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雨が降ったら車の「サビ」に要注意! “放置NG”の危険なサビってどんなもの? 超カンタンな“サビからボディを守る対策”とは

くるまのニュース / 2024年9月4日 5時50分

雨が降り続いたり湿度が高いと、気付かぬうちにクルマにサビが発生することがあります。しかし、放っておいても問題ないサビと、すぐに対処すべきサビがあるようです。「要注意のサビ」とはどのようなものなのでしょうか。

■1種類を除いて、放置してはいけない「サビ」とは?

 雨が降り続いて湿度が高い梅雨はもちろん、ゲリラ豪雨や台風シーズンの夏から秋にかけては、気がつかないうちにクルマにサビが発生することがあります。
 
 サビとは鉄が酸化してボロボロになった状態のこと。クルマに使用される「鋼」は原料の鉄鉱石と炭素を加工したもので、酸化しやすい性質があり、これを防ぐために防錆剤や塗装面で被膜を形成して酸化を防いでいます。

 しかし、時間の経過とともにこの被膜が薄くなり、鋼が大気中の酸素と結合することで徐々にサビが発生してしまいます。

 そして、同じサビでも、放っておいても問題がないサビと、見つけたらすぐに対処しなければならないサビがあるといいます。「要注意のサビ」とはどのようなものなのでしょうか。

 まず、放置しても大丈夫なサビは、ブレーキローターの表面に出るサビです。

 しばらくクルマに乗らなかったりすると、ホイールの内側にあるローターが薄く茶色くなっていることがあります。

 ブレーキローターは塗装されていないので、大気中の酸素と結合し酸化することでサビが発生します。

 ただし、クルマを走らせてブレーキを使用すれば、錆びたローターにブレーキパッドが押し付けられて摩擦するので、表面のサビはすぐに削られます。

 完全にサビが落ちるまでは一時的にブレーキの効きが甘くなったりスキール音が鳴くこともありますが、放置しても問題ありません。

 それ以外のサビは、注意すべき類のものです。現役整備士のT氏に聞いてみました。

「ボディの小さな傷が錆びてきている場合、実際は塗装面の奥でサビが広がっている可能性があります。

 ドアパネルの端っこやサイドスカートなど、ぶつけやすい箇所にサビを発見したら、できるだけ早く対処する必要があります」

 また雨の多いシーズンは、地面から上がってくる水蒸気によってアンダーフロアにもサビが発生しやすくなります。普段は見ることができない下回りには未塗装かつ防錆剤が塗布されていないパーツも多いので、こちらも要注意です。

「この下回りのサビの対処法はいろいろあるのですが、手っ取り早いのはクルマを動かすことです。

 天候にもよりますが、正常に各部を動かして発生する熱でかなりの水分を蒸発させることができます」(T整備士)

 ではサビを発見した場合に何かできることはがあるのでしょうか。

「小さいサビだったら市販の『サビ落とし剤』と『防錆剤』を試してみるのがいいでしょう。

 まずはサビ落とし剤を錆びている部分に塗布し10分程度待ちます。サビが消えたらキレイなクロスなどで拭き取り、すぐに防錆剤で表面を保護するというものです。

 とにかくサビの進行を止めるのが優先事項になります」(T整備士)

 このサビが100円玉以上の大きさの場合や、塗装面が少し浮いてきたら、かなりサビが内側で広がっている可能性が高い証拠。

 そうなると塗装面の一部を含め表面を耐水ペーパーなどで研磨し、サビ落とし剤と防錆剤を使用したのちに表面を再塗装する必要があります。

 DIYでも作業は可能ですが、仕上がりに自信がない方はプロに頼むほうがいいでしょう。

※ ※ ※

 サビはできるだけ早く対処するのが鉄則です。

 雨が多い時期はこまめに洗車やコーティングして、サビを発生させにくくするのが最大の対処法だといえるでしょう。

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