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新型「商用バン」公開! 全長6m級の「真四角ボディ」“日本”で発売! 約580万円の新型「シリーズ9」! 安全装備充実の「フィアット」登場

くるまのニュース / 2024年8月23日 23時10分

2024年8月21日、ステランティスジャパンはフィアット プロフェッショナル「DUCATO(デュカト)」の新モデル「Series 9(シリーズナイン)」(以下、新型デュカト)を発売しました。

■渋滞もラクラク! 「ADAS(先進運転支援機能)」が大幅に充実

 ステランティスジャパンは2024年8月21日、フィアット プロフェッショナル「DUCATO(デュカト)」の新モデル「Series 9(シリーズナイン)」(以下、新型デュカト)を発売しました。
 
 先進運転支援機能(ADAS)を大幅に性能向上させるなどの改良を施しています。

 デュカトは、1981年に初代が誕生した大型の商用バンモデルで、現行型は2006年にデビューした3代目。

 日本の商用バン・トラックの多くはフロントエンジン・後輪駆動のFRレイアウトが一般的ですが、デュカトはフロントエンジン・前輪駆動のFFレイアウトをベースにした「オールフォワード」アーキテクチャーを採用し、広い荷室空間と多彩なアレンジを実現します。

 2020年と2021年にはヨーロッパのベストセラーモデルとなり、欧州商用車市場で7割のシェアを獲得するなど、非常に人気の高いモデルとなっています。

 またキャンピングカーのベース車両としても根強い支持を集め続けており、欧州のキャンピングカービルダーで高いシェアを誇ります。

 国内でも車中泊やキャンプブームが本格的に広がっていたことから、キャンピングカーのベース車両としての需要を見込み、2022年12月に通称“Series 8(シリーズエイト)”がはじめて日本に正規導入されました。

 今回、1年半ぶりに国内では初のマイナーチェンジを実施した新型デュカトは、運転席・助手席と荷室を隔てる壁の前部にライニング(内張り)を施し、後部にはコートフックを追加したことで、質感と使い勝手を向上させました。

 ボディサイズは、全長5410mm×全幅2100mm×全高2525mm、ホイールベース3450mmのスタンダードモデル「L2H2」と、全長5995mm×全幅2100mm×全高2525mm、ホイールベース4035mmのロングバージョン「L3H2」の2タイプを用意します。

 ボディサイドに大型のスライドドアを装備するほか、後部には横開きのドアを備えます。

 なお、2022年導入時に設定されていた全長5995mm×全幅2100mm×全高2765mm、ホイールベース4035mmのハイルーフ仕様「L3H3」は今回ラインナップから外されています。

 パワートレインは、2.2リッター直列4気筒インタークーラー付きディーゼルターボエンジンを搭載。最高出力180hp、最大トルク450Nmを発生させ、9速ATと組み合わせます。

 今回のマイナーチェンジでは、ADASも機能を大幅に充実させている点も注目されます。

 歩行者検知機能付きの「衝突被害軽減ブレーキ」や「デジタルリアビュールームミラー」「リアパーキングカメラ」「ポストコリジョンブレーキング」などに加え、新たに「アダプティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付き)」や「レーンセンタリング」、「トラフィックジャムアシスト」を装備し、安全性の向上を果たしました。

 こうした充実したADASは国産商用バンには設定がない高機能であり、大きなアドバンテージといえます。

 新型デュカトの販売価格(消費税込み)は、L2H2が580万円、L3H2が597万5000円です。

 ボディカラーは標準色「デュカト ホワイト」のほか、「エクスペディション グレー」「ランサローテ グレー」「メタリック ブラック」の各オプションカラー(+8万8000円)を設定します。

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