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「夏はクルマの燃費が悪くなるよ」と友人に言われました。「ガソリン」が漏れてるわけでもないのに、なぜ燃費が悪化するのでしょうか?

くるまのニュース / 2024年8月9日 12時30分

夏は「燃費が悪くなる季節」だと言いますが、それは一体なぜなのでしょうか。その理由を詳しく解説します。

■夏に「ガソリン」が減る理由とは…

 夏は「燃費が悪くなる季節」だと言われます。しかしなぜ燃費が悪くなるのでしょうか。
 
 クルマの運転に慣れている人でも意外と知らない「その理由」を詳しく解説します。

 夏に燃費が下がる理由のひとつが「冷房の使用が増えること」です。

 車内を涼しくしようと冷房を効かせると、それだけ電気の使用量も上がります。

 しかし、電気を使うことが“燃費が悪くなる”ことになぜ繋がるのか、ピンと来ない人もいるでしょう。

 実はカーエアコンから出る冷たい風は、「エンジンルームにあるコンプレッサーを動かして冷媒を圧縮」→「コンデンサーで冷媒の温度を下げて液状に変換」→「バルブから噴霧された冷媒をエバポレーターに送る」→「冷えたエバポレーターにファンを当てて冷風を車内に送る」という過程を経て作られています。

 このうちコンプレッサーの稼働にはエンジンを動かす必要があり、エンジンを動かすには燃料が不可欠です。

 そのため車内の空気を冷やすために冷房をガンガン使うと、それだけ燃料を消費するため、結果的に燃費が悪くなってしまうのです。

 またコンプレッサーがエンジンの動力を必要としない電動式の場合でも、電気が足りない場合には燃料を消費して充電が行われるため、一般的なコンプレッサーほどではありませんが、燃費に悪影響を与えます。

 さらにコンプレッサーの稼働以外でも、夏にエアコンを酷使することで燃費が悪くなる要因があると言います。

 中古車ディーラーの整備士によると、「夏はエアコンに大きな負担が掛かるため、長く乗っているクルマだと風を送るファンが劣化して影響が出たり、エアコンフィルターの汚れが酷くなって、エアコンの効き目が低下する可能性がある」とのことでした。

 エアコンの効き目が下がれば、ますます設定温度を下げたり風量を強くするため、それだけエネルギーを必要として燃料を消費します。

 このようにして、夏場はクルマの冷房を使う機会が増えるため、それに比例して燃費が悪化するのです。

 とはいえ、熱中症のリスクを考えると、冷房の使用を控えるのも考え物。

「夏はガソリンを使う季節」と割り切るのが一番かもしれません。

 また、エアコンフィルターは定期交換部品のひとつです。

 外部からの空気取り入れ口にあるエアコンフィルターは、落ち葉やホコリなどで汚れますが、DIYでも手軽に交換できるので、「しばらくエアコンフィルターを交換していない」という人は、汚れ具合をチェックしてみてはいかがでしょうか。

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