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トヨタ新型「“スライドドア”バン」いつ登場? MTあり&背高デザインが超カッコイイ! 欧州「プロエースC」が国内導入される可能性は?

くるまのニュース / 2024年11月6日 17時10分

トヨタの商用バン「タウンエース」の次期モデルはどうなるのでしょうか。後継と噂される「プロエースシティ」日本導入の可能性について探ります。

■現役続行? それとも刷新!? 気になる「タウンエース」の行く末

「タウンエース」は、ダイハツが製造する「グランマックス」をトヨタがOEM供給を受けて販売しているセミキャブオーバー型の小型商用車です。
 
 SNSなどでは、欧州で展開される「プロエースシティ」が後継車との噂も聞かれますが、果たしてどうなるのでしょうか。

 現行型のタウンエース(タウンエースバン)は、2008年2月にフルモデルチェンジを受けた4代目で、ダイハツのインドネシア工場で生産され、日本へ輸入されるグローバルモデルとなっています。

 ボディサイズは全長4065mm×全幅1665mm×全高1930mmです。

 歴史をさかのぼると、初代は1976年のデビュー。その後1982年に2代目へ、1996年に3代目へフルモデルチェンジされます。

 初代から3代目は、商用車登録のバンとトラック、そして乗用車登録のワゴンがラインナップされ、3代目は乗用車登録のワゴンに姉妹車の「ライトエース」とともにサブネーム「ノア」が与えられています。

 SNSなどでたびたびタウンエースフルモデルチェンジの噂が流れていますが、果たして真偽のほどはいかがなものでしょうか?

 単にフルモデルチェンジのスパンから考えると、タウンエースはまだ先と言えます。

 乗用車のフルモデルチェンジサイクルは5年から10年で、平均するとだいたい7年となります。対して商用車はモデルライフが長く、15年から20年以上となります。

 例えばトヨタのライトバン「プロボックス」の発売は2002年7月で、モデルライフは丸22年となっています。キャブオーバーバンの「ハイエース」は、2004年8月発売で現在20年目となっています。

 トヨタに限らず、商用車のモデルライフが20年以上となることは珍しくありません。

 その理由は、乗用車に比べて高い耐久性が求められるため、新型車の開発に時間がかかるためです。

 例えばテスト走行の距離だけでも、車種によっては数十万km以上となるケースがあります。

 また商用車は、デザイン面の重要性が乗用車より低くなることや、乗用車のように月日の経過とともに商品力が落ちないという市場特性も、長いモデルライフとなる要因の1つです。

 フルモデルチェンジスパンだけに着目すると、タウンエースは現在14歳。20年が一区切りと考えると、次のモデルチェンジは早くても5、6年先となります。

■タウンエース「派生モデル」なら「プロエースシティ」にもワンチャンあり!?

 2023年の秋、欧州トヨタが販売する小型商用バン「プロエースシティ」がマイナーチェンジされました。

 ガソリン・ディーゼルモデルに加え、EVの「プロエースシティ エレクトリック」も設定されています。

デビューから14年が経過したトヨタ「タウンエースバン」はこの先どうなる!?デビューから14年が経過したトヨタ「タウンエースバン」はこの先どうなる!?

 このプロエースシティが「かっこいい!」「日本でも売って欲しい!」などと大きな反響を呼び、その後たびたび「次期タウンエースはプロエースシティではないか」という声も出ました。

 プロエースシティは、欧州トヨタが提携する「ステランティスグループ」からOEM供給を受けたモデルで、ベース車はフランスの旧PSAグループから誕生したプジョー「リフター」およびシトロエン「ベルランゴ」となっています。

 ボディサイズは、ショートホイールベース版(L1)が全長4403mm×全幅1848mm×全高1796-1825mm、ホイールベース2785mm。

 ロングホイールベース版(L2)が全長4753mm×全幅1848mm×全高1812-1820mm、ホイールベース2975mmです。

 商用バンでの用途をメインにするいっぽう、乗用ワゴン仕様もラインナップされているのが特徴です。

 ちなみに日本市場で販売されるリフターやベルランゴは、乗用モデルのみとなっています。

 なかでもベルランゴは、シンプルかつ機能的でありながらオシャレな雰囲気もあり、日本市場において好調なセールスを記録。シトロエンで国内随一の人気モデルとなっています。

 そんな欧州生まれのオシャレな商用バンが、「タウンエース 〇〇」の車名で日本のトヨタのラインアップに加わってもいいのではないでしょうか。

 ここのところ「EVシフトの失速」の話をよく聞きますが、ビジネスの世界ではカーボンゼロを推進しなければならない制度もあり、商用車のEV化が推し進められています。

 かっこいいと評判のプロエースシティ エレクトリックを、国内のビジネスユース向けに「タウンエース EV」などとして導入するのは筋が通る話で、仮称「タウンエース EV」が登場すれば、一定数の個人ユーザーにも受け入れられそうです。

 大きすぎず小さすぎないボディサイズで、高い積載性能を備えているため、キャンピングカーや車中泊仕様のベース車両としても向いています。

 またEVの大容量バッテリーは、非常電源にも使えます。プロエースシティ エレクトリックに100V電源出力を装備できれば、災害時の備えとしても最適です。

 潤沢な電力を活用し、クリーンでスマートなキャンプも良いでしょう。

 そんなプロエースシティ(特にEVモデル)の日本導入に期待したいところです。

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