都心の橋が「10年以上の通行止め」に!? 渋谷でJR山手線またぐ「猿楽橋」いよいよ架け替え近づく 「戦前生まれの鉄橋」どう生まれ変わるのか
くるまのニュース / 2024年9月19日 7時40分
中目黒と表参道・青山をつなぐ貴重なルートで、JR山手線をまたぐ「猿楽橋」が、長期通行止めとなりそうです。いったいどうなるのでしょうか。
■都心の「限られた条件」で難工事に挑む
中目黒と表参道・青山をつなぐ貴重なルートで、JR山手線をまたぐ「猿楽橋」が、長期通行止めとなりそうです。
いったいどうなるのでしょうか。
猿楽橋は渋谷駅と恵比寿駅の中間にある橋で、国道246号と駒沢通りのあいだで、貴重な「JRまたぎ」ポイントとなっています。
歴史は古く、完成は1934年です。すでに80年が経過し、老朽化が目立ってきました。そもそも当時とは交通量や車両規格が大きく変化し、耐震基準も違います。これまでつなぎの対処も行われてきましたが、検討会で協議した結果「架け替え」の方針が決まりました。2017年のことです。
現在の猿楽橋は、桁と橋脚が一体的なT型鋼材の「ラーメン構造」です。これに対し、新たな橋は箱桁にアーチを合体させた構造になる予定。アーチが荷重を分担することで箱桁がスリムになり、JRの頭上高さを十分確保でき、かといってアーチも主張しすぎない、絶妙なバランスというわけです。あわせて、道路幅も今より広く確保されます。
さて、猿楽橋の架け替えには様々な困難があります。まず、都心のビル群の中を通すため「今の橋を通しつつ、隣に新しい橋を架ける」ということができません。さらに工事ヤードの用地も非常に限られています。
そして最大の難点が、鉄道の真上の橋なので、終電~始発の深夜帯にしか工事ができないということです。
これらにより、「全面通行止め+工期は一般的な橋より大幅に長くなる」というものになりそうです。2020年に策定された「猿楽橋長期計画」では、通行止めの期間は「10年以上」と見積もられています。
今後は、こうした難工事をどんな仮設で、どんなスケジュールで切りまわしていくかの検討が進められていきます。
2020年に「猿楽橋長期計画」が策定されたあと、さらに詳細な調整が詰められました。それらをふまえて、さっそく9月26日から順次、地元説明会が開催されていきます。
現時点で、いつから猿楽橋が通行止めになるのか、何年間の通行止めになるのかは明らかになっていません。しかし、交通流が渋谷駅方面や恵比寿駅方面へ移り、周辺の混雑具合が変化していくかもしれません。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
首都高「都心のバイパス」消滅→渋滞ヤバイ!? KK線ルート廃止で混雑懸念の“意外なポイント”とは? 10年前に逆戻りか
乗りものニュース / 2024年11月16日 12時12分
-
阪神高速の「約3年通行止め」大幅前倒しで再開日時決定!“垂れ下がる橋”架け替えで大動脈がついに復活
乗りものニュース / 2024年11月13日 17時12分
-
阪神高速「2年半の通行止め」来月ついに終了へ! 通行再開は12月7日 松原線の橋桁「丸ごと架け替え」前倒しで完了
くるまのニュース / 2024年11月13日 14時26分
-
首都高「八重洲線」異例の「10年間通行止め」へ!? 都心の高速が「大変貌」はじまる! いよいよ「首都高地下化&新トンネル建設」本格化
くるまのニュース / 2024年11月12日 15時33分
-
知ってますか!?「JRで羽田空港へ行ける」ようになるんです! 便利すぎる「羽田アクセス新線」工事中 首都高にとっては「思わぬライバル」に!?
くるまのニュース / 2024年10月29日 16時40分
ランキング
-
1男女9000人超が答えた「好きな四字熟語」ランキング発表! 3位「明鏡止水」2位「初志貫徹」…圧倒的1位は?
オトナンサー / 2024年11月26日 21時10分
-
2ダイソーで販売「グミ」に回収命令……「深くお詫び」 使用不認可の着色料を使用、5万7000袋を回収
ねとらぼ / 2024年11月26日 18時1分
-
3「運転する夫に『間違えてばっかり!』と怒鳴ったら、路肩に急停止。怖くて大ゲンカしましたが、私が悪いんですか?」投稿に回答殺到!?「お前が運転しろ」「料理してる時に言われたらどうする」の声も
くるまのニュース / 2024年11月26日 12時10分
-
4ついに出た。新一万円札が「37万円」に大化け!財布の中に眠っているかもしれない“レア紙幣”の正体は
オールアバウト / 2024年11月26日 21時50分
-
5「50代でモテている男性」3つの特徴。見た目が渋くてカッコいい「イケオジ」じゃなくてOK
日刊SPA! / 2024年11月26日 15時52分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください