日産「新型マーチ」まもなく登場!? “丸目”ライトが超カッコイイ! 日本“復活”に期待大な「新型コンパクト」どうなるのか
くるまのニュース / 2024年9月6日 20時10分
2022年8月に販売終了した日産のコンパクトカー「マーチ」ですが、今後復活する可能性はあるのでしょうか。
■40年・4世代にわたって続いてきた「マーチ」が復活する!?
日産「マーチ」は、ハッチバックのコンパクトカー。その歴史は古く、初代登場は1982年にさかのぼりますが、2022年に惜しまれつつ国内の販売を終えています。
そんなマーチが復活するとの噂があがっています。次期マーチはどのようなクルマとなるのでしょうか。
初代マーチは「マッチのマーチ」をキャッチコピーに、“マッチ”こと近藤真彦さんがイメージキャラクターに起用され、そのCMとともに大ヒットを飛ばしました。
初代から日本と欧州を中心に海外でも販売されるグローバルモデルで、国外では「マイクラ」という車名が与えられています。
2代目へのフルモデルチェンジは1992年、3代目は2002年と10年毎のフルモデルチェンジという長いモデルスパンで刷新され、4代目へのフルモデルチェンジは8年のスパンで2010年に行われました。
なお4代目マーチはタイで生産される輸入車となっています。
そんなマーチは、3代目までは好調なセールスを維持し続ける人気モデルでしたが、4代目になると人気に陰りが見えてきます。
発売から11年が経過した2021年、マーチは国内の登録車で50位以内にランクインする堅調な販売台数を記録していたものの、2022年の8月で、4代目マーチは日本国内での販売が終了してしまいます。
折しもマーチ生誕40周年という節目の年の出来事でした。
結果、2010年から2022年と12年にわたった歴代マーチ随一のロングライフモデルとなりました。
そんななかで海外向けの「マイクラ」は2017年3月、独自にフルモデルチェンジした5代目が欧州市場で発売されていました。
5代目マイクラが日本市場に導入されなかった理由を日産は公表していませんが、そのボディサイズが全長4m強かつワイドボディの3ナンバーサイズであることが背景にあったと言えるでしょう。
このサイズでは日産のコンパクトカー「ノート」とほぼ同じ全長で、全幅はむしろマイクラのほうが大きくなってしまいます。
マーチは日産のエントリーモデルであり、最もコンパクトで安価であるという位置づけですので、5代目マイクラを国内市場で販売する理由がなくなってしまいます。
また5代目マイクラのフルモデルチェンジ当初は、すべてMT車のガソリンないしはディーゼル車であったこともネックになる点です。
日産は国内では電動化戦略を取っていましたが、もし5代目マイクラに「e-POWER」(ハイブリッド)を搭載したら、完全にノートとのカニバリ(需要の共食い)を発生させてしまいます。
そんなこともあって、5代目“マイクラ”が新型マーチとして国内に導入されることはありませんでした。
■すでに先行公開されている「次期マーチ!?」の姿
5代目マイクラはその後、2022年8月に生産終了。翌年7月には欧州市場での販売終了で全市場から撤退となってしまいました。
ただし日産は2022年1月、欧州市場でマイクラの後継となる新型コンパクトEV(電気自動車)を投入することを明らかにしていました。
日産の新たな経営計画「The Arc」において公開されたティザー動画のなかで注目された「丸目のコンパクトカー」
この新型コンパクトEVの車名は明らかにされていませんでしたが、次期マイクラと考えるのが自然な流れでしょう。
また2024年3月に発表された日産の経営計画「The Arc」では、2022年の発表時にもチラ見せした次期マイクラと思われるコンパクトカーのティザー画像を紹介しており、特徴的な丸目ヘッドライトが目をひいていました。
このかわいらしい雰囲気は、4代目や3代目マーチの流れを汲んでいると言っても間違いではないでしょう。
もう1つ、次期新型マーチが復活販売される可能性となる出来事があります。
それは、日産と連合にあるルノーが、2024年2月にコンパクトEVの「5(サンク)」を発売したことです。
サンクは1972年から1996年まで2代に渡って販売されたコンパクトハッチバックで、ルノーのエントリーモデルでした。
マーチ/マイクラと同じ位置づけでボディサイズも近しく、新型サンクをベースに次期マーチ/マイクラを開発というストーリーが見えてきます。
新型サンクは全長3920mmで、現行型ノートに近いサイズ感になりますが、ノートにはないEVとして日本市場導入となれば、モデルのカニバリが発生しません。
また日産の電動化戦略において、軽EV「サクラ」と、ミドルサイズEV「リーフ」の間を埋めるコンパクトEVとしてマーチをラインナップに追加するのは自然な流れと言えます。
いっぽうで、次期マーチにe-POWERモデルが設定される可能性は微妙なところでしょう。
国内におけるノートのセールスは好調で、2023年の通年販売台数は登録車の中で第4位につける10万2508台となっています。全車ハイブリッドのモデルのなかでは、ノートがトップセールスを記録しています。
そこに新たな(しかも廉価な)コンパクトハイブリッドカーを登場させる理由は希薄といえます。
これらの背景をまとめると、次期新型マーチが「かっこかわいい」コンパクトEVとして日本市場に復活する可能性は十分に期待できそうです。
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