、多くのクルマが追い越し車線を利用。

 そうなると車線によってクルマの不均一が発生し、追い越し車線の一部で車間距離が詰まり、結果として渋滞発生が早まるのが、渋滞発生のメカニズムのひとつとされています。

 では、渋滞にハマってしまった場合、少しでも空いている車線に変更して進むのか、それとも同じ車線を走り続けるほうが良いのでしょうか。

 答えは「同じ車線を走り続ける」ほうが大渋滞では前に進みやすい傾向にあるようです。

 少しでも車間が空くと追い越し車線に移動するクルマが多くなり、道路状況にもよりますが、隙間を見つけて車線変更を繰り返すより、単一車線をキープしたほうが前に進むとされています。

 やはり、渋滞の一番の回避策は混雑する日や時間のほか、渋滞しやすい箇所を事前に把握しておき、交通量が少ない時間を狙うことです。

 またサグ付近ではアクセルの感覚ではなく、スピードメーターを視認しながら速度をキープするように心がけることも、渋滞しない走り方として覚えておきたいポイントだといえます。

※ ※ ※

 交通量の少ない深夜に走行するのは理にかなってはいますが、集中力が散漫になりやすい時間帯でもあります。

 体調を優先しつつ、少しでも渋滞のピークを外すような走行スケジュールを立てるべきでしょう。

 なお、お盆休みをはじめとする長期連休は、高速道路の「休日割引」が適用されません。

 2024年8月は10日(土)から12日(月)、17日(土)、18日(日)が休日割引適用除外日となっています。

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