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「まえぇぇぇ!」トラックから「落下物」どう回避する? 遭遇したらまず行うべき「行動」とは

くるまのニュース / 2024年8月12日 14時10分

高速道路などで路上の落下物に遭遇することがあります。もし見かけたらどのようにするのが良いのでしょうか。

■突然の「落下物」! 衝突を回避するためにするべきこととは

 クルマで高速道路などを走行していると、道路上の「落下物」に遭遇することがあり、電光掲示板に「この先、落下物有り」と注意を促す表示を見かけることもたびたびです。
 
 なかには路上の落下物に気づかずに乗り上げてしまい、衝撃でクルマが全焼してしまう事故も発生するなど、路上の落下物は重大事故にもつながる大変危険なものです。
 
 もし路上の落下物に遭遇してしまったら、どのように対処するのが良いのでしょうか。

 国土交通省によると、2022年度に発生した全国の高速道路(首都高速と阪神高速を含む)における落下物処理件数は、合計で約31万件。1日に約850件もの落下物が処理されていることになります。

 もっとも多いのはプラスチック・布・ビニール類で、次いでクルマの部品類(タイヤ含む)、木材類とつづきます(急な動物飛び出しによる事故、いわゆる「ロードキル」をのぞく)。

 落下物の傾向は高速道路によって違いがあり、たとえば首都高速では、木材や金属類がほかの高速道路よりも多い傾向があります。

 高速道路における落下物に関しては、道路交通法第75条において次のように規定されています。

「自動車の運転者は、高速自動車国道等において自動車を運転しようとするときは(略)積載している物を転落させ、若しくは飛散させることを防止するための措置を講じなければならない」

 荷物を落下させることは、これに違反する行為です。

 冒頭で紹介した事例では、夜間に高速道路を走行中にH型の鉄骨に乗り上げてしまい、クルマの底を擦ってしまったことで燃料タンクが破損、火災に至ってしまったといいます。

 過去には、落下物を避けようと急な車線変更をしてほかのクルマに衝突してしまい、死傷者をともなう痛ましい事故もあったようです。

 直接的な原因にならずとも、落下物によって発生した渋滞が原因で事故に至ってしまうというケースもあります。

 実際、道路上の落下物が原因で10人以上が死傷するという事故もあったとのこと。

 もちろん一般道でも落下物には気を付けなければなりませんが、特に高速道路では重大事故につながってしまう可能性が高くなるため、注意が必要です。

 当たり前のことですが、走行中はしっかりと前方を確認し、夜間でもしっかりと道路の状況が把握できるようヘッドライトは上向きを基本に、適宜切り替えながら走行する必要があります。

 ただそれでも回避が難しいのが、直前を走るクルマの荷台からの落下物でしょう。

 なかには「これ積みすぎじゃないの」と思ってしまうほど、荷台に高く積まれた荷物のあるトラックをみかけることがあります。

 そうしたクルマには、そもそも近寄らないことも肝要です。もし目の前で荷物が崩れたら、後続のクルマはどうすることもできません。

「このクルマやばそうだな」と感じたら、車間距離を十分にとるだけでなく、さっと追い抜いてしまうことも危険回避のためには重要です。

※ ※ ※

 もちろん、自身が「落とし主」にならないようにすることも重要です。

 スキー板やサーフボード、アウトドア用品などをルーフキャリアに載せクルマの外に積載するときは、走行による振動や風圧で緩むことがないように、しっかりと固定をする必要があります。

 またもし高速道路上で落下物を発見した際は、事故防止のため「道路緊急ダイヤル(#9910)」や、料金所の係員などに速やかに通報するようにしてください。

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