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立川~町田直結!? 多摩丘陵を南北に貫く「モノレール通り」が便利になる? 謎の「ブツ切れ4車線」いつ日の目を見るのか

くるまのニュース / 2024年8月8日 7時40分

立川駅南口から多摩川を渡り、多摩センター方面へ至る「多摩モノレール通り」が、さらに南下して新町田街道まで到達しそうです。開通すればどう便利になるのでしょうか。

■モノレール建設には「道路整備」が前提

 立川駅南口から多摩川を渡り、多摩センター方面へ至る、「多摩モノレール通り」と呼ばれる道路が伸びています。
 
 多摩都市モノレールの建設と同時に整備が進められ、いわば「側道」のような形で、多摩地域の貴重な南北軸を担っています。
 
 その多摩モノレール通りが、さらに南へ延伸し、町田市や相模原市へ直結を果たすかもしれません。実現すればどう便利になるのでしょうか。

 いわゆる「多摩モノレール通り」というのは、いくつもの都道が組み合わさってできたもので、結果的に1本の軸を形成することとなった道路です。

 各都道の計画は必ずしも完遂されていないなか、モノレールのおかげで、多摩モノレール通りは立川から多摩センターまでつながったとも言うべき道路です。

 野猿街道から南は4車線道路で、多摩センターを越えてさらに南下し、南多摩尾根幹線に接続し、少し進んだ先の多摩・町田市境で唐突にブツ切れになって終わっています。

 さて、多摩都市モノレールは、多摩センター駅からさらに、町田駅まで延伸する方針です。すでに概略ルートが決定され、町田陸上競技場や桜美林学園などを経由し、新町田街道の上空を抜けることとなっています。

 従来と同様に「まず導入空間となる道路を整備する」という方針で進められます。

 実現すれば、モノレール整備と合わせて、立川から新町田街道へ、多摩丘陵を南北に抜けていく1本の道路が完成することとなります。延伸ルートは小山田地区でクネクネと曲がりくねっていますが、それだと右左折がはげしくなってしまうため、周辺道路整備とあわせて、「モノレール通り」のほうは最短距離になるように建設されるかもしれません。

 ※ ※ ※

 延伸ルートのうち、桜美林大学へ到達する平野部には「桜台通り」という都市計画道路が引かれていますが、丘陵部はまだ都市計画道路の設定すらありません。さらに、2026年までに事業化すべき路線を定めた東京都の「第四次事業化計画」にもリストアップされていません。

 しかし、多摩都市モノレールの整備方針決定をうけ、にわかに「新たな都市計画道路の検討」に取り上げられ、「町田市北部の丘陵地域における南北道路網の拡充」として、計画具体化に向けた動きが始まっています。

 さて、気になる進捗ですが、まずはそもそものモノレール延伸が事業化するための準備として、2024年3月に「モノレール沿線まちづくり構想」が策定されました。

 ただモノレールを作って終わりにするのではなく、モノレールを前提にして街の開発計画を進めることで、モノレールがもたらす便益をきちんと確保するわけです。

 そういった「事業化して大丈夫ですよ」という検討をふまえたうえで、事業化のめどが立った段階で、ようやく都市計画道路の素案が作られていくこととなりそうです。

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