40年ぶり復活! ホンダ「和製スーパーカー」公開に反響殺到! 赤い「Hエンブレム」&全長4.2m「斬新ボディ」に「カッコイイ」「存在感スゴい」 V6×MTの「MRクーペ」米で展示
くるまのニュース / 2024年9月19日 12時10分
ホンダの北米法人が40年ぶりに復活させた「HP-Xコンセプト」について、SNSなどではさまざまなコメントが投稿されています。
■40年の時を超えて復活 “NSXの親”「ホンダスーパーカー」
ホンダの北米法人は2024年8月18日、米国カリフォルニアで開催の「モントレーカーウィーク」内での1イベント「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス」で、「HP-Xコンセプト(以下、HP-X)」をフルレストア後、初めて披露しました。
今から40年前に登場したコンセプトカーですが、ディテールが補修され現代に蘇ったことから注目を集め、さまざまなコメントが投稿されています。
HP-Xは1984年に開催の「トリノ オート ショー」で世界初公開されたコンセプトカーです。
車名の「HP」は「Honda Pininfarina」を、「X」は「experimental」のことを示しており、この名称のとおり、イタリアの名門デザイン工房であるピニンファリーナがデザインを担当しています。
ボディサイズは全長4160mm×全幅1760mm×全高1110mm、ボディ構造には軽量化のためにハニカム パネル、カーボン ファイバー、ケブラーなどが採用されています。
エクステリアデザインには、当時は斬新だったウェッジシェイプ(くさび形)形状を採用。低いノーズにフルガラスのキャノピー、フロントから大きくせり上がったテールなど、空力性能を重要視した戦闘機のようなスタイリングをまとっています。
フロントのホイールアーチからテールにかけては、深いキャラクターラインが幾重にも施され、ボディサイドにまとう空気を整流。通常のドアは存在せず、前部に開くキャノピーから乗車します。
リアは一切の無駄を省いたシンプルなスタイルで、真一文字のテールランプにテールガーニッシュを組み合わせてまとめています。下部には空気の抜けを良くする大型のエアロが備わり、レーシングマシンのような風格を感じさせます。
一方で、ボディカラーはホワイト×ネイビーのファッショナブルなもの。サイドからリアにかけては赤いアクセントライン、ロアにもピニンファリーナのロゴを配し、デザインに変化をもたせるワンポイントの意匠を与えました。
インテリアは淡いパープルとレッドのファブリック素材を組み合わせた特別感のある仕立てで、直線的なインパネやセンターコンソールに集約されたスイッチなど、スポーティさと機能性を両立。
さらに大型のインフォテインメントディスプレイやリアルタイムテレメトリシステム、GPSによる車両の位置測定、ソナーによる道路状況警告などの先進運転支援、高度な電子制御機構などが採用され、現代にも通じる多数のハイテク装備が用いられました。
パワーユニットはF2のレーシングマシンをベースにした2リッターV型6気筒DOHC 24バルブをミッドシップに配置し、後輪駆動。これに5速MTを組み合わせていますが、出力など詳細については未発表です。
登場時は、新時代のスーパーカーとして大いに期待されながらも市販化は実現しませんでしたが、1990年に発表された2シーターMRスーパーカー「NSX」には、HP-Xのさまざまなデザイン要素が取り入れられました。
そして今回、公開からちょうど40年を迎え、大幅なレストアが施されてペブルビーチコンクールに「ウェッジシェイプコンセプトカー・プロトタイプクラス」で初展示されました。
SNSなどでは「かっこいい」「昭和な感じがする」「このデザインからのNSXですな。確かに面影ありますよね」など、現代ではなかなか見ないデザインや、NSXへの変遷を感じたというコメントが投稿されています。
また、「時代なりのディテールもあるけど全体として存在感がすごい」「嫌いじゃない」「80年代のスーパーカーブームの時代には各メーカーがこんなショーモデルを出してた」など、当時を思い起こしながらのコメントも見られました。
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