12年ぶりに復活した三菱の最新「本格4WD」がめちゃ人気! 全長5.3m級の「ビッグサイズ」どう思う!? 「トライトン」オーナーの反響とは
くるまのニュース / 2024年9月12日 21時10分
三菱が2024年2月に販売を開始したピックアップトラック「トライトン」は、デビュー早々にメーカーが想定する以上の人気を集めています。さっそく手に入れたオーナーはどのように感じているのでしょう。購入者の声をきいてみました。
■500万円級の「高級“本格四駆”」登場!
2024年2月の発売開始以来、三菱自動車工業(以下、三菱)の新型ピックアップトラック「トライトン」が好調な立ち上がりとなっています。
12年ぶりの復活となったトライトンをさっそく手に入れたオーナーたちに、その印象についてたずねてみました。
三菱のピックアップトラックの歴史は長く、1978年に「フォルテ」のネーミングで登場し、「ストラーダ」「トライトン」と名前を変えながらおよそ45年以上、5世代にわたり世代を重ね続けています。
世界の約150の国や地域で販売を展開し、シリーズ累計で約570万台を生産する三菱にとっても重要な世界戦略モデルです。
そして現行モデルは初代フォルテから数えて6代目。2023年7月にタイで世界初公開されました。生産もタイの三菱工場でおこなわれ、世界各国へ輸出されます。
約9年ぶりに全面刷新され、ボディやラダーフレーム、パワートレインまで全てを新たに開発しています。
国内仕様のボディサイズは、全長5320-5360mm×全幅1865-1930mm×全高1795-1815mm、ホイールベース3130mm。
4ドア・5人乗りの「ダブルキャブ」ボディと4WDを組み合わせたモデルが導入されますが、海外市場ではほかにも複数のボディタイプや駆動方式が用意されます。
パワートレインは、新開発の2.4リッター直列4気筒 2ステージターボ付きクリーンディーゼルを搭載。最高出力204ps(150kW)、最大トルク470Nmを発揮し、トランスミッションは、6速スポーツモード付ATです。
三菱独自の本格的な四輪駆動システム「スーパーセレクト4WD-II」と組み合わされ、後輪駆動、フルタイム4WD、センターデフ直結、ローギアの4種類が選択でき、それぞれの4WDモードに対応する7つのドライブモードも用意します。
旋回性を向上させる「AYC(アクティブヨーコントロール)」を新採用したほか、ブレーキ制御タイプのアクティブLSDも搭載し、意のままの走行性能を実現しました。
またヒルディセントコントロールやヒルスタートアシストの採用で、悪路でのドライバーの負担を軽減します。
そんな新型トライトンの外観は全体に力強いデザインで、1ナンバーの“商用トラック”から想起される簡素な雰囲気などはゼロです。
内装は水平基調で力強い造形のインパネ。悪路走行時も車体の姿勢変化を把握しやすいよう配慮を加えました。
またソフトパッドを要所に多用し質感向上と乗員保護も図るほか、手袋をしていても確実な操作が可能なダイヤルやスイッチ類を配し実用性も高めています。
装備面でも乗用車と変わらない快適な機能がフルに揃います。
先進運転支援機能「e-Assist」やコネクティッド機能「三菱コネクト」も採用され、安全性や利便性も大幅に向上しました。
ラインナップは、上級仕様の「GSR」(540万1000円/消費税込み、以下同)と普及グレード「GLS」(498万100円)の2グレード構成です。
■「トライトン」オーナーの多くは「サイズは意外と気にならない」
三菱は2024年9月6日から8日まで、オートキャンプイベント「スターキャンプ2024 in 朝霧高原」を開催しました。
富士山のふもとに広がる草原の大きなキャンプ場「ふもとっぱら」(静岡県富士宮市)の会場には、前年の倍となるおよそ600組の参加者が集まり、例年以上に盛況なイベントとなりました。
そんなスターキャンプ来場者のなかには、まだデビュー間もない新型トライトンの姿も複数ありました。
2024年2月に発売されたばかり! 新型「トライトン」オーナーの声は!?[三菱「スターキャンプ2024 in 朝霧高原」会場にて]
首都圏から4人家族で訪れたGLSグレードのオーナーは、3月に納車されたといいます。
「(クロスオーバーミニバン)デリカD:5からの乗り換えです。
純正アクセサリーのホイールモールやサードパーティ製の荷台用キャリア、アルミホイールなどでさっそくカスタマイズしています」
関西から来場したGSRのオーナーは、マツダ「CX-5」からの乗り換え。こちらも早くもカスタマイズの手が入っています。
「100点満点です。満足度は高いです。来年はトライトン専用のテント区画ができることを期待しています」といい、オーナー同士の交流にも期待している様子。
そして、8月に納車されたばかりで「これから孫とのキャンプを楽しみたいです」と語る東京都内のGLSオーナーは、13万キロ乗ったデリカD:5からの乗り換えです。
「(荷台に載せる純正アクセサリーの)キャノピーを注文して届くのを待っています」とのこと。
