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全長5.6m級のスズキ「”超”大型車」!? 4リッター「V6」に“MT”も用意! タフ顔も超カッコイイ“FRマシン”「イクエーター」とは

くるまのニュース / 2024年9月9日 12時30分

軽自動車などコンパクトなクルマのイメージが強い「スズキ」ですが、大柄なボディを持つトラックも販売していました。それが「イクエーター」というモデルです。

■全長5.6m級のスズキ「超大型車」ってなに?

 “スズキが販売するトラック”と聞くと、多くの人が軽トラックの「キャリイ」を脳裏に思い浮かべると思いますが、海の向こうではキャリイとは似ても似つかない、大柄なボディを持つトラックが販売されていました。 

 それが北米市場に投入された「イクエーター」というモデルです。

 このイクエーターのボディサイズは全長5590mm×全幅1850mm×全高1780mm(ロングベッドモデル)となっており、全幅こそトヨタ「ハイラックス」や「トライトン」よりも短いものの、全長は両車を超えるサイズ。

 ただこれでも北米では中型ピックアップトラックに分類されるというのだから、お国柄の違いを感じさせてくれます。

 パワートレインは、直列4気筒2.5Lエンジンもしくは、V型6気筒4.0Lを用意。前者はFRレイアウト、後者はFRのほか四輪駆動も選択可能で、トランスミッションは5速ATのほか、2.5Lモデルでは5速MTも用意されていました。

 ボディは4ドアのクルーキャブのほか、2ドアのエクステンディッドキャブも設定。このエクステンディッドキャブは2ドア扱いでしたが、マツダ「RX-8」のような小さな観音開きの後部ドアが備わっており、後席へのアクセスもしやすいものとなっています。

 そんなイクエーターですが、実は北米日産が現地で生産していたピックアップトラックの「フロンティア」をベースとしたOEMモデル。

 フロントマスクのデザインやグレードラインナップに若干の違いがあった以外は兄弟車関係にあるものでした。

 ただ、都会的なイメージのあるフロンティアに対し、イクエーターはやや泥臭さの残る昔ながらのピックアップトラックスタイルとなっており、しっかりと差別化が図られていました。

 このあたりのキャラクター付けは徹底しており、イクエーターの発表の場となった2008年のシカゴオートショーでは、ショーモデルとしてイエローのボディカラーに無骨なオーバーフェンダーを装着し、荷台にオフロードバイクを積んだモデルや、マットグリーンのボディにバータイプのバンパーを装着し、ATV(全地形対応車)を搭載したモデル、そしてバンパー下部やグリルをシルバーで塗り分け、大径ホイールを装着してボートをけん引したモデルという3種類のカスタマイズカーを展示。

 さらに世界最大のチューニングカーショーとして知られる「SEMAショー」にもオフロードカスタムを施したイクエーターを出展するなど、日本でのイメージとは異なりOEMモデルでもガンガンユーザーにアピールしていた点が面白いところです。

 ただイクエーターは、スズキが2012年末で北米市場から撤退したことに伴って終売となり、わずか4年ほどのモデルライフとなってしまったのは残念としか言いようがありません。

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