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マツダ「ロータリーエンジン搭載車」約11年ぶりの復活! スポーツカー「RX-8」以来の「ロータリー車」どう感じた? 熱烈ファンゆえの「悩ましい想い」とは

くるまのニュース / 2024年9月1日 16時10分

マツダが約11年ぶりに復活させた「ロータリーエンジン車」である「MX-30 e-SKYACTIV R-EV」。このモデルについて、ファンからは一体どのような感想が寄せられているのでしょうか。

■「ロータリー」の復活をファンはどう見た?

 マツダが2023年に発売した、「MX-30 e-SKYACTIV R-EV(以下、MX-30 R-EV)」。
 
 同車について、SNSなどでは様々なコメントが寄せられています。

 MX-30 R-EVは、「ロータリーエンジン搭載車」としてマツダが約11年ぶりに新車生産しているクルマ。

 2012年に生産終了した4ドアスポーツカー「RX-8」以来のロータリーエンジンの復活となることから、マツダファンのみならず、世界中からも大きな注目を受けるモデルです。

 そんなMX-30 R-EVは、観音開きタイプのサイドドア「フリースタイルドア」が特徴のコンパクトSUV「MX-30」の派生モデル。

 従来のMX-30は、ガソリンを使用した「プラグインハイブリッド(PHEV)仕様」と、「完全電気自動車(EV)仕様」の2タイプのみをラインナップしていましたが、第3のタイプとして追加されたのが、今回取り上げるロータリーエンジンを積む「R-EV仕様」です。

 このR-EVは、これまでのロータリーエンジン車のようにエンジンを直接パワーユニットとして使用することはなく、車輪の駆動にはモーターを使用。エンジンは、あくまでも発電機として使われます。

 メリットとしては、サイズが小さく高出力のロータリーエンジンを発電機とするため機構自体がコンパクト化できる点にあり、これに高出力モーターとジェネレーターを組み合わせることで、MX-30 R-EVはバッテリーEVとして85kmの航続距離を実現しているといいます(WLTPモード)。

 一方で、従来のロータリーエンジン車であるRX-7やRX-8のように、ロータリーエンジン特有の滑らかな回転が加速性能に直結するモデルではないため、スポーツカー好きにとっては複雑な心境もあるようです。

 このMX-30 R-EVについてはSNSなどで様々な意見が投稿されており、「ロータリーエンジンの復活は嬉しい」「ロータリーを発電機として使う発想は新鮮で良いね」と、新型MX-30 R-EVの発想を支持する声がある一方で、「ロータリーエンジンは駆動用に使用して欲しかったな」「せめてスポーツカーのデザインだったら…」「SUVだったら普通のPHEVで良かったと思う」など、発電用のエンジンとして用いることに困惑するコメントや、搭載した車両がSUVタイプであることに疑問を感じるという投稿も。

 また「ロータリーを採用するなら車名は伝統の『RX』を継承して欲しかった」と、車名の“MX”に対しての注文も見られるものの、「ガソリン価格の上昇や環境保護が謳われる現状ではロータリーを駆動用に用いるクルマなんて市販化できないでしょ」「ロータリーエンジンの技術を未来に継承するためにもR-EVが誕生して良かった」といった、マツダとロータリーエンジンを取り巻く現在の状況を考えれば、MX-30にR-EVを搭載したことは納得できるというコメントもありました。

※ ※ ※

 このように様々な意見が見られるMX-30 R-EV。

 発売から約1年が経過した現在、同車以外にはR-EVユニットを搭載するモデルは登場していません。

 しかし将来的にこのユニットがスポーツカーに搭載される可能性も否定できませんので、今後マツダがR-EVをどのように展開していくのか注目してまいりましょう。

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