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“ながーーい”トヨタ「ハイエーース」現る! タイヤが「6個」あるスゴい仕様!? SNS投稿で注目…! 「ダックスフンドみたい」

くるまのニュース / 2024年8月22日 7時10分

SNSで6輪ハイエースの画像が話題を呼んでいます。この一風変わったハイエースの正体は一体なんなのでしょうか。

■トヨタ「ハイエース」に6輪仕様なんてあったっけ?

 仕事の相棒として、趣味の相棒として、様々なユーザーに支持されているトヨタ「ハイエース」。
 
 2024年7月23日には、6輪を備えたハイエースの画像が「X」(旧Twitter)に投稿され、翌日までに1万を超える「いいね」がつけられました。

 Xに投稿されたハイエースは、前半部分だけを見ればごく普通の現行型ハイエース。

 しかし車両後方に目を移せば全長は明らかに長く、なにより後輪は前後にタイヤが並んでついている点が異様です。

 この珍しい6輪ハイエースの投稿者にその時の様子をたずねたところ「千葉県柏市周辺で見かけました。第一印象は運転しづらそうなクルマだと思いました」と話しました。

 ハイエースは業務から日常利用まで幅広く活用されており、企業の営業車や荷物の搬送車としてはもちろん、施設送迎車やジャンボタクシーとしての利用やキッチンカーや移動販売車、さらには救急車としても用いられます。

 個人では、自転車やバイク、カートなどを搬送するためのトランスポーターとして活用したり、車中泊仕様やキャンパー仕様に改装して利用するのにも便利なクルマです。

 こうしたさまざまな用途に対応できるよう、ハイエースには多くの仕様が用意されています。

 ボディーサイズは、ロング(標準)/スーパーロング、ロールーフ/ハイルーフ、ナロー/ワイド仕様などが細かく分かれているうえ、生鮮食品販売等に向けた「冷凍/冷蔵バン仕様」や、幼稚園の送迎などで利用される「幼児専用車」といった純正特装車もラインナップしています。

 しかし、いくら多様な仕様が用意されているハイエースとはいえ、6輪仕様は用意されていません。

 Xに投稿された6輪ハイエースの正体は、恐らくカスタム業者が作成した特殊架装車と思われます。

 6輪を備えたクルマは、軍用のような特殊用途向け車両として開発される例があります。また「バニング」と呼ばれるカスタムカテゴリーでは、6輪化は比較的人気のカスタムです。

 この6輪ハイエースの投稿には、多くのコメントも寄せられており「はじめて見た」「かっこいい」「ダックスフントみたい」「ゲームのバグみたい」といった率直な感想。

 6輪化に伴って延長されたボディを指して「ハイエースじゃないよ。ハイエーースだよ」といった、とんちを利かせたコメントもありました。

 また「違法になるの?」とのコメントもありましたが、構造変更手続きの審査に通る状態であれば、おおよそどのようなクルマでも合法的に6輪化は可能です。

 こうした特殊なカスタムを行う業者は全国に多数ありますが、そのどこかで特殊架装車の可能性が大。

 その一例で直近では2020年に完成車販売価格570万円、5台限定で販売された個体もあったようです。

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