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目白通り~東八道路直結の「環九」が爆誕!? 東京の新たな南北軸「外環の2」って何だ 広大な「道路空白地帯」が変貌中!?

くるまのニュース / 2024年8月20日 7時40分

環八通りのさらに西側で、都内を南北につらぬく都市計画道路が、少しずつ事業開始しています。いったいどのようなルートで、完成すればどう便利になるのでしょうか。

■まるで「環九」新たな南北軸の道路計画

 環八通りのさらに西側で、都内を南北につらぬく都市計画道路が、少しずつ事業開始しています。
 
 いったいどのようなルートで、完成すればどう便利になるのでしょうか。

 この都市計画道路は「外環の2」という名称で、建設が進められている外環道延伸部「関越~東名」の地下トンネルルートの真上に整備されます。

 大泉JCTから富士街道、新青梅街道、青梅街道、五日市街道・井の頭通りと接続していき、東八道路まで達する、総延長8970mの計画です。

 このエリアは、環八の次は伏見通りまで5km以上にわたり「生活道路地帯」で、南北にまっすぐつらぬく道路がありません。どこへ行くにもクネクネしていて、すれ違いにあまり余裕が無く、歩道も狭い状況です。

 そこへ新たな南北軸となるのが「外環の2」です。広大な住宅地から、目白通りと青梅街道という二つの幹線道路へ、クルマを「吸い上げる」役割も果たしていきます。 

 外環の側道として高速道路とセットで整備されるわけではなく、独自の都道事業として進められます。そもそも外環道は大深度地下で整備されるため、用地取得は不要で、理論上は比較的スピーディに開通まで漕ぎつけられるのがメリットです。対して「外環の2」は用地取得が必要になるため、外環道の開通に比べて時間差がありそうです。

 道路構造は、環八のような中央分離帯あり4車線道路というわけではなく、交通需要などを鑑みて2車線道路になっています。ただし両側に歩道と自転車道が完備されていて、交通が相互に分離された安全性が確保されています。

 さて、気になる進捗ですが、目白通り(大泉IC)から富士街道や西武新宿線を経て、千川通りまでの約2.7kmが事業化済み。あともう少し南下すれば青梅街道まで到達しますが、まだ事業化の準備段階です。

 ひとまず目白通り~青梅街道が、「おおむね2025年度末までに優先的に整備すべき」とされた都の「第四次事業化計画」に指定されているため、残り1工区の事業化も時間の問題と言えるでしょう。

 事業化済み区間の現状ですが、大泉IC付近の1km工区では、まず「周辺地区まちづくり」の策定に向けて動いている状況。そこから新青梅街道までは、ことし3月に事業着手したばかり。そこから千川通りまでは、西武新宿線の高架化にあわせて、上石神井駅前のリニューアルと同時進行で整備が行われるめどとなっています。

 いずれも、現場で特に動きは見られません。住宅密集地帯という事情もあり、開通は、大深度地下を抜ける外環道の開通よりも先になると思われます。

 目下の注目点は、2026年以降の事業化候補を示すであろう「第五次事業化計画」に、外環の2が東八道路まで指定されるのかどうかと言えるでしょう。

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