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トヨタが「新型タンドラ」発表! 史上初「右ハンドル」の“独自仕様”登場! V6ツインターボ×超豪華内装の「フルサイズモデル」オーストラリアで登場へ

くるまのニュース / 2024年9月24日 20時10分

トヨタの豪州法人は2024年11月、右ハンドル仕様の新型「タンドラ」リミテッドを発売すると発表しました。

■6年間の開発プロセスを経てついに最終承認を受けた!

 トヨタのオーストラリア(豪州)法人は2024年9月18日、右ハンドル仕様の新型「タンドラ」リミテッドを同年11月に発売すると発表しました。

 タンドラは、トヨタが北米で生産・販売するフルサイズピックアップトラックです。

 現行モデルは、2021年9月に15年ぶりのフルモデルチェンジが行われた3代目です。

 主な販売地域は右側通行・左ハンドルの北米で、日本や豪州、英国などの左側通行の国では展開されておらず、“右ハンドル仕様”が存在していません。

 そうしたなか、豪州トヨタではクルマの設計開発を手掛けるウォーキンショー・オートモーティブ・グループと提携し、米国製のタンドラを左ハンドルから右ハンドルに再設計するプロジェクトを発足させました。

 トヨタがこのようなプロジェクトで第三者組織と協力するのは、世界でも初めてのことです。

 右ハンドルのタンドラがトヨタの世界的品質、耐久性、信頼性の基準を満たすことを確実にするため、6年間にわたり開発が進められ、ついにトヨタの日本法人から現地再設計プロジェクトの最終承認を受けました。

 これを受けて、豪州トヨタのセールス・マーケティングおよびフランチャイズ事業担当副社長ショーン・ハンリー氏は、「顧客のニーズを満たし、幅広い車種の選択肢を提供するために、品質の再設計における新たな基準を確立する画期的な成果だった。これは単に左ハンドルから右ハンドルへの改造ではない」と述べました。

 続いて「ウォーキンショー社、北米トヨタ、タンドラ・インサイダー・プログラムでパフォーマンス評価、報告してくれた何百人もの顧客の素晴らしい協力がなければ、これは実現できませんでした。関係者全員の多大な努力の賜物であり、トヨタとして世界初となるこの取り組みについて親会社から最終承認を得ることができたことを誇りに思う」と同氏は語りました。

 新型タンドラは、2024年11月にリミテッドグレードが発売され、2025年第2四半期には、プレミアムグレードが加わる予定です。

 どちらのグレードもパワートレインは、3.5リッターV型6気筒ツインターボガソリンエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドシステム「i-FORCE MAX」を搭載。

 トランスミッションは10速ATで、最大326kW(約443馬力)・790Nmを発揮します。

 シャシには、「ランドクルーザー300」シリーズの基盤であるTNGA-F プラットフォームを採用しました。

 牽引能力は、ブレーキありで 4500kgです。

 豪州仕様の新型タンドラには、標準装備としてマッサージ機能とヒーター&クーラーを備えたレザーアクセントシート、電動調節式ステアリングコラム、ヒーター付きステアリングホイール、10.9インチのヘッドアップディスプレイなどが装備されています。

 それに加え「リミテッド」グレードには、20インチアルミホイール、LEDライト、パワーシート、シートヒーター、12スピーカーのJBLサウンドシステム、Apple CarPlay(ワイヤレス対応)、Android Auto(有線対応)、4つの互換性を備えた14インチのマルチメディアタッチスクリーン、12.3インチデジタルメーター、デュアルゾーンエアコン、トレーラーブレーキコントローラーが装備されます。

 最上位となる「プレミアム」グレードには、リミテッドグレードの内容に加えて、専用グリル、ブラック塗装アルミホイール、ブラックアクセントテールゲート、パノラマムーンルーフ、その他専用外観パーツが用意されます。

 新型タンドラに関する価格などの詳細情報は、発売が近づいたら発表される予定です。

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