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日産の「“青い”スカイライン」がスゴイ! 丸目4灯דサーフィンライン”採用! 伝説の“ケンメリGT”実車公開

くるまのニュース / 2024年10月2日 22時10分

石川県小松市にある日本最大級の自動車ミュージアム「日本自動車博物館」には、国産車を中心にさまざまな車両を集められています。今回は日産「スカイライン」シリーズのなかでも、特に大ヒット作となった“ケンメリ”を紹介します。

■歴代ナンバーワンの「大ヒット作」を公開!

 石川県加賀平野の中央に位置する石川県小松市には、日本でも最大級の自動車ミュージアムである「日本自動車博物館」があり、国内外で製造された新旧さまざまなクルマを展示しています。
 
 なかでも、日産自動車の創業90周年を記念し開催された特別展示で、来場者からも注目を集めていた「“青い”スカイライン」について紹介します。

 日産のスポーツモデルとして、長年に渡り生産され続けている「スカイライン」シリーズ。1957年の初代デビュー以来、67年にわたって長くラインナップされており、日産の顔とも言うべきブランドとなっています。

 日本自動車博物館に展示されていたのは、4代目スカイライン(C110型)の2ドアハードトップモデル「2000GT-X」。

 改造箇所はなく、オリジナルな状態を保つ希少な個体だといいます。

 このC110型は、“ハコスカ”という愛称で知られる3代目スカイライン(C10型)の後継モデルとして1972年に発売され、キャッチコピーである「ケンとメリーのスカイライン」から、“ケンメリ”の愛称で今も知られています。

 ボディサイズは全長4460mm×全幅1625mm×全高1385mm。

 現行型のスカイラインが全長4810mm×全幅1820mm×全高1440mmなので、現代の基準では非常にコンパクトなサイズ感ですが、実車の前に立つと、そんな小型なクルマとは思えないほど堂々とした存在感があります。

 ボディ後部は、リアウィンドウがトランクに向かって緩やかに下がっていくファストバックスタイル。

 リアには、今やスカイラインのアイコンとなっている丸目4灯のテールランプが採用されるなど、全体的に強い個性を放っています。

 なかでも、3代目のハコスカから継承された「サーフィンライン」というプレスの折り目がボディ下部を引き締めていて、スマートな印象を受けます。

 またセンターピラーを廃したハードトップスタイルのため、窓を開けたときの前席からの開放感は高そうです。

 パワートレインには、最高出力125馬力・最大トルク17kgf-mを出力する2リッター直列6気筒「L20型」自然吸気エンジンを搭載。展示車は3速ATを組み合わせています。

 駆動方式はFR。車体重量は1170キロで、現代のクルマに比べ軽量なことがわかります。

 当時の新車価格は124万9000円だったとのこと。

 なお4代目スカイラインには、6気筒エンジンを搭載した「GT」シリーズとして、2ドアハードトップの他にも4ドアセダンがあるほか、ノーズまわりなどを短くしさらにコンパクトにしたボディと直列4気筒エンジンを搭載した2ドアハードトップ及び4ドアセダン、そしてステーションワゴンなどが存在し、幅広いラインナップを誇っていました。

 そんな選択肢の広さや、ケンとメリーのスカイラインのキャンペーンが高い注目を集めたことなどから、1977年までに約66万台を販売する大ヒット作となり、4代目スカイラインは歴代のなかでも「もっとも売れたスカイライン」となっています。

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