パイオニア「カロッツェリア」から2024冬の新商品が登場! デモカーを一気に体感してみたらその性能に驚いた
くるまのニュース / 2024年10月11日 21時25分
カロッツェリアブランドでおなじみのパイオニアから、2024年冬の新商品が2024年10月10日に発表されました。人気のサイバーナビやディスプレイオーディオ、ドライブレコーダーのほか、7年ぶりの新商品となるカスタムフィットスピーカーやチューンアップトゥイーター、さらにはパワーアンプにトゥイーター取付キット、インナーバッフルなど、近年類を見ない数の新商品が一気に投入されました。
■2024冬の新商品を装着したデモカー9台+αを一気に体験!
カロッツェリアブランドでおなじみのパイオニアから、2024年冬の新商品が2024年10月10日に発表されました。
今回は、人気のサイバーナビやディスプレイオーディオ、ドライブレコーダーのほか、7年ぶりの新商品となるカスタムフィットスピーカーやチューンアップトゥイーター、さらにはパワーアンプにトゥイーター取付キット、インナーバッフルなど、近年類を見ない数の新商品が一気に投入されました。
同社は10月10日、都内でメディア向けに新商品発表会ならぬ「新商品体験会」を実施。新商品を装着したデモカーが一挙9台+αが勢ぞろいし、それぞれの個性豊かな仕上がりを実際に体験する機会に恵まれました。
■光の新インターフェースを搭載したディスプレイオーディオ
まずは2023年末にフルモデルチェンジを果たしたばかりの新型スイフトから。新型車でありながらDINサイズのナビ/オーディオを装着することもできるスイフトには、新アイテムである10.1インチの大画面を持つディスプレイオーディオの「DMH-SF900」をヘッドユニットとして装着し、パワーアンプの「GM-D2400」を組み合わせ、ハイグレードセパレート2ウェイスピーカーの「TS-C1740S」とサブウーファーの「TS-WX140DA」を運転席下に搭載するという組み合わせで、トゥイーターは専用の取り付けキットでスマートにインストールされています。
ディスプレイオーディオのDMH-SF900は10.1インチのフローティングタイプの大画面が印象的な1台ですが、ワイヤレス接続での「Apple CarPlay」「Android Auto」に対応したことで、乗車してすぐにスマホと連携して使える点が魅力で、スマホを使いこなす世代との親和性の高いモデルとなっています。
またディスプレイ上部には音楽やルート案内に合わせてイルミネーションが連動する「ルミナスバー」を新たに搭載し、楽しく快適なドライブをサポートします。
10.1インチのフローティングディスプレイオーディオ「DMH-SF900」
さらに新開発の専用アプリ「PxLink」をインストールすれば、スマホからショートカットキーでよく使う機能や設定に直接アクセスして、サブモニター的な使い方ができるため、よりスムーズにディスプレイオーディオを活用できるのも魅力です。
このDMH-SF900は10.1インチという大画面を採用していながらも1DINボディということで、オーディオスペースが限られる旧型車にも装着できる可能性がある点もポイントで、現在392車種への適合確認が取れているという点も見逃せません。
続いて体感したのは、30系後期のアルファード。アルファード/ヴェルファイアは30系後期からディスプレイオーディオが標準となり、40系でもそれが継続していることから、基本的にヘッドユニットが交換できない車種です。
そのため、デモカーでもヘッドユニットは純正ディスプレイオーディオのままですが、そこにパワーアンプの「GM-D2400」を組み合わせ、フロントスピーカーを「TS-C1746S」にアップグレードし、制振シートなどで構成されるサウンドチューニングキット「UD-S701」とインナーバッフルの「UD-K5313」を使用するというセットアップです。
構成するアイテムは総額でも実売価格でおよそ7万~8万円の組み合わせですが、そのサウンドは純正のものとは比べ物にならないほど上質で、まるでハイエンドなヘッドユニットを装着している車両のよう。
もともとアルファードはドアの作りが良く、いい音を鳴らしやすい特徴があるとのことでしたが、サウンドチューニングキットの効果もあってか低音がしっかり鳴っており、ヘッドユニットが交換できなくてもいい音を諦める必要がないと再認識させられる組み合わせでした。
■「サイバーナビ」などのハイエンドモデルを搭載したエクストレイルを体感
最後に体感したのは現行型エクストレイルで、ヘッドユニットがサイバーナビの「AVIC-CQ912IV-DC」、スピーカーがフラッグシップモデルの「TS-V174S」という、今回の新アイテムの中で最もハイエンドな組み合わせで、インナーバッフルの「UD-K5313」とサブウーファーの「TS-WH500A」が脇を固めるという構成です。
サイバーナビ「AVIC-CQ912IV-DC」
こちらのエクストレイルでは、サウンドチューニングキットは使用せず、カスタムフィットスピーカーの美点であるポン付け状態での装着のみの構成で、イコライザーなどでチューニングを施した仕様でしたが、ヘッドユニットとスピーカーがもともと持ち合わせているポテンシャルの高さ故なのか、圧倒的にクリアで奥行きのあるサウンドに圧倒されました。
TS-V174Sはフラッグシップモデルということもあって、ハイグレードモデルのCシリーズに比べて倍ほどの価格差がありますが、実際に聴き比べてみるとその価値は十分にあると感じさせられました。
■高精細、高画質で鮮明に記録できるドライブレコーダー3機種も同時に登場
そしてこちらは今回は実際に体感することはできませんでしたが、2カメラタイプのドライブレコーダー3機種も発表されています。
その中でも上級モデルの「VREC-DZ810D」は、フルHDの約4倍の高解像度4K録画に対応し、万が一の際にも高画質で鮮明な映像記録が可能となっている点がトピックです。
高精細4K解像度の高画質で記録できるドライブレコーダー「VREC-DZ810D」
また夜間でも色彩豊かに記録できる「ウルトラナイトサイト」にも対応。これは高感度・高画質を実現するSONY製CMOSセンサー「STARVIS」とカロッツェリア独自の画像認識・処理の知見を生かした「AI-ISP(Image Signal Processor)」を組み合わせたもので、夜間の走行や暗闇の駐車場でもコントラスト豊かなメリハリのある映像を記録できるものとなっています。
ミドルクラスの「VREC-DZ410D」は4KではなくフルHDとなりますが、ウルトラナイトサイトを搭載することで昼夜問わず高画質な録画を可能としたものです。そしてエントリーモデルの「VREC-DZ210D」はリーズナブルな価格かつコンパクトなボディでこれからドライブレコーダーを取り付けたいというユーザーにピッタリのものと三者三様の特徴を持ったものとなっています。
そしてこの新機種のドライブレコーダーは3年間のメーカー保証がつくというのもトピックです。夏場は高温になるなど厳しい環境に取り付けられるドライブレコーダーはその耐久性も気になるところですが、メーカーが3年の保証をつけるということは、その自信の裏返しと言ってもいいかもしれません。
このように盛りだくさんの新商品体験会でしたが、会場奥にひと際存在感を放つ2台のクルマが…。なんと、そこにあったハイエースとミラジーノはカロッツェリアの“ナカノヒト”のプライベートカーで、最新アイテムが満載されるデモカーとは無関係に、コツコツと自らで創り上げていったものだそうです。
そのためそのこだわりぶりはハンパではなく、“オーディオ沼”の片りんを見ることができましたが、こういったユーザー目線を持ったナカノヒトがいることが、カロッツェリアが多くのユーザーに支持される秘訣(ひけつ)なのかもしれませんね。
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