MTオンリーのホンダ新型「RS」登場!「今の時代に思い切った」と反響も! 新型「“スポーティ”シビック」まもなく発売へ
くるまのニュース / 2024年9月6日 21時10分
ホンダ「シビック」の新グレードとして「RS」が2024年9月に発売されます。このモデルに関して、どのような反響があったのでしょうか。
■イマドキ希少な「MT専用車」登場!
1972年に初代モデルが登場した「シビック」は、ホンダ車のなかでもロングセラーモデルのひとつとして世界各国で愛用されており、現在は11代目が販売されています。
初代モデルでは「RS」というスポーツグレードが設定されていたのですが、その後は姿を消しており、そして今回再び「RS」が設定されることになりました。
2024年9月のマイナーチェンジで新設される「シビックRS」は6速MT専用グレードとして登場することになっており、ATが主流となっている現在では非常に珍しいモデルだといえるでしょう。
シビック以外にも、RSを冠したホンダ車はいくつか存在しますが、「ロードセーリング」の頭文字であり、「水上を帆走するように、悠々と気持ちよくハイウェイを走る」をコンセプトとしたグレードとしてラインナップされています。
新型シビックRSでは1.5リッターガソリンターボを搭載しつつ、足回りは専用設計としました。
エクステリアは、ドアミラーやヘッドライト、エキパイフィニッシャー、ドアサッシュ、シャークフィンアンテナ、ホイールがブラックで統一された専用デザインを採用。前後に赤いRSのエンブレムが付いています。
インテリアはインストルメントパネルに赤いピンストライプや、シートに赤いステッチが施されており、ほどよいアクセントの効いたお洒落な雰囲気を演出しました。
新型シビックRSに対して、SNSではさまざまな興味深い意見が散見されます。
MTについての意見が多く、「MTのみの設定とは、この時代としてはなかなか思い切りましたね」など、現在販売されているクルマのほとんどがATであるなかで、MTのみの新型シビックRSは、MTにこだわるユーザーの心を掴んでいるのかもしれません。
さらに、「RSにはレブマッチが付いているし、MTが久しぶりという人も手を出しやすい」といった声もありました。
MTの魅力は自分の好きなタイミングで望むギアにシフトし、クルマを意のままに操れる楽しさにありますが、その一方で慣れていないとスムーズにシフト操作をするのは難しいものです。
そんな課題を解決するのが、滑らかな変速操作を可能とした「レブマッチシステム」です。
レブマッチシステムは変速する際に、目標のギアに最適となるように自動でエンジン回転数を制御することで、変速をスムーズにして車両の動きを安定させてくれることから、MTに乗り慣れていない人でも上手く操作することができるでしょう。
なお、レブマッチシステムを利用したくない場合はOFFにすることも可能です。
ほかにも「タイプRでは全幅が大きすぎるし4人乗りなのに対し、RSは幅が狭いし5人乗れるのでちょうど良いモデルになっている」という意見が見受けられました。
本格的なスポーツグレードである「シビックタイプR」はRSと同じくMTのみの設定で、高性能な2リッターターボエンジンを搭載していますが、ボディサイズが大きい上に4人しか乗れないのがデメリットとなるという指摘も存在します。
その点、新型シビックRSはタイプRほどのハイスペックではなく、気楽に走れる“ほどよいスポーティなクルマ”という立ち位置が受け入れられやすいといえそうです。
一方で、そんな新型シビックRSに対して、「現行シビックは大型化してしまった。もう少しシェイプアップ出来ないものでしょうか」「廉価グレード『LX』のMTは割安で良かったのですが、RS追加と引き換えに無くなってしまい残念です」といった要望も。
全長が4mを切っていた初代シビックに比べると、現行モデルは全長4550mmへと大型化していることや、従来モデルに設定されていた“普通のグレードのMT車”が廃止されたことを残念がる人もいました。
そのほか、「『フィットRS』もMTが選べるようになればいいのに」「この1.5リッターターボをフィットに搭載してくれたら最高だと思うんだけど」など、同じくRSグレードが設定されるコンパクトカーの「フィット」に関する意見もありました。
フィットRSにはMTはなく、1.5リッターエンジンですがターボは搭載されていません。「小型でありながらほどよいスポーティさ」を持ったクルマも今の時代に求められているのかもしれません。
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