トヨタの「MRスポーツカー」! パワフルな「エンジン+モーター」搭載の現代版「ヨタハチ」? 超軽量ボディ採用でめちゃ楽しそうな「テスハチ」とは
くるまのニュース / 2024年11月3日 6時10分
来る2025年1月にはカスタムカーの祭典「東京オートサロン2025」が開催予定ですが、2014年の同ショーでは、トヨタが「TE-Spyder 800」というコンセプトカーを出品していました。どのようなモデルなのでしょうか。
■現代版「ヨタハチ」!? テスハチとは
2007年に「MR-S」が終売となって以降、ライトウェイトオープンスポーツモデルが途絶えているトヨタ。そんなトヨタですが、2014年の東京オートサロンに「TE-Spyder 800」というコンセプトカーを出展していました。
このTE-Spyder 800は、1947年に発足したトヨタの有志団体である「トヨタ技術会」が手掛けたもので、課外活動を行う有志によって作られたもの。
かつて、大衆車の「パブリカ」のコンポーネンツを利用して生まれたライトウェイトスポーツ「トヨタ スポーツ800」の感動を、現代でも味わいたいというコンセプトで誕生しました。
その名称も、トヨタスポーツ800の愛称である“ヨタハチ”に合わせて、“テスハチ”という愛称が付けられていました。
この車両の大元のベースとなったのは、冒頭にも話題にした、現時点でトヨタ最後のライトウェイトオープン2シーター MR-Sですが、パワートレインには「現代の大衆車」といっても過言ではない「プリウス」に搭載されているハイブリッドシステムを採用したのが大きなポイントです。
ベースとなったMR-Sには1.8リッターエンジンが搭載されていますが、TEスパイダー800では、「オーリス」などに搭載されていた1.5リッター「1NZ-FE」型を最高出力85kW/150N・mまでファインチューニングをした上で搭載。
そこにプリウスに搭載されている「3JM」型モーターを組み合わせてPHEV(プラグインハイブリッド)としているのが大きな違いで、モーターも電圧のアップで75kW/220N・mへと出力向上がなされているのも特徴。
プラグインハイブリッドモデルということで、充電口は右リアフェンダーに設けられていました。
駆動方式はベース車と同じくMRで、トランスミッションはハイブリッドシステムを搭載したことで電気式無段変速機を採用。シフトはプリウスのようなレバー式ではなく、スポーティなボタン式に置き換えられています。
駆動用のバッテリーはセンターコンソールに縦長に配置し、フロントフードの下にはハイブリッドシステム用のインバーターやコントロールユニットを搭載することで、前後重量バランスにも気を配られていました。
車名に与えられた800という数字は、ヨタハチではエンジンの排気量を意味していましたが、このテスハチでは車両重量の目標数値を意味しています。
ベース車の面影ゼロのボディパーツは、FRPが多く採用されており、前後のフードにはカーボンを使用。さらにフロアやメンバー類、バルクヘッドなどにはアルミを多用することで更なる軽量化を実現しています。
このテスハチ、なんと実際に走行することができるように仕上げられており、0-100km/h加速は5.8秒と、6秒を切る実力を持っているとアナウンスされていました。
残念ながらこのテスハチは市販されることは叶いませんでしたが、今見てみるとグリーンのボディカラーやフロントマスク、そしてタルガトップタイプとなったルーフ形状などはホンダの「S660」を感じさせるスタイルとなっていたと言えるかもしれません。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
1000万円超え! トヨタが超高級「アルファード/ヴェルファイア」発売! 306馬力ハイパワー×6人乗りミニバン誕生!? PHEV追加で1月31日発売へ
くるまのニュース / 2024年12月20日 17時30分
-
トヨタ新「“8人乗り”高級ミニバン」発表! 最安価な「アルファード/ヴェルファイア」! 最上級「4人乗り仕様」&パワフルな「PHEV」も合わせて発売へ
くるまのニュース / 2024年12月20日 14時10分
-
トヨタ「プリウス」の“お手頃モデル”は「新車320万円」! 豪華仕様「Z」とは何が違う? ちょっと安いけど「必要にして十分装備」の「プリウス G」どんなグレード!?
くるまのニュース / 2024年12月16日 16時10分
-
トヨタ「“ミッドシップ”スポーツカー」に反響殺到! 「夢がある」「技術すごい」 1t切り超軽量ボディד画期的ユニット”搭載! めちゃ楽しそうな「現代版“ヨタハチ”」とは
くるまのニュース / 2024年12月13日 12時50分
-
トヨタ新型「プリウス」に反響多数! 「地味なイメージが覆った」 「この値段ならアリ!」の声も! 「PEHV」モデルに“お買い得モデル”追加! “70万円”も安くなった「G」グレードとは
くるまのニュース / 2024年12月5日 10時10分
ランキング
-
1めちゃ遅い…「ノロノロ運転」は違反? 「10キロおじさん」が過去に話題! 知らないうちに「逆あおり運転」となる条件とは?
くるまのニュース / 2025年1月2日 17時10分
-
2電気・ガスなし築73年「廃団地」が満室の不思議 廃団地を90万円で購入して貸し出したら…
東洋経済オンライン / 2025年1月2日 8時0分
-
32025年「値上がりしそうな中古車」何がある? 「インプ/ランエボ」もヤバい!? 米国「25年ルール」解禁で国産の“名モデル”海外流出の危機! 今買っておくべき5台は
くるまのニュース / 2025年1月2日 19時10分
-
4ホンダ「プレリュード」復活にかかる3つの期待 電動化時代へのキープレイヤーになる可能性
東洋経済オンライン / 2025年1月2日 8時0分
-
5ダイハツの「斬新軽トラ」が凄かった! 超“カクカク”デザイン×「シンプル内装」がイイ! 「画期的荷台」で栽培もできる「Uniform」は“未来の商用車”の姿なのか
くるまのニュース / 2024年12月30日 6時10分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください