クルマが踊ってる!? 運転席にある「謎のスイッチ」は押しても良いの? 効果も存在も「知らない人」が多数! 一体いつ使うのか
くるまのニュース / 2024年8月19日 14時50分
クルマの運転席には、「クルマが踊っているようなマーク」の付いた謎のスイッチがあります。これは一体どのような時に使用するものなのでしょうか。
■「クルマが踊ってる」謎のスイッチは重要な機能!
クルマの運転席のメーターパネル周辺には、「クルマが踊っているようなマーク」の付いたスイッチがあります。
通常は押すことがないため、何のためのスイッチなのかはおろか、その存在を知らない人もいるかもしれません。
この「謎のスイッチ」、一体どのような時に使用するものなのでしょうか。
このスイッチの正式名称は「横滑りマークスイッチ」と言い、「横滑り防止装置」のON・OFFを切り替えるためのものです。
「横滑り防止装置」は、カーブを曲がる際や、滑りやすい道を走行する際に、クルマが危険な挙動をしないよう制御するための安全装置。
具体的にはエンジンの出力を抑えたり、タイヤが空転しないようにしたりして、クルマの挙動を安定させ、駆動力を維持します。
普通自動車は2012年、軽自動車は2014年から機能の装備が義務付けられているため、最近のクルマには必ず存在している装備されています。
このように「横滑り防止装置」は安全に走行するために必要不可欠な機能なので、通常は「ON」の状態になっています。
実際に冒頭の「横滑りマークスイッチ」を見ると、スイッチが点灯しているなどして、機能がONになっているのが分かるでしょう。
そして通常はONの状態ですが、スイッチを長押しすることで「横滑り防止装置」を解除することが可能です。
しかし、なぜ安全装置なのに解除できるようになっているのでしょうか。
実は「横滑り防止装置」がマイナスに働くシチュエーションがあります。
例えば、タイヤがぬかるみや雪にはまってしまった場合です。
脱出しようとアクセルを踏み込んだ際、「横滑り防止装置」がONになっていると、タイヤの空転を感知し、自動的にエンジンの出力を抑えます。
これでは脱出が不可能ですから、このようなシーンでは「横滑り防止装置」を切って、エンジンの出力を増す必要があります。
このように、極めて限られたシチュエーションではあるものの、「横滑り防止装置」が悪い効果を発揮する状況があるため、OFFにするスイッチが備えられているのです。
※ ※ ※
クルマが踊っているように見える「謎のスイッチ」は、クルマを安全走行させるために不可欠な機能を操作するものでした。
もちろん通常時にこの「横滑り防止装置」をOFFにするのは危険です。
特殊な状況を除き、「横滑りマークスイッチ」には触れないように注意して下さい。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
マジか…? 新制度導入で「車検」通らないかも!? 10月から始まった“新たな車検”何が変わった? 覚えておきたい「OBD検査」の正体とは
くるまのニュース / 2024年11月23日 12時10分
-
レクサス「FRスポーツカー」がスゴイ! 5リッター「V8」&4.7m級の“美しすぎる”「流麗ボディ」採用! 豪華内装もイイ「LC」とは
くるまのニュース / 2024年11月22日 20時10分
-
「運転席の横に“クルマが踊っている”スイッチがありますが、押したら滑りますか?」 謎のスイッチの意味は? 知らない「使い方」とは
くるまのニュース / 2024年11月22日 12時0分
-
タイヤに記された「謎の印」の意味とは? 気になる「赤と黄色マーク」の“重要な役割”ってなに? 気づけば消えるけど問題ないのか?
くるまのニュース / 2024年11月22日 9時10分
-
「フロンクス/ヤリスクロス」コンパクトSUV比較 ともに都会的なスタイルだがグレード構成に差
東洋経済オンライン / 2024年11月20日 12時0分
ランキング
-
1「一人暮らしの老後」を充実させるコツ3つ
オールアバウト / 2024年11月28日 21時40分
-
2ホコリが積もると火事に…コンセント周辺の掃除をサボると危険! 確認すべき5つのポイント
オトナンサー / 2024年11月28日 20時10分
-
3日本株に“トランプ・ショック”直撃か…「関税引き上げ」に国内経済界は戦々恐々
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月28日 16時3分
-
4『推しの子』終盤展開の問題 実写やアニメで「改変」を望む声が出ているのは何故なのか
マグミクス / 2024年11月28日 20時55分
-
5急な「めまい」発作の"引き金"となる6つの要因 とくに急激な「気圧の変化」には注意が必要
東洋経済オンライン / 2024年11月28日 20時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください