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204万円で「7人乗り」! イチバン“安い”「国産3列ミニバン」どんなモデル? ダントツの安さも「必要十分!」 めちゃお買い得な「シエンタX」とは

くるまのニュース / 2024年10月19日 14時10分

トヨタ「シエンタ」の最廉価グレード「X」は、国内で販売されるミニバンとしては最安の約204万円です。では、上位グレードとはどのようなところが異なるのでしょうか。

■国産ミニバン中“ダントツ”で安い「シエンタ X」

 トヨタのコンパクトミニバンとして高い人気を誇っている「シエンタ」。
 
 扱いやすい5ナンバーサイズのボディに7人分のシートが用意されている(5人乗り仕様もあり)ことも人気の秘訣といえるでしょう。

 そんなシエンタですが、エントリーモデルの「X」グレードの2WDガソリンモデルは、7人乗りが203万5200円、5人乗りが199万5200円と価格上昇が目覚ましい現代において、かなりリーズナブルな価格(価格は消費税込み、以下同)。

 3列シート・7人乗りの新車として、最安値となっているのです。

 とはいえ、いくら安くても必要な装備がことごとく省かれていたのでは困りものです。

 そこで今回は、シエンタの最安モデルはどのような装備を持ったもので、実用に耐えうるものなのかをチェックしてみます。

 まずシエンタのラインナップは、エントリーモデルXのほか、中間グレードの「G」と上級グレードの「Z」という3グレード展開。それぞれにガソリンモデルとハイブリッドモデルが用意され、乗車定員も7人と5人の両方が設定されています。

 ガソリンモデルのパワートレインは、1.5リッター直列3気筒エンジンにCVTの組み合わせで、最高出力は120馬力/145Nm、WLTCモードの燃費は7人乗りで18.3km/L、5人乗りで18.4km/Lというのは全グレードで共通となります。

 最安のXグレードの外観は、基本的にはGグレードと共通で、LEDヘッドライトやLEDテールランプも標準装備されます。内装も、一部加飾が省かれる部分もありますが、機能的な装備はこちらもGグレード同等のものが備わっています。

 これは衝突被害軽減ブレーキやレーダークルーズコントロールなどを含めた先進安全装備の「Toyota Safety Sense」も同様で、Gグレードと同様の内容が標準装備となっています。

 ではどこが違うのかというと、最も大きな違いは他のグレードでは標準装備となっているディスプレイオーディオが非装着(オーディオレス)。

 それに伴ってパノラミックビューモニターやドライブレコーダー、ETC車載機などが備わらない点と、パワースライドドアが助手席側のみとなるという2点となります。

 ただ、ディスプレイオーディオは国内メーカーの大画面のものが10万円以下で購入できますし、今乗っているクルマについている社外品のカーナビなどを移植するという手段も使えます。

 またどうしても純正にこだわるのであれば、15万5100円~29万7000円(セットオプションのため金額が異なる)のオプションを選択すれば、Gグレード同等のものを装着することができます。

 唯一、両側パワースライドドアだけはオプションでも選ぶことができない装備となりますが、使用頻度の高い助手席側(歩道側)だけあれば充分、という人にとっては大きな問題にはならないでしょう。

 あとはボディカラーの選択肢が狭まり、「プラチナホワイトパールマイカ」、「ブラック」、「ベージュ」、「アーバンカーキ」の4色のみの設定となっている点は注意が必要かもしれません。

 とはいえ最安値のXとGのガソリンモデルでの価格差は34万2300円。

 Xでも必要最低限の装備は備わっていることを考えれば、お買い得なグレードといえるでしょう。

 なお、低グレードは後で手放す際には買い取り査定などで不利になるので、乗り潰すつもりでないと下取りで苦労する可能性もありそうです。

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