ホンダ新型「スゴイ軽バン」登場へ！ 斬新「1人乗り仕様」ある「“超静音”モデル」！ “大開口スライドドア採用”の「N-VAN e：」グレード構成とは？

2024年10月10日に発売を控えているホンダの新型軽商用EV「N-VAN e：（エヌバン イー）」ですが、どのようなグレード構成となっているのでしょうか。

■発売が待たれる「N-VAN e：」にはどのようなグレードがある？

　ホンダは、2024年6月13日に新型軽商用EV（電気自動車）「N-VAN e：（エヌバン イー）」を同年10月10日に発売することを明らかにしました。
　
　既に先行予約の受付も始まっているといいますが、一体どのようなグレードが展開されるのでしょうか。

「N-VAN」は2018年7月に登場し、広い荷室や高い利便性から、商用のみならずレジャー用途でも幅広いユーザーに支持されてきました。

　そんななか2024年6月に発表されたN-VAN e：は、N-VANの低床や平らなボディによる大容量の空間や、ピラーレスの大開口スライドドアなどといった特徴をそのままに、電動化によって新たな価値を追加しています。

　N-VAN e：は、大容量バッテリーや小型化された電動アクスル、高電圧部品の集中配置によって、商用に求められる実用航続距離と広い荷室空間の両立を目指しているとのことです。

　航続距離（WLTCモード）は245kmと、配送業務にも十分対応可能な性能を持ち、充電は普通充電（6.0kW）で約4.5時間、急速充電（50kW）では約30分で80%まで充電できる利便性を提供します。

　また、安全性にも配慮され、衝突被害軽減ブレーキやリアパーキングセンサー、前席SRSサイドエアバッグが全車標準装備されています。

　N-VAN e：のグレード構成は「e：L4」「e：FUN」「e：G」「e：L2」の4タイプです。

　e：L4は標準的な4人乗り仕様で、バッテリーをフロア下に配置しつつも、N-VANと同等の広い荷室空間を実現しています。

　室内には7インチの液晶メーターが採用され、外装にはツートンカラーが設定されており、選択の幅を広げているほか、ホンダ独自の安全運転支援システム「ホンダ センシング」が搭載されています。

　e：FUNはe：L4をベースにした個人向けモデルで、インテリアに明るいベージュカラーを採用するのにくわえて、LEDヘッドライトや急速充電機能を標準装備し、機能の拡充が図られています。

　e：Gとe：L2は商用に特化したモデルで、インパネを垂直にし室内をスクエアにすることで、後ろから前までムダなく積めるようデザインされているのが、大きな特徴です。
　
　e：Gは運転席のみの1人乗り仕様、e：L2は運転席と2列目に1席を配した2人乗り仕様となっており、シートを極限に排除することで、さらなる低床を実現。

　これにより、大きな荷物を載せられるほか、後方も見やすくなるといった利便性も兼ねています。

　なお、e：Gとe：L2は新車オンラインストア「Honda ON」でのみ購入可能で、リース契約専用の車種となっています。

　パワートレインは、フロントレイアウトを考慮して形状が最適化されたモーターユニットを搭載。

　出力性能はグレードによって異なり、e：L4とe：FUNは最高出力47kW、e：Gとe：L2は最高出力39kWを発揮します。

　一方で最大トルクは全グレードで統一されており162Nmとなっています。

　そんな多彩なグレードが設定されているN-VAN e：の車両本体価格（消費税込）は、e：L4が269万9400円、e：FUNが291万9400円、e：Gが月額3万3000円から、e：L2が月額3万4730円からです。