キャノピーを搭載することで、荷台が屋根付きの空間となり、荷物を雨や盗難から守ることができるアイテムですが、現在納品待ちだといいます。
他のオーナーも荷台にトノカバーを装着したり、養生シートをかけるなど、積載物を保護している人が多いようです。
なお全長5.3mという新型トライトンの巨大サイズについては、どのオーナーも「乗ってみるとそんなには気にならない」といった主旨の回答が返って来ました。
「駐車は苦労することもあるものの、見晴らしも良く運転はカンタン」というのが共通の認識です。
筆者(くるまのニュース編集部 記者T)も実際に新型トライトンで街乗りや郊外路、高速道路などを運転してみましたが、視界の良さや自然なシートポジションが奏功し、良好な取り回しを実感しました。
ただし街中でのUターンでは大きな全長を意識させられるほか、全長5m以下に制限される駐車場には停められない点などは注意が必要そうです。
ラダーフレームとリーフリジッドサスペンションという本格派ながら、乗り心地や直進性も上々で、静粛性も高いことと相まって、高級SUV同等の乗り味といえます。
※ ※ ※
2023年12月21日の正式発表からおよそ半年が経過した2024年7月、三菱は新型トライトンの販売状況を発表しました。
6月末の時点での累計受注台数は2900台以上。目標に対し約2.4倍の受注が集まったといいます。
人気グレードはGSRが約87%を占め、人気ボディカラーは1位が「ホワイトダイヤモンド」(31%)、2位がテーマカラーの「ヤマブキオレンジメタリック」(24%)、3位が「グラファイトグレーメタリック」(22%)と続きます。
前述の三菱スターキャンプ会場では、ヤマブキオレンジメタリックとグラファイトグレーメタリックが二大勢力となっていました。
まだまだ納車待ちというオーナーも多く、次回のスターキャンプ会場では新型トライトンの姿もさらに増えることが期待できそうです。
外部リンク
- 【画像】めちゃカッコいい! 三菱の「本格四駆」を画像で見る(30枚以上)
- トヨタ「100万円台」のコンパクトSUVが「新車超え」!? まさかのプレミア価格で「売れてる」! 超人気「ライズ」が支持される「要因」とは
- 100万円台! 全長4m以下の日産「超コンパクトSUV」がスゴイ! ターボエンジン+MTでめちゃ楽しそう! 最適すぎる「マグナイト」日本導入はないのか
- トヨタの斬新「“タマゴ型”ミニバン」に反響多数! 次期「エスティマ」登場に「期待の声」も!? 斬新フォルムの「FCR」に“熱視線”集まる
- 日産「新型マーチ」まもなく登場!? “丸目”ライトが超カッコイイ! 日本“復活”に期待大な「新型コンパクト」どうなるのか
この記事に関連するニュース
-
三菱『トライトン』カスタムコンテストを開催! 東京オートサロン2025で結果発表へ
レスポンス / 2024年11月12日 20時30分
-
トヨタ「新型ハイラックスサーフ!?」世界初公開! “カクカクデザイン”×斬新「パカッと外れるルーフ」採用! 新型「4ランナー TRD“サーフ”コンセプト」米で実車を披露
くるまのニュース / 2024年11月8日 17時10分
-
約473万円! 高級「“SUV”ミニバン」に“激シブ”「特別仕様車」登場! “黒感”強調の「カクカク」デザインが超カッコイイ! 三菱「デリカD:5 “BLACKエディション”」発売
くるまのニュース / 2024年11月8日 9時30分
-
三菱『デリカD:5』、ブラック際立つ「BLACK Edition」新設定…473万3300円から
レスポンス / 2024年11月7日 18時45分
-
三菱『トライトン』新型、ベトナムのデザイン賞で金賞に…『エクスフォース』に続く受賞
レスポンス / 2024年11月3日 9時0分
ランキング
-
1全国で販売「カシューナッツ」に“鎮痛剤”混入…… 「深くお詫び」 3万5000袋回収、企業が謝罪
ねとらぼ / 2024年11月27日 8時0分
-
2知っておくと便利「つらい咳」を止めるツボと食材 漢方に詳しい薬剤師が紹介する咳止め漢方3種
東洋経済オンライン / 2024年11月27日 12時30分
-
3密室のコックピットで!? 戦闘機パイロット襲った「大トラブル」いまだ完全解決できない切実な課題とは
乗りものニュース / 2024年11月27日 7時42分
-
4斎藤元彦知事“火に油”の言い逃れ…知事選でのPR会社「400人分の仕事はボランティア」の怪しさ不自然さ
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月27日 10時46分
-
5とんでもない通帳残高に妻、絶句。家族のために生きてきた65歳元会社員が老後破産まっしぐら…遅くに授かった「ひとり娘」溺愛の果て
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年11月21日 8時45分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください