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「覆面パトカーだぁぁ!」 道行く「“隠れ”パトカー」すぐわかる「見分ける方法」は? キーワードは「地味ぃな“国産セダン”」か

くるまのニュース / 2024年10月14日 7時10分

自動車専用道を走っていると、覆面パトカーは気になる存在です。一般車に擬態をしているので一見すると分かりません。見分ける方法はあるのでしょうか。

■大多数は「クラウン」! でも今後は「SUVの覆面」も登場か!?

 覆面パトカーは、一見すると一般の乗用車と見分けがつきません。ただ覆面パトカーの可能性が高い車種があったり、「それらしい装備」がついていたりと、細部を観察すると一般車と区別できることがあります。
 
 どのようにすれば、覆面パトカーを見分けることができるのでしょうか。

 覆面パトカーには種類があり、「交通取締り用」「捜査用」「要人警護用」の3つに大別されます。

 ここでいう覆面パトカーは交通取締り用に限定します。

 SNSでは、様々な覆面パトカーの情報がアップされています。もちろん交通取締り用の覆面もそうです。

 投稿を確認してみると、覆面パトカーへの採用率が極めて高いモデルが、2012年に発表された15代目のトヨタ「クラウン」(210系)です。

 クラウンの「アスリート」が覆面パトカーとして現役で活動しており、ボディカラーは白/銀/黒のいずれかが多いようです。

 また、現行型のひと世代前で2018年に発表されたクラウン(220型)も存在しています。ボディカラーはやはり白/銀/黒のいずれか。ただ、210型の方が圧倒的に配備が多いようです。

 クラウン以外では、5代目のスバル「レガシィB4」(BM系)も覆面パトカーとして活躍しているようですが、一方で退役間近との噂も聞かれます。

 ボディカラーはクラウン同様に、ホワイト/ブラック/シルバーが確認されています。

 そのほかにもトヨタ「マークX」、「カムリ」、日産「スカイライン」の採用例が確認されています。

 これらに共通している点は、国産の4ドアセダンであることです。

 機動性と高速走行性に優れ、違反処理に加え緊急の事故処理などにも従事することから、これらを兼ね備えたセダンが覆面には最良のボディとなります。

 ただ近年は国産セダン車が減少しており、本来は秘匿性の高い地味な色合いのセダンのはずが、むしろ周囲から目立ってしまう面もあります。

 もしかすると今後は「SUVの覆面パトカー」などという“新種”が増えていくのかもしれません。

■【必見】クルマの装備からわかる「覆面パトカー」の見分け方とは

 さて、クルマの装備面でも覆面パトカーを見分けられるポイントがあります。

 まずボディカラーですが、前述の通り、地味めな白/黒/銀のいずれか。そしてボディタイプはセダンです。

赤色回転灯が格納される「四角いベース」は覆面パトカーを見分けるための有力な手掛かりです[画像はイメージです]赤色回転灯が格納される「四角いベース」は覆面パトカーを見分けるための有力な手掛かりです[画像はイメージです]

 流れに沿ってスイスイ走っているのではなく、法定速度を厳守し左車線をキープするという、ルールに則った走り方をしているセダンには特に注目してみましょう。

 そして覆面パトカーには、屋根の赤色灯を格納するための四角い穴が屋根に設けられています。

 SUVやラージミニバン、ワンボックスバンのような車高の高いクルマからなら、直接それをみることができます。

 セダンやクーペ、スポーツカーといった車高の低いクルマの場合、屋根の中央部が不自然に盛り上がっていたり、後ろから透けて見える室内の屋根に何かを格納するような影が見えることがあります。

 それが確認できたら覆面パトカーの可能性が高いです。

 さらにバックミラーからも覆面かどうかを確認できるポイントがあります。

 それがフロントグリルです。

 メッキのグリルの裏には赤色灯が隠れていますが、非常に特徴的なので光の加減次第ではバックミラーにもはっきりとその影が映るのです。

 そのほか不自然なアンテナがついていたり、あるいは一般の同型車とはパターンが違うテールランプが装備されている場合もあるようです。

 ただ、覆面パトカーもプロです。容易に発見されない方法で取り締まっていると考えましょう。

※ ※ ※

 勘違いしてはいけないのは、覆面パトカーは「敵ではない」ということです。

 当たり前の話ですが「法定速度を守る」「片側二車線の高速道路は原則左側を走る」といったルールを守っていれば検挙はされません。

 なにより覆面パトカーがいるということは、それだけ事故率が高いルートだともいえ、事故を未然に防ぐための取り締まりがおこなわれているという訳です。

 クルマの運転は「急がば回れ」。覆面パトカーを発見することが安全運転ではありません。

 1秒を急いだがために後悔しないよう、落ち着いてハンドルを握るのが最優先事項です。

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