全長5m級! トヨタの「スポーツセダン」がスゴい! ツヤ消しボディ×迫力エアロがめちゃカッコいい! 特別すぎる「MIRAI SPORT」とは
くるまのニュース / 2024年9月6日 15時10分
トヨタのセダンタイプのFCEV「MIRAI」には、スポーティなコンセプトモデルが存在しています。「ミライスポーツ」というモデルですが、どのような特徴があるのでしょうか。
■めちゃカッコいい「ミライスポーツ」どんなモデル?
トヨタ「MIRAI(以下、ミライ)」は水素を燃料とし、酸素とともに燃料電池に取り込んで電気を作り、その電気でモーターを駆動させて走る量産燃料電池車(FCEV)です。
ガソリンを給油するのとほぼ変わらない短い燃料充填時間で、長い航続距離を可能としており、「究極のエコカー」として期待されています。
初代モデルは2015年に登場。現行モデルは2020年12月にフルモデルチェンジを果たした2代目です。
セダンタイプのモデルで、全長4975mm×全幅1885mm×全高1470mmという堂々としたボディや、エモーショナルなスタイリングが特徴となっています。
現行モデルでは、FR高級車用のTNGA GA-Lプラットフォームをベースに、ボディ剛性や静粛性を向上。FCスタック(燃料電池)の小型化や高出力化、水素タンクの最適配置化などにより、前後50:50の理想的な重量配分を実現し、走りの楽しさや快適さを高めました。
また、初代モデルは4人乗りでしたが、現行モデルは5人乗りへと乗車人数が増え、実用性も向上しています。
先進運転支援機能「トヨタセーフティセンス」を搭載。先行車やカーブに対しての減速支援とステアリングの支援を行う「プロアクティブドライビングアシスト」に加えて、「アドバンストドライブ(渋滞時支援)」や「アドバンストパーク(リモート付)」を可能とする高度運転支援技術「トヨタチームメイト」など、フラッグシップセダンに相応しい最先端の安全機能も備えました。
そんなミライですが、新たな提案として「ミライスポーツ」というコンセプトモデルが存在しています。
2023年5月のスーパー耐久シリーズ第2戦・富士24時間耐久レースの会場で初公開されたコンセプトモデルですが、「GRカローラ・モリゾウエディション」に採用される「マットスティール」という、鈍く光る金属のようなツヤ消しのボディカラーを身にまとっています。
さらに、標準モデルとは異なるバンパーやカーボンボンネットを採用。よりスポーティなデザインを実現しました。
なお足回りも変更されており、車高は20mmダウン。バンパーの形状が変更され、全長は20mm長くなっているといいます。
そして、2023年11月に開催されたスーパー耐久シリーズ第5戦の会場では、さらなるアップデートが加えられたミライスポーツを展示。
専用デザインの前後バンパーはさらなる作り込みが行なわれ、冷却性を高めるために開口面積を拡大されたほか、カーボン製のボンネットにはダクトが追加されました。
リアはカーボントランク、リアスポイラー、ダーククロムエンブレムに加えてSARD製のウイングを装着。ボディサイドに貼られたステッカーはツヤありブラックからツヤなしブラックへと変更され、精悍さが増しています。
パワートレインの制御もアップデートされ、よりリニアな走りを追求したといいます。
※ ※ ※
フランスやドイツのレース会場でもミライスポーツが展示され話題となっているのですが、日本のユーザーからは「カッコいい」「ホイールがカッコよすぎ」「このスタイルで売って欲しい」など、通常モデルとは異なるスポーティなスタイリングを賞賛する声があがっています。
市販化されるかは明らかになっていませんが、ミライスポーツの登場を期待せずにはいられません。
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