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「洗車のしすぎ」で塗装は剥げる? 色が落ちる「放置厳禁な原因」ってなに? 知ってトクする“ボディを守る”為の方法とは?

くるまのニュース / 2024年10月31日 20時30分

洗車はクルマの美しさを保つために必要不可欠ですが、洗車をやり過ぎると塗装にダメージを与えることがあるのでしょうか。また洗車のダメージから塗装を守るにはどのような方法があるのでしょうか。

■洗車のクルマの塗装を傷めるのか?

 クルマを大切にしているオーナーにとって、洗車は欠かせない習慣の1つです。
 
 しかし、「洗車のし過ぎによって塗装が剥げるのでは?」という疑問を抱く人も少なくないでしょう。
 
 洗車はクルマの美しさを保つために必要不可欠ですが、実際のところやり過ぎると塗装にダメージを与えることがあるのでしょうか。

 まず「そもそも洗車はした方がいいのか」についてですが、洗車自体は定期的に行うことが推奨されており、頻度としては1ヶ月から2ヶ月毎が目安となっています。 

 クルマのなかでも、特に一番常に美しく保つべきはなのがウインドウです。

 クルマを乗り続けていると、ほこりや排気ガスに混じった油分など汚れが徐々に蓄積されていきますが、ウインドウについた汚れは周囲を見づらくさせ、安全確認の妨げとなります。

 特に夜間での対向車のヘッドライトがフロントウインドウに当たった際、ウインドウが汚いと汚れが反射して非常に見づらくなり危険です。

 また、洗車をしなければボディの塗装も劣化していきます。

 代表的な汚れとして雨などの水滴汚れが挙げられますが、「雨自体そんなに汚いものでもないし、放っておけば豪雨などが降った時にきれいに洗い流してくれるんじゃないか」と思われるかもしれません。

 しかし水滴汚れも放置してしまうと、水滴汚れが日光に照らされることで塗装が傷むウォータースポットになってしまうことがあります。

 このウォータースポットが塗装の表面を覆うクリア層はもちろん、カラー層までシミが浸食してしまうと洗車では落ちなくなり、塗装面を研磨しなくてはウォータースポットが消せなくなります。

 また虫とぶつかって残った死骸や鳥の糞など明らかに目に見える汚れも、早めに落とさないと落ちづらくなって跡が残ったり、むやみに擦ったりして塗装を傷める可能性があります。

 早めであれば必要以上に擦らなくても落ち、跡も残らず綺麗にすることができるので、気づいたら放置せず速やかに洗車しましょう。

 つまり洗車は安全性を保ったり、クルマの劣化を抑えたりするために欠かせない行為なのです。

 しかし洗車のし過ぎはボディに傷が蓄積されたり、塗装やゴムなど部品が劣化したり、ボディコーティング剥がれや皮膜劣化の原因となる可能性があります。

 またどんなに丁寧に洗車をしたとしても、紫外線や雨風、熱、住む地域によっては雪や潮風などさまざまな要因で、塗装の経年劣化は避けられません。

 ただ塗装が傷んできた場合、少しでも食い止めたり見た目をよくしたりする方法はあります。

 まず手軽にできる方法として、ワックスが挙げられます。

 ワックスは撥水効果がありボディを保護する上に、ボディに艶を出してくれます。

 市販のものを自分で試してもいいですし、プロにお願いして下地から美しく施工してもらうのもいいでしょう。

 また洗車の手間も軽減させる方策として、ガラスコーティングを施工するのも1つの方法です。

 ガラスコーティングはガラス成分を主たる原料としたもので、空気中にある水分との反応作用で塗装面上に硬くて高密度のガラス被膜を形成するボディコーティングです。

 ほかのボディコーティングに比べて剥がれづらいうえに持続期間が長く、クルマが晒されている種々のダメージ要因に対して強い耐久性を持つのが特徴です。

 そのため洗車中の擦り傷からもクルマを守るのにくわえて、ガラス被膜が紫外線を受け止めるため、塗装の剥離や色褪せを防ぐこともできます。

 そのほか、近年のクルマは機能性の高い保護膜やコーティングが施されているものが多いですが、やはり手入れをしなければ塗装は悪くなっていきます。

 愛車をいつまでもかっこよく綺麗に保つためにも、塗装を傷めないように保護しながら、定期的に洗車を行うことが大切です。

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