メリットなかった!? トヨタもホンダも「アイドリングストップ機能」廃止へ! 「使いにくい」の声も! どんな反響があった?
くるまのニュース / 2024年11月4日 12時10分
各自動車メーカーが燃費向上を目指し、「アイドリングストップ機能」を装備していましたが、ここへきて非搭載とするクルマが増えています。これについてどのような反響があったのでしょうか。
■アイドリングストップ機能は不要だった!?
2024年6月にフルモデルチェンジをしたホンダの新型コンパクトミニバン「フリード」は、発売1か月で約3万8000台の受注を受けるなど、早くも人気モデルとなっています。
新型フリードには、先代モデルにはあったものの、新型になって廃止された装備が話題になっています。それが「アイドリングストップ機能」です。
アイドリングストップ機能とは、クルマが信号待ちなどで停車するとエンジンを自動停止して燃料を節約し、発進する際には自動的に再始動する機能です。
アイドリングストップ機能が廃止されたホンダ車はフリードに限らず、「フィット」や「ヴェゼル」ではマイナーチェンジで非装着となりました。
さらに、2024年3月に発売された「WR-V」では最初からアイドリングが非搭載となるなど、ホンダはアイドリングストップ機能を廃止する方向であることがわかります。
そしてトヨタも同様にアイドリングストップ機能を廃止しつつあり、2020年に発売された「ヤリス」には備わっていません。
「ノア/ヴォクシー」や「アルファード/ヴェルファイア」など、多くの車種でモデルチェンジとともにアイドリングストップ機能が非搭載となっているのですが、ガソリンが節約できる機能がなぜ装備されなくなっているのでしょうか。
トヨタの開発者は3つの理由があるといいます。
ひとつめは、カタログの燃費数値に対してアイドリングストップ機能が与える貢献が少なくなったことです。
2017年からカタログに記載される燃費の計測方法が、日本独自の「JC08」から世界基準の「WLTC」に変わり、計測モードの変更によってエンジン停止状態の燃費が全体の燃費数値にあたえる影響が小さくなったのです。
ふたつめは、アイドリングストップ機能を使って燃費数値を良くする必要が、以前ほどなくなったこと。
現在は全体的な燃費性能が底上げされ、アイドリングストップ機能がなくても良好な燃費を引き出せるようになり、低燃費車購入時の「税金優遇制度エコカー減税」が受けられるようになったのです。
みっつめは、アイドリングストップ機能がユーザーのメリットにならないということ。
確かに、アイドリングストップ機能によってガソリンの消費を減らせますが、搭載車はバッテリーの寿命が短く、なおかつ専用のバッテリーを使うため、出費がかさむのです。
開発者は、「少しずつガソリンを節約しても、バッテリー交換で一気に、またはそれ以上(ガソリン節約で浮いたお金以上)が消えてしまい、お客様へのメリットがない」といい、廃止する方向となっているようです。
そしてアイドリングストップ機能の装備にもコストがかかっているので、非搭載となるとコストダウンにもつながるというわけです。
さらに、アイドリングストップ機能については、運転時の違和感を指摘する声もあがっています。
停車中のアイドリングストップ機能状態から発進しようとすると、エンジン再始動までのタイムラグが発生し、短い時間ですがそれが運転の違和感となってしまうのです。
そんなアイドリングストップ機能に関して、ネットではたくさんの反響が寄せられました。
「一時停止する度にエンジンが止るから、使いにくくて仕方がない」「信号待ちで停止後再発進する時の車が動くまでのタイムラグがあり、ヒヤッとしたことがあります」など、停止中や発進時の不都合・違和感を訴える声が届いています。
「アイドリングストップは、付いていても必ず切ります。毎回エンジンかける時に切る作業が必要で面倒です」と、燃費節約というメリットはあるものの、さまざまなデメリットからあえて機能をOFFにするドライバーもいるようです。
ほかにも、「通常5000円前後のバッテリーがアイドリングストップ対応で耐久性を上げると1万円を超えます」と費用対効果も悪くて本末転倒だというコメントが見られました。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
トヨタ新型「ルーミー」まもなく登場!? 販売“一時停止中”で新「ハイブリッド」化に期待の声も! “改良版”2025年早々にも発表か?
くるまのニュース / 2024年10月30日 7時10分
-
燃費がよい「普通車」TOP10!1位と10位ではどれくらいガソリン代に違いが出る?
ファイナンシャルフィールド / 2024年10月23日 1時30分
-
車の「給油ランプ」が光ったら、どれだけの距離を走行できる? ロードサービスを呼んだ場合の料金も解説
ファイナンシャルフィールド / 2024年10月17日 4時40分
-
通勤や通学用に使うとしたら? オススメの原付二種とは?
バイクのニュース / 2024年10月13日 9時10分
-
「N-BOXジョイ対スペーシアギア」最新モデル比較 SUVスタイル軽スーパーハイトワゴン続々登場
東洋経済オンライン / 2024年10月8日 13時0分
ランキング
-
1男性のトイレ「立つ」「座る」どっちが多い? 便器への飛び散りや尿モレへの影響は - 大王製紙が調査
マイナビニュース / 2024年11月6日 15時27分
-
2結局「セブンの弁当は“上げ底”」は本当なのか? 3大コンビニの容器を比べて分かった「明らかな違い」
女子SPA! / 2024年11月6日 8時46分
-
3「頭が痛くて割れそう!」耳から出てきたモノに仰天 10年間綿棒でキレイにしていたのに…耳鼻科医「同じ症状の患者さん多い」
まいどなニュース / 2024年11月6日 6時50分
-
4これならできる!「1000万円貯蓄」がある人の習慣4つ
オールアバウト / 2024年11月5日 21時40分
-
5どんな人が『大腸がん』になるの? - 大腸がん最前線について、専門医師が解説した
マイナビニュース / 2024年11月6日 13時16分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください