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給油時に「満タン」「半タン」燃費どれだけ違う? 実際の計算で見えてきた「意外すぎる差」とは!? 燃費節約の「本当に大切なこと」

くるまのニュース / 2024年8月24日 12時0分

燃費のいい走行のため、給油を「満タン」「半分だけ」にするか迷うかもしれません。実際、燃料の入れ具合は燃費とどう関連してくるのでしょうか。

■「あまり給油しないほうが軽い」実際どう変わる?

 ガソリン価格が高くなるなか、出来る限り「燃費のいい走行」に気を遣う人も多くなっています。

 燃費に関わるか気になることとして、「給油は満タンにするのがいいのか」「半分くらいにしておけば、クルマの重量が抑えられて燃費が良くなるのでは?」などと悩むかもしれません。

 実際、燃料の入れ具合は燃費とどう関連してくるのでしょうか。

 大手ガソリンスタンドの販売員は「特段の差は無いでしょうね」と話します。

「満タンにすると燃費が悪化したり、エンジンの劣化が早くなるという人がいます。しかし、わざわざガソリンスタンドへ行くことを考えると、その回数が多くなるとより燃料やエンジンが消耗します。

 どちらかといえば、こまめにタイヤの空気圧をチェックしたり、不要な荷物は極力乗せず、エアコンを不必要に使いすぎないこと、など、いわゆる『エコドライブ』を心がけることが大事です」

 またこの販売員は、実体験として「タイヤの空気圧を点検し、3つあったゴルフバッグをすべて降ろし、エコドライブを心がけたところ、デジタルメーター上の平均燃費が『リッター2km』ほど変わったことがあります」と、驚きの効果を教えてくれました。

 また、タンク内を軽くして走る工夫で、「給油をギリギリまで遅らせる」ということをする人もいますが、こちらもデメリットが大きいといいます。

 都内のガソリンスタンドのスタッフは「給油を促すランプが『着く前』くらいに給油するのが良いと思います。もちろんランプが着いてからも数キロは走れますが、思わぬガス欠になると、クルマは途中で動かなくなり、大変です。事前に入れておいた方が安全でしょう」

 燃料メーターは正確性が低く、実際の残量とのあいだに思わぬギャップがある可能性が高いというのも、考慮に入れたほうがいいでしょう。

■「満タン」「半タン」具体的に燃費どれだけ変わる?

 燃費への影響を、もう少し具体的に概算してみましょう。

ガソリンスタンドガソリンスタンド

 一般的なガソリンを、1リッターあたり約0.75kg(軽油は約0.8kg)とすると、容量40リッターで満タンにすると、ガソリン重量は約30kgとなります。半分しか入れない場合は、そこから15kg軽くなります。

 日本アルミニウム協会によると、クルマは「10kgの軽量化につき、約0.2km/Lの燃費改善が見込める」としています。

 計算すると、20リッターの給油量の差で、15kg軽量化したときの燃費改善は「約0.3km/L」となります。

 トヨタ「アクア」の現行モデルのカタログ燃費は30〜32km/Lです。ガソリン価格をリッター165円とすると、「1リッター165円で30km走れるのが、さらに300mほど余分に走れる」ということになります。

 40リッターのタンクで計算すると、1回余分な給油で、半分の20リッター分は軽く走れるため、低燃費化で余分に走れるのは6kmほどになります。

 しかし、この6kmのために、ガソリンスタンドまで数キロを余分に走る必要が出てくることも考慮が必要です。わざわざ給油に行く手間や「ガソリンを補給しなきゃ」と心に留めておく心理負担も頻繁になります。

 燃費にこだわりすぎると、クルマの運転にかかわるあらゆることが「お金が逃げていく」という強迫観念にかられ、脳をむしばんでしまい、半永久的に精神へ悪影響を及ぼしかねません。

 一度きりのカーライフ、できるだけ満ち足りた気分で送ることが大事です。そのためには、ある程度の損得に対して無頓着になる「心の余裕」が肝心なのかもしれません。

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