1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ

全長3m以下! 日産「新型GT-R!?」がスゴイ! 丸目4灯テールの「和製“1人乗り”スーパーカー」! 全高0.6m級の“ウェアラブルマシン”「X」とは

くるまのニュース / 2024年10月29日 16時10分

日産のアメリカ法人は、2020年12月17日、「GT-R(X)2050」の実物大プロトタイプを公開しました。GT-R(X)2050とは一体どのようなクルマなのでしょうか。

■日産「GT-R(X)2050」ってどんなクルマ?

 世界の各自動車メーカーが自社の将来性や技術力などを示すために様々な“コンセプトカー”を披露しますが、2020年に日産のアメリカ法人は、「GT-R(X)2050」の実物大プロトタイプを公開していました。

 GT-R(X)2050は、アメリカ・カリフォルニア州パサデナにある「アートセンターカレッジオブデザイン」に在学していた、ジェブム・チェという学生が卒業作品としてデザインしたクルマ。2050年の日産「GT-R」をテーマにして製作されました。

 2050年には高度な自動運転技術が実用化しているだろうと予想し、ドライバーの感情を反映できる自動運転モデルとして、既存の概念を打ち壊すようなシステムが組み込まれています。

 具体的には、まずドライバーはスーパーバイクのライダーを思わせるような、体にフィットする「ドッキングスーツ」とヘルメットを着用した状態になり、手足をX字状態に伸ばして、うつ伏せに乗車。

 乗車すると、ヘルメットがフロントのカメラと接続され、VRビジョンを表示し、コンピューターと接続したドライバーの脳からデジタル化された信号が送られ、車両がドライバーの意思を反映させながら自動運転を行うシステムです。

 車両は人体の形に似ているため、脳を効果的に保護できるとの触れ込みで、クルマに乗るというよりはクルマを着るような感覚の「ウェアラブルマシン」を想定しています。

 ボディサイズは、全長2908mm×全幅1537mm×全高658mm、ホイールベースは1756mm、乗車定員は1人。

 エクステリアは、2020年当時のGT-Rを参考に、Vモーションデザインや丸型テールライト、「GT-R NISMO」の赤いアクセントなどを採用しているのが特徴です。

 ダウンフォースを得るためのアクティブウイングも装備されていますが、格納式になっているため、ドライバーの乗り降り時にも邪魔になりません。

 一体成形されたホイールとタイヤは、正方形に近い形状となっており、車両は360度回転させることも可能です。

 タイヤの外径は21インチ、ホイールの内径は15インチで、ホイールのスポークパターンは、急ブレーキをかけてもホイールが素早く冷却されるように設計されています。

 パワートレインはEVで、高出力モーターを搭載。

 ジェブム・チェ氏がインターンとして働いていた、日産デザインアメリカの副社長であるデイビッド・ウッドハウス氏は、「衣服のように人々が体験できる新しい交通手段は、日産デザインアメリカで常に奨励されてきた、型破りな考えかたです。ジェブム・チェのビジョンの実現に貢献できたことを光栄に思います」と述べました。

※ ※ ※

 当時から見て30年後の自動運転モデルを想定して作られた、GT-R(X)2050。

 クルマに乗るのではなくクルマを着るという発想は、発表から約4年が経過した現在でも非常に画期的です。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください