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知ってますか!? 大阪~神戸の「2本目の阪神高速」が工事中なんです! 三宮の渋滞も完全スルーで「超便利」しかも「すごい巨大な橋」が誕生するって!?

くるまのニュース / 2024年10月18日 16時40分

大阪と神戸をむすぶ「阪神高速5号湾岸線」の延伸工事のハイライトである、六甲アイランドとポートアイランドをつなぐ巨大な斜張橋が、いよいよ設計開始となりそうです。いったいどのような橋で、開通すればどう便利になるのでしょうか。

■三宮周辺の「大渋滞エリア」を完全スルー

 大阪と神戸を直結する新しい高速道路「大阪湾岸道路西伸部」が建設中です。
 
 完成したらどう便利になるのでしょうか。また工事はどこまで進んでいるのでしょうか。

 現在、大阪~神戸をつなぐ高速道路は、阪神高速3号神戸線だけしかありません。名神高速は西宮で終点となり、中国道は六甲山地の裏を抜けていくので、神戸市中心部は完全スルーです。

 いっぽう、大阪市臨海部から海側をやってくる「5号湾岸線」もありますが、途中の六甲アイランドという中途半端なところで途切れています。そのため先へ行こうとすれば、結局神戸市内の一般道路の大渋滞を抜けていくしかありません。

 その中途半端な「5号湾岸線」を延伸するプロジェクトが、先述の「大阪湾岸道路西伸部」で、すでに一部現場では工事がどんどん進んでいます。

 5号湾岸線の延伸ルートは、六甲アイランドから巨大な橋で一気にポートアイランドへ着地し、それからさらに巨大な橋で、和田岬までワープ。そこから高架で駒栄へ達し、地下に潜って神戸山手線に直通します。

 つまり、三宮とポートアイランドの二大中心街をまるごとスルーして、神戸市西側へ一気に移動できるようになるというわけです。

 3号神戸線には「摩耶」「生田川」など悪名高い大渋滞スポットが連続します。5号湾岸線の延伸は、そうした中心部の混雑とは無縁に、大阪方面から垂水・明石海峡大橋・加古川・中国道方面へ直通可能になるのです。まさに夢のような計画です。

 2016年に事業化。それからまず、地上区間の「六甲アイランド工区」「駒栄ランプ工区」が先行して着工していきました。

 六甲アイランド工区では、橋脚がニョキニョキと立ち並び、さらに今では橋桁もどんどん架けられている状況です。

 駒栄ランプでは、地下を掘り進めたあと、底から順番にコンクリートを打っていき、箱型のトンネルを構築していく工事が進行中。本線とランプどちらも、ブロックごとに少しずつ進んでいます。 

 いっぽうで、最大の難工事となるのが、大阪湾を一気にまたいでいく2つの巨大橋梁です。

 まず六甲アイランド~ポートアイランドの「新港・灘浜航路」大橋ですが、約2.5km離れた島と島をつなぎ、さらに巨大な船舶の邪魔にならないため、全長約2700mの「斜張橋」が計画されています。

 斜張橋は主塔から伸びた無数のケーブルが、橋桁を直接吊る構造です。吊り橋とは違い、見た目は直線的で、ケーブルと橋桁の姿が大きな三角形のように見えます。

 斜張橋は横浜ベイブリッジや天保山大橋など全国で見られますが、この新港灘浜大橋は桁違いで、なんと主塔が4本もあります(つまり三角形が4つ並ぶ)。主塔間の距離は650m、基礎からの主塔高さは213mという圧巻のスケールです。

 いっぽう、ポートアイランド~和田岬の「神戸西航路」大橋は、1主塔の斜張橋と、残りは桁橋という設計方針が示されています。

 新港灘浜大橋は基本構造が2023年に決定し、詳細設計の段階。神戸西大橋は、基本方針だけ決まり、あとは地質や気象条件などいろいろな設計要件を加味して、より詳細な検討が進められています。

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