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浸水しない「画期的なクルマ」がスゴイ! “全長9m”超え&斬新「ニョキ」感ある足回り! “豪華内装”の水陸両用車「イグアナコミューター」とは?

くるまのニュース / 2024年10月19日 21時10分

近年、豪雨や台風によるクルマの浸水被害が多発しているなか、解決策の1つとして水陸両用車が挙げられます。なかでも、ニョキっと出てくる斬新な足回りを持ったモデルが存在しているのですが、一体どのようなクルマなのでしょうか。

■浸水被害の心配無用な「イグアナコミューター」とは?

 近年、ゲリラ豪雨や台風などの自然災害が頻発し、特に大雨による道路の冠水や河川の氾濫がもたらすクルマの浸水被害は、ユーザーに大きな影響を与えていることでしょう。
 
 そんな大事な愛車を浸水させない改善案の1つとして、水陸両用車に乗ることが挙げられます。
 
 なかでも、まるで「ニョキっと」足が生えてくるような斬新な足回りを持ったモデルが存在します。
 
 一体どのようなクルマなのでしょうか。

 そのクルマとは、フランスの水陸両用車メーカー「Iguana Yachts(イグアナヨット)」が開発した水陸両用車「イグアナコミューター」です。

 このクルマは一見すると普通の船のようなデザインをしているものの、陸上でも走行できるというユニークな特徴を持っています。

 イグアナヨットは2008年にフランスで創業し、2011年に初の水陸両用車を発表して以来、世界20カ国以上にその製品を提供しています。

 同社はその独自の技術とデザインで、海や湖といった水上だけでなく、陸上でも快適に移動できる水陸両用車を製造し、広く知られる存在となりました。

 そのなかでも、イグアナコミューターは特に注目を集めるモデルで、豪華な装備を持ち、陸と水上の両方で優れた性能を発揮します。

 この車両には、格納式の電動クローラー「Iguana Land Drive(イグアナランドドライブ)」が搭載されており、これによって地形を問わず走行することが可能です。

 クローラーは、地上走行の際に展開され、必要ない時には収納される設計で、これにより陸と水の行き来がスムーズに行えます。

 ボディサイズは全長9200mm×全幅3100mm×高さ2900mmで、総重量は4.3トンと非常に大きなサイズ感です。

 乗車定員は最大12名で、家族や友人と一緒にアウトドアを楽しむには十分なスペースが確保されています。

 水上での性能は申し分なく、最高出力600馬力を誇る船外機を搭載しており、最大速度は約92.6km/hに達します。

 これにより、湖や海上をスムーズに移動し、目的地へ迅速に到着することが可能です。

 一方、陸上ではイグアナランドドライブを使用して、最大斜度22度の坂を登ることができます。

 地上での最高速度は6.5km/hと控えめですが、これはあくまで移動手段としての機能であり、長距離移動には適していないと言えるでしょう。

 地上走行モードへの切り替えは約8秒で完了し、素早く陸上から水上への移行が可能です。

 さらに、イグアナコミューターには最新の技術を駆使したさまざまな先進的な機能が搭載されています。

 高さ調整が可能なハードトップは、天候や状況に応じて快適な空間を提供し、電動はしごはスムーズな乗降をサポートします。

 また、操縦席のシートメモリー機能や電動キャビンロックは、快適さと利便性を両立させた装備です。

 さらに、電動アンカーも標準装備されており、水上での停泊を容易にします。

 これらの豪華な機能が揃ったイグアナコミューターは、日常の移動手段としてだけでなく、レジャーやアウトドアアクティビティを楽しむための理想的な1台と言えるでしょう。

 特に、自然災害時においては、陸上と水上の両方での移動が求められる場面でも、その性能を発揮できるでしょう。

 価格に関しては公表されていませんが、イグアナヨットの公式サイトからパンフレットのダウンロードや問い合わせが可能です。

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