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トヨタの「“FR”オープンカー」! 500馬力超え「エンジン」搭載でめちゃ楽しそう! “開放感”がめちゃスゴイ「GRスープラ スポーツトップ」市販化の可能性とは

くるまのニュース / 2024年10月12日 9時40分

「SEMAショー 2021」で米国トヨタが出展した「GRスープラ スポーツトップ」とはどんなカスタムカーだったのでしょうか。

■:歴代スープラの「エアロトップ」をオマージュ

 毎年、冬の足音が聞こえてくる頃、世界最大規模といわれる自動車用アフターパーツの展示会「SEMAショー」が米国で開催されます。今年2024年は11月6日から9日、場所は恒例のラスベガス コンベンションセンターで開催されます。
 
 そんなSEMAショーにはこれまでもさまざまなカスタムカーが出展されましたが、いまなお注目されるのが「GRスープラ」のオープンモデルです。

「SEMA」とは「Specialty Equipment Market Association」の頭文字を取った略称で、「特殊部品市場協会」という団体のことをいいます。

 この団体は、6300社を超える米国の自動車用アフターマーケット部品メーカーで構成されています。

 SEMAショーは、年に1度、ハロウィーンの頃に開催され、第1回の開催は1967年と50年以上の歴史を持っています。

 アフターマーケットパーツの見本市という立ち位置から、カスタムカーの出典が多く、日本の「東京オートサロン」に近いものとなっています。

 日本の自動車メーカーも参加し、毎年日本でも大注目されるカスタムカーが出展されています。

 今回は、2021年開催のSEMAショーで最も注目を浴びた出展車のうちの1台、米国トヨタが出展した「GRスープラ スポーツトップ(GR Supra Sport Top)」を紹介します。

 GRスープラ スポーツトップは、着脱式の「スポーツルーフ」が特徴的なオープンカーにカスタマイズされているのが最大の特徴です。

 GRスポーツのオープンカーというだけで、十分心躍る仕様ではありますが、ただ単に屋根を切っただけではありませんでした。

 また「スープラのオープンカー」と聞くと歴代スープラの「エアロトップ」を思い出す方が多いのではないでしょうか。

 GRスープラ スポーツトップは、今なお高い人気を誇る4代目「A80 スープラ」に敬意を表して開発されました。

 また1990年代にトヨタのスポーツカーに採用されていたエアロトップをオマージュしたカスタムでもありました。

 このカスタムに至った背景には、2019年開催のSEMAショーで米国トヨタが出展した「GRスープラ ヘリテージエディション」が大注目され、大きな反響を呼んだ経緯があります。

 ヘリテージエディションは、A80スープラをオマージュしたカスタムカーでした。GRスープラ スポーツトップは、ヘリテージエディションをさらに進化・発展させたカスタムカーとなっています。

■壮絶を極めたGRスープラ スポーツトップの制作工程とは

 GRスープラ スポーツトップの制作過程は、3本の動画にまとめられて公開され、現在も米国トヨタの公式YouTubeチャンネルで視聴することができます。

 この動画の中では、ルーフを切断する工程とスポーツトップの制作に苦労した様子がうかがえます。

こちらは2019年のSEMAショーに出展された「GR Supra Heritage Edition」こちらは2019年のSEMAショーに出展された「GR Supra Heritage Edition」

 切断したルーフは当初、着脱式ルーフに流用するつもりだったそうですが、ルーフが想定以上に薄く再利用が不可能となり、3Dプリンターで3枚の複合パネルを形成していました。

 ルーフを外した状態では、センターバーが残る「Tバールーフ」ではなく、開放的な「タルガトップ」となり、ルーフとその後端はピアノブラックで統一されています。

 またボディ剛性を確保するために、ルーフ外側からエンジンベイ、キャビン後端まで補強を加えています。動画では。着脱式ルーフの取付のための細かな調整の様子までも収録されています。

 動画の最後では、完成したGRスープラ スポーツトップのルーフの開閉の様子から、エクステリア・インテリアの全容をたっぷりと見せています。

 ルーフの造形はアフター制作されたものとは思えない完成度の高さで、市販車と見間違うほどの仕上がりです。

 エクステリアでは、2019年のヘリテージエディションと同様に、A80をオマージュしたリアの大型スポイラーや、ヘッドライト、リアコンビネーションランプに仕立てられています。

 GRスープラ スポーツトップは中身もしっかりカスタマイズされています。

 そのカスタマイズは、ヘリテージエディションのものを引き継いでおり、老舗の「プレシジョン・ターボ&エンジン」が手を加えて最高出力500馬力以上とし、「スカーボ・パフォーマンス」が、このGRスープラために専用設計した足回りで固めています。このほか、書き切れないほどの無数のカスタムが施されていました。

 この動画のコメント欄には、GRスープラ スポーツトップの市販化を望む声が多数寄せられ、大きな反響を呼びました。

 しかし残念ながら、トヨタはGRスープラのオープンカーを市販化させる予定はないようです。

 さて「SEMAショー2024」では、またも度肝を抜くGRスープラが登場するのでしょうか。それとも、また違うモデルで大注目を集めるのでしょうか。楽しみです。

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