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高崎~松本間が短縮!? 国道254号「荻窪・平井バイパス」年内に開通へ! キケンな“クネクネ道”を「ショートカット」する集中工事を実施

くるまのニュース / 2024年8月21日 7時40分

長野県は、国道254号に建設中の「荻窪・平井バイパス」を年内に開通させると発表しました。開通すればどう便利になり、工事はどこまで進んでいるのでしょうか。

■生活道路との分離が可能に

 長野県上田建設事務所は2024年8月2日、国道254号に建設中の「荻窪・平井バイパス」を年内に開通させると発表しました。
 
 開通すればどう便利になり、工事はどこまで進んでいるのでしょうか。

 国道254号は、東京都文京区本郷から埼玉県、群馬県を経由し長野県松本市まで伸びる道路です。一部区間では「川越街道」や「信州街道」などと呼ばれています。

 群馬県~長野県のエリアでは高崎方面から下仁田、佐久、上田を経由し、北上する上信越道・長野道から逸れて、上田から松本までを一気にショートカット。

 同様な道路はヘアピンカーブが連続する国道143号がある程度で、上信越道・長野道経由による「遠回りルート」を使わずに松本市内に入ることができます。

 このうち上田市内は「鹿教湯温泉」といった観光名所があるほか、松本方面とを行き来するクルマが多いために、従来から交通量が多いという現状がありました。

 さらに2020年9月には上田~松本市境の三才山トンネルが無料化されたこともあり、群馬~長野をショートカットする大型車などの交通が増加に転じています。

 しかし、市内は主に住宅地をクネクネと走るため、狭隘かつ急カーブが多く歩道もないなど、生活道路の域をでない旧態依然としたものであり、地域の生活車両と大型車が入り交じり、交通事故が多発する危険な状況となっていました。

 新たに開通する「荻窪バイパス」(約1.7km)と「平井バイバス」(約1km)は、2010年から整備を開始。2024年内の開通を目指すために集中工事が実施されることとなりました。

 これにより、上田市街方面から三才山トンネルまでの区間で、生活道路とバイパスが分離され、「住宅街に出入りするクルマ」と「上田~松本を抜ける大型車」が交差しなくなり、スムーズな通り抜けが可能になります。

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