日産「ケンメリGT-R」復活!? 3000万円超えでも反響多数!? RB26×ATTESA搭載も可能? 内外共に激レアなRocky Autoモデルに寄せられる声とは
くるまのニュース / 2024年9月27日 12時10分
「ケンとメリーのスカイライン」としていまの人気な日産「4代目スカイライン」。さらに2代目スカイラインGT-Rも設定されていました。そんなケンメリが現代に蘇っているようです。その個体にはどのような声が寄せられているのでしょうか。
■憧れのケンメリとR32スカイラインの使いやすさが融合した、夢のコラボモデルが登場
国産旧車のなかでも人気を誇るのが、1972年に誕生した4代目スカイライン、通称「ケンメリ」です。
そんなケンメリが現代に蘇ったと言いますが、ユーザーからはどのような反響があるのでしょうか。
ケンメリは、当時のクルマとしては珍しい流麗なデザインを取り入れたことと「ケンとメリーのスカイライン」のマーケティング戦略が成功したこともあって大ヒットとなりました。
また、スカイライン伝統の丸目4灯テールランプが初採用されたのもケンメリからになります。
そして、ケンメリには高性能も出来るとなる「GT-R」も設定されており、搭載する2リッター直列6気筒エンジン「S20型」は最高出力160ps、最大トルク18kgmを発生し、当時では敵なしのスペックでした。
しかし、排出ガス規制の強化という法規制の介入だけでなく、第一次オイルショックが到来したことから、レースに出場することなく発売からわずか3か月ほどで生産を終了しました。
生産台数もわずか197台といわれており、歴代のなかでも一番台数の少ない幻のGT-Rとして、オークションなどでも高値で取引されています。
そんな幻のGT-Rと呼ばれているケンメリGT-Rのレプリカバージョンが登場して、注目を集めています。
製造・販売をおこなっているのは、旧車のメンテナンスやカスタムを得意とする「ロッキーオート」で、ケンメリGT-Rのベース車両は「スカイラインGT-R(BNR32)」(以下R32)です。
基本的に中身はR32ですが、ボディパネルは実物のケンメリをスキャンしたものを型取りしているので、外装は寸分違わないレベルでケンメリGT-Rそのままのクオリティです。
インテリアはR32のものをそのまま流用することで、現在のクルマのような使い勝手といえるでしょう。
もちろん、フルオートエアコンやパワーウインドウなどの快適装備はそのまま使用でき、パワステも装備されているのでR32ライクな運転が可能です。
パワートレインはR32の中古車をベースにしているので、ほとんどのエンジンに対応。
RB20DETだけでなくR32のRB26DETTなど幅広い選択が可能で、トランスミッションや駆動方式もATと4WD(ATTESA E-TS)など自由な組み合わせが可能です。
また、自社でアフターパーツを用意し修理が可能なため、三井住友などの保険会社で車輌保険に満額加入できることは、レプリカモデルの購入のハードルも引き下げられるでしょう。
ロッキーオートは元々、ケンメリをベースにした車両を35年前から制作していました。
その一環としてケンメリにマルチリンクを搭載しようとした時に2年という膨大な期間と労力がかかりました。
そこで旧車を改造するよりも、R32をベースにすればマルチリンクもエアコンも搭載されているため、費用を安く抑えられるという逆転の発想の元開発されました。
また、ロッキーオートの担当者は「旧車の見た目でありながら都市部でも日常使いでき、東京から大阪までのロングラインにも対応できるという点がこだわりポイント」と話しています。
実際に評判も上々で購入者や現代版ケンメリGT-Rを観た人からは「安全で速いのがいい」や「本物のケンメリと区別がつかない」「ついつい、ボンネットを開けたくなってしまう」などの声が寄せられていました。
※ ※ ※
今回の現代版ケンメリGT-RはR32の中古車をベースに受注生産するので価格は応談となっています。
近年では中古車価格の高騰もあって、FRの2.5リッターGTSベースだと2000万円、GT‐Rベースだと3000万円ぐらいにはなるとのことです。
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