日産のコンパクト「“スライドドア”ワゴン」がスゴイ! “めちゃ広”室内&「静音」モデルもある「タウンスター“エヴァリア”」! 欧州向けモデルが日本導入される可能性とは
くるまのニュース / 2024年11月4日 6時10分
日産の両側スライドドアミニバンといえば「セレナ」ですが、海外には「タウンスター」という小型の両側スライドドア付コンパクトハイトワゴン&ミニバンもあります。日本導入の可能性はあるのでしょうか。
■「両側スライドドア」で3列シート版もある「タウンスター“エヴァリア”」
日産が欧州で販売している両側スライドドア付きの小型バン・ワゴン「タウンスター」シリーズは、コンパクトで使い勝手に優れることから、ぜひとも日本市場にも欲しいところです。
筆者(自動車ジャーナリスト 吉川 賢一)は、このタウンスターが日本導入となる可能性は高いと考えています。
商用バンおよび乗用ワゴンとして欧州市場で絶大な人気を誇るルノーの「カングー」は、日本市場でもコアな客層に大人気となっているモデルです。最新モデルは国内でも2022年10月に発売されました。
欧州で販売されている日産の「タウンスター」は、そのカングーの兄弟車です。現行モデルは、ルノー日産三菱アライアンスによるCMF-Cプラットフォームをベースに開発されました。
全長4488mmの通常版と、ホイールベースを384mm伸ばした全長4910mmのロングボディの2種類があり、ワゴンタイプ(「タウンスター エヴァリア」)は2列シート・5人乗りに加えて、ロングボディの3列シート・7人乗りが設定されています。
後席は両側スライドドアで、背高で四角く高効率なキャビンレイアウトとともに、乗員と十分な量の荷物を運べる積載性があります。
通常のハッチゲートもありますが、観音開きタイプの後部ドアなら車両後方への開き幅が小さいので、狭い場所でも背の高い荷物を取り出すことができます。
パワートレインは、最高出力130hp、最大トルク240Nmを発揮する1.3リッターガソリンターボエンジンや、最高出力122hp、最大トルク245NmのBEV(バッテリーEV:電気自動車/45kWh)などがあります。
現地でのタウンスターの車両価格は、1.3リッターガソリンモデル(MY24)が2万1825ユーロ(約359万円)から、BEVモデルが3万3995ユーロ(約559万円)からです。
このタウンスターが日本へ導入される可能性は高いのではないかと筆者が考える理由は、この手の商用バンベースのワゴン・ミニバンは、本来のトランスポーター以外の使い道が無数に考えられ、日本でも高い需要が期待できるためです。
日産が日本国内で販売しているコンパクトバン「NV200バネット」は、日本国内で年間1万台近く売れ続ける隠れた人気車ですが、デビューは2009年5月ですのでいろいろと古さが目立ちます。
2024年10月1日には、車中泊を楽しめる新たな仕様のNV200バネット「MY ROOM」を発表するなど特別仕様を施してはいますが、ベースの古さは隠しきれません。
カングーもタウンスターも、フランス工場生産車ですから、日本導入となると車両輸送費や関税など多くの中間コストが発生し、とんでもない価格になりかねません。
しかし日本向けのNV200を生産する日産車体 湘南工場を活用して、タウンスターをノックダウン生産するという方法は可能でしょう。
タウンスターの国内販売には、コストをいかに下げられるかが重要となりそうです。
※ ※ ※
ちなみにNV200バネット MY ROOMは、1.6リッターガソリンエンジン車(FF)で464万円(消費税込み)と、ベース車両の240万円から比べると大幅な価格アップとなります。
しかしこの手の趣味性の高いクルマを欲しがる人は少なくなく、こうした特別仕様の生産も見据えつつコストを抑えたタウンスターが登場すれば、一躍人気の小型バンとなると思われます。
なお欧州では、このタウンスターをベースにしたキャンピングカー仕様も設定されており、さらに新たな需要の開拓もできるでしょう。
日本導入を大いに期待したいモデルです。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
トヨタの「“スライドドア”小型バン」何がスゴイ!? 全長4.4m級の「ちょうどイイ」サイズ! 「斬新」スッキリ顔の欧州モデル「プロエースシティ」の魅力とは
くるまのニュース / 2024年12月26日 6時10分
-
いまのご時世「200万円」は安い! 「人がたくさん乗れるトヨタ車」なぜ人気? 5人&7人仕様の「シエンタ X」どんな人が買う? 販売店に聞いてみた!
くるまのニュース / 2024年12月23日 7時50分
-
約260万円! セレナより小さな日産の「コンパクトミニバン」凄い! シエンタ&フリードの対抗にはなる? どんなモデル?
くるまのニュース / 2024年12月17日 6時10分
-
日産の斬新「“3列7人乗り”ミニバン」がスゴイ! 全長“5m”級「めちゃ広ッ」空間&「ガバッと」大開口スライドドア採用! 静音モデルもある「エヴァリア」欧州モデルとは?
くるまのニュース / 2024年12月8日 6時10分
-
トヨタ新型「“背高”商用バン」に“反響”多数! 全長4.4m級の「ちょうどイイサイズ」で“怖くない”顔に「欲しい」の声も! 販売好調の欧州モデル「プロエースシティ」日本導入の可能性は!?
くるまのニュース / 2024年11月29日 6時10分
ランキング
-
1今年流行った「大人の学び」が明らかに! 2025年に"注目すべきスキル"とは?
マイナビニュース / 2024年12月26日 17時3分
-
2【10年に一度レベルの年末寒波】エアコン暖房の無駄を防ぐ部屋づくりのポイントは? - 節電の基本をダイキンが解説
マイナビニュース / 2024年12月26日 9時31分
-
3トースターでお餅を焼くと中がかたいまま…上手に焼くコツをタイガーが伝授!「予熱」より「余熱」がおすすめ
まいどなニュース / 2024年12月25日 17時45分
-
4「別にいいじゃない」ホテルのアメニティを大量に持ち帰る彼女にドン引き。ファミレスでも“常識外れの行動”に
日刊SPA! / 2024年12月26日 8時52分
-
5【MEGA地震予測・2025最新版】「能登半島地震以上の大きな地震が起きる可能性」を指摘 北海道・青森、九州・四国、首都圏も要警戒ゾーン
NEWSポストセブン / 2024年12月26日 11時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